前回のあらすじ
リビルドへの激しい憎悪を露わにした蓮也。
謎の男とまさかの面識があると言い出す正風。
そして、自分の無力さに悶える匡。
果たして、彼らの結末は・・・?
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目が覚める。 私は基本この器よりも早起きだ。 そのため、器が起きそうになる間まではこの世界の情報収集のため、バレないようにこの家を徘徊している。そうして気づいたことが一つある。
この器の家には、器自身以外人が一人もいない。
最初はそれが普通と思っていたが、どうやら器の友人の話を聞くと、この世界にはどうやら「親」という物が存在するらしい。それに対し器の友人たちは愚痴などを吐いたりしている。この世界ではそれが普通のことらしい。 だが我が器には「それ」がない。なぜだ? それを考えていると器が起きそうになった。まずい。さて、バレる前にもう一眠りするとするか。
仮面ライダーリビルド 第8話 叶う望み×希望のRe-Birth!
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なぜ、自分には人を守る力がないのだろう。
正風に自分が変身できないことを教えたとき、自分が言った理由は「誰も彼も強力な力を持ってしまえばこの世が崩壊するから」だった。 だが、本当にそうだろうか?それはただの自分の自己解釈なんじゃないのか?自分には変身するだけの力がないだけなんじゃないのか? そんな事を考えていると、新たなライダーズファンができていた。蓮也が作れているのを知り、自分ももしかしたらと思って作ってみたものだった。 だが、できたのはビルドのライダーズファンと似たようなものだった。
結局自分はコピーのようなものしか作れないのか。そう考えると、思わず自嘲の笑みが零れた。
「ふっ、、、ふふふ」
「あーっはっはっはっは!!!」
やはり、自分は無力だった。
それを考えると、情けなくて、ただ、笑うことしかできなかった。
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さっきから、ワクワクが止まらない。まさかあのときのアイツが、今は仮面ライダーリビルドとして世界の平和を守っているなんて。この真実は、いつか必要なときに使えるかもしれない。そのときまで、取っておこう。
冥土の土産をアイツ等に渡すのは、それからでいい。
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いらいらする。最近は何をしてもうまく行かないことが多い。
あっちの世界では、俺にうまく行かないことなんてなかったのに。
ちなみに結局昨日の所は、若干パニック気味になった匡を見た正風が匡を連れて逃げ、残った俺は敵を上手く撒いて逃げた。あいつらも倒さなければ。匡の考えも改めなければ。目的も果たさなければ。
全く。やらなければいけないことが山積みだ。それもこれも全て、正風のせいだ。あいつさえいなければ、俺のすることもスムーズに進んだのに。
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今日は匡に呼ばれたので、あいつがいるガレージに行ってみる。行くと、そこに匡がいた。何やら慎重な面持ちだ。
「今日はなんで呼んだんだ?匡。」
「、、、話がある。正風。」
「何だ?」
「正風、、君とのコンビは、、、解消する。」
瞬間、俺は匡の襟首を掴んでいた。
「、、、、、、、、ふざけんなよ。匡。」
「っな、何?」
「いつまでそんなナヨナヨしているつもりなんだよ!あのとき、俺に相棒と言ってくれた匡はどこに行ったんだ!お前はいつまで俺たちに頼るつもりなんだよ!サイエンティストならサイエンティストらしく、自分の望む未来は自分で作ってみせろ!」
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「自分の望む未来は自分で作ってみせろ!」
そう言って、正風はどこかに行ってしまった。でも、自分には自信が持てない。何回無力さを思い知ったことか。何回手が届かずに嘆いた事があったか。
でも、思い返せばそうだ。僕は、過去しか見ていない。
過去の友達とのわだかまりや、過去の自分をずっと、自分が行動する理由にしていた。
ならば。今回は。今回からは。「未来だけを見据え、未来のために戦う」のもいいかもしれない。
そう思ったとき、僕の足は、自然と動いていた。
手には、ジェネレーションズドライバーを持って、未来を作るために。
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俺は匡と別れたあと、あいつらを探していた。あいつらとは、昨日倒しそびれたグレムリンとジョーカーだ。
あいつらをのさばらせておくと、後々大変なことになるかもしれない。いや、ジョーカーは大丈夫かも?
と思っても、まあないだろうとあいつらを探し続ける。
と、見つけた。やっぱり叫び声が聞こえている方にいたか。ちなみにジョーカーもちゃんと人々の脅威になっていてちょっとショックだった。
「変身!」
《ライジングタイフーン!》
「うおおおおっ!!」
「おっと。奇遇だな。」
「、、、お前は、、蓮也。何しに来た。」
「そりゃあもちろん、お前らを倒すため。変身。」
《アークシャドー!》
「お前意外とめんどくせぇヤツだな!」
「知るか。」
そんな会話をしていると、一人、覚悟を決めたであろう男が、こちらに歩いてきた。
「遅くなって済まないね、正風。君には僕の目を覚まさせてくれたこと、すごく感謝している。」
「まぁ、、、いいってことよ。」
「墨は今日から、未来のために戦うことにしたよ。正風、応援してくれるかい?」
「もちろん。俺はお前を信じるよ。」
「匡ッ、、、、、、、!」と蓮也が言う。
「蓮也、そこで見ておきたまえ。僕の進化を!」
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僕がそう言うと、その言葉に反応したかのように、ジェネレーションズドライバーが光り輝いた。
そして僕は、ジェネレーションズドライバーを腰に巻いた。
そうすると、僕の両腰部分にあるソケットから、ライダーズファンが出てくる。
一つはビルドの、そしてもう一つはさっき出来上がったばっかりの、亜種ビルドライダーズファンだった。
それら二つを、ドライバーに挿す。
《ビルド!》
《巧ビルド!》
《デュアルジェネレーション!》
そう言って待機音が鳴った。
自分の顎に手を当てて心を落ち着かせ、言う。
「僕は過去を乗り越え、未来を作ると決めたんだ!変身!」
《ビルド&ビルド!二人のサイエンティスト! Wビルド!!》
そうして、変身が完了した。
「僕は仮面ライダーリバース!未来のために、生まれ変わった戦士だ!」
「やったぜ!」と、正風が言って駆け寄ってきてくれた。
「行こう、正風!」
「おう!」
「「はああああっ!!」」
僕たちはコンビネーションで、敵たち二人を次々と弱らせていく。
「勝利の方程式の証明が、完了した!」
僕のその言葉を合図に、僕達は必殺技の体勢へと変わる。
《旋風インパクト!》
《デュアルボルテックストライク!》
「「うおりゃあああああーっ!!」」
そうして、敵を同時に倒すことに僕達は成功した。
それを確認すると、僕達二人は自然とハイタッチをしていた。
そして、彼にも呼びかけた。
「蓮也!」
「ッ!な、何だ、、、?」
「君も、過去より、未来のために戦ってみないか?」
その言葉に、蓮也は答えず、どこかに行ってしまった。
葛藤と自分の間に揺れる蓮也。
過去を乗り超えた匡。
世界の平和のために戦う正風。
彼らの仲は、これから先どうなる!?
次回 迷いと葛藤×ただいま迷走中 にご期待ください。