恐ろしく早い曇らせ...俺でなきゃ見逃しちゃうね 作:タスマニアたけしMK1a
「またなっ!」
あなたは、そう言って死んでしまいましたね。まるで、遊び疲れて解散する子供みたいに、また遊ぼうって無邪気に笑う子供のように。
「カーディナルさん!ダメです!いくら貴方でも単独で彼女と戦うなんて!!!」
「はっはっは!やって見なきゃわからないだろ?アーミヤ」
どうして、笑っていられたんですか?怖いはずなのに、どうして。
「待ってください!ACEさん!!まだカーディナルさんが!!!!!」
「...すまない、カーディナル」
「気にすんなよ、ACE。さあ、行ってくれ」
私はただ、タルラに1人立ち向かう彼の背中を眺めることしか出来ませんでした。
いつもロドスの為にその盾と槍を奮ってきた彼を見捨てることしか...
どうしてですか、源石病を治して、ロドスの皆でバカンスに行こうって言ってたじゃないですか。
また、ブレイズさんと朝までお酒を飲むって言ってたのに。ロスモンティスさんと、ゲームをしたりするって言ってたのに。
あのケルシー先生だって、1人で泣いてたんですよ?もう誰もいない貴方の部屋で、声を押し殺してずっと、ずっと。
クロージャさんも、呆然としていました。ワルファリンさんだって、動揺したくらいだったんですから。
ずっと昔から、ロドスを立ち上げるよりも前からドクターやケルシー先生...たくさんの人を支えてきた貴方の喪失は、皆さんの心に大きな傷を残したんです。
あのブレイズさんがお酒を飲むのをやめたんです。今までにないくらい真剣な表情...いえ、恐ろしい表情で、真面目に仕事に取り掛かっているんです。
ロスモンティスさんはしばらくの間塞ぎ込みました。部屋に誰もいれないで、他人を拒絶し続けました。今でこそ改善されてますが、時折、貴方を目の前で失う悪夢を見ているようです。
憔悴しきった顔で目覚めて泣き出す姿は、こちらまで涙が出そうになります。
他のエリートオペレーターの方々も、個人間で差異はあれど、動揺していました。
『どうして、置いていった?』
『なあ、アーミヤ』
『教えろよ』
分かってます。これは私の弱さが見せている幻覚なのはよく分かっています。カーディナルさんはこんなことを言う人ではないとよく知っています。
でもやっぱり、少し辛いです。やくそく、守れなくてごめんなさい。
私はロドスのCEOだから、皆さんを守らないと、仕事をしないとダメだから...少しだけ、お薬を使って寝てしまいました。
実は仕事中に居眠りしてしまう事が増えて、ケルシー先生に注意されてしまったんです。眠りたくても、眠れないんです。ずっと、責められるんです。
お前のせいだ。って。だから、使ってしまいました。
昔、ドクターの口でインスタントラーメンを作りながら、真剣な表情で薬物依存について教えてくれたのに、それを守れなくてごめんなさい。
ごめんなさい、でも、もう少し頑張るので、どうか見ていてください
これこそが我々の目指す夜明けです。