恐ろしく早い曇らせ...俺でなきゃ見逃しちゃうね   作:タスマニアたけしMK1a

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っ!!!ナナチ!!!これは必要なプロセスなのです!キャラ崩壊なくして曇らせは成りません!!!.....「書き手の技量不足」?.......ナナチ、ありがとうございます。お陰で冷静になることが出来ました。
日々精進ですね


ケルシーの場合

分かっていたさ。

第三勢力が介入した時点で、あの作戦を犠牲なくして終えることは不可能だと言うことは、分かりきっていた。

それでも、まさかお前が死ぬとは思ってもいなかった。どうしてだろうな、誰が死んでもおかしくないと言うのに、まさかお前に限って...と甘い考えが脳を支配していたんだ。

お前の訃報を聞いた時は、いつもならもっと早く動いてくれる頭がピタリと活動をやめたのが何となくわかった。

私は●●●年に渡ってこの残酷なまでに過酷な世界を生きてきた。常に最善を取るべく脳を働かせ、1度たりとも止まることは無かった。そうでなくては、生き残れなかったし、アーミヤやバベル...そしてロドスの者たちを守る事は出来なかった。

そんな多少なりとも明晰であると自負しているその頭脳は、お前が死んだと言うアーミヤの...彼らの言葉を受け入れられなかった。

 

「相変わらず、雑多な部屋だな。カーディナル」

 

そして、なんとかその場を取り繕い、無心で取り組んだ仕事の合間を見つけいまここに居る。

多趣味なあの男らしい雑多な部屋だ。CDやトレーニング器具、漫画や武道に関する書物、最近はアイドルにもハマっていたらしい、ペンライトがいくつも転がっていた。

 

「......っ!!」

 

だが、どうしようもなく叩きつけられる事実は変わらない。この部屋には決定的に欠けたピースがある。

...肝心のお前が居なければ、カーディナルが居なければ完成しないだろう。永遠に最後のピースが埋まることの無いパズルほど虚しく、寂しさを覚える物は無い。

何をしているのだ。早く、また下らないジョークを言って私を怒らせてみろ、クロージャと悪巧みをしてみろ、レッドとモフモフ同好会の活動とやらをしてみろ。今度は、もっとキツく説教してやろう。足が痺れようが正座は止めさせない、反論など許さん。

 

「あぁ......ああっ!!!」

 

.....分かっているんだ。私に、立ち止まる時間など無いことはよく分かっている。一区切り付いただけで仕事はまだまだある。ドクターの記憶喪失の事も、アーミヤや作戦に関わった者たちのケアもやらなければならない。

私に、停滞は許されない。

...それは分かっている。分かっているのに体が動かないんだ。どうして私の足は崩れたまま動かない、どうして涙が溢れる。こんなものとっくに枯れたはずなのに。

私は、立ち上がらなければいけない、ロドスの守らなければいけないと言うのに、どうして。

 

「馬鹿者....!この大馬鹿者...!!!」

 

「....ケルシー」

 

「っ!ACE、どうした。」

 

「....無理はするなよ。悲しいもんは悲しめ、押し込めたもんはいつか破裂する」

 

いつの間にやら側に立っていたACEはそう言った。

そうだな....今だけは...今だけはどうか悲しませてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら私はあのままカーディナルの部屋で寝てしまっていたらしい、既に日は登り、就業時間であるのは明白だと気が付いた。

ACEが気を利かせて掛けてくれたカーディナルの布団の毛布を元の位置にしっかりと畳んで戻し、服のシワを少しでも直して、泣き腫らして赤くなった目は...目にゴミでも入ったと誤魔化そう。

 

...カーディナルだけではない、今までこの大地に還っていった仲間たちの死を、無駄にする訳にはいかない。私は進む、いつかこの世から源石病を根絶するその日まで

 




お手軽な曇らせを提供して参ります。クールなキャラ曇らせ委員会、会員番号771です
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