真夜中の小学校の廊下で懐中電灯で廊下を照らしながら進んでいくちょこたちの目の前に人の形をした目玉6つぐらいある呪霊に遭遇した。
「出た余」
「任せて!」
シオンが手に握るステッキから紅蓮の如く、燃え上がる炎で呪霊に向かって放つ。炎に当たる呪霊が形を保つ事がなく塵となっていく。
「ヨミみたいに呪霊を払えた余」
「改めて凄いね、このステッキはどんな材料で出来てるのか聞きたいわ」
「あやめ様、シオン様......」
「何?」
「何よ?」
「来た道に戻ったわ」
「「えっ?」」
よくよく見れば少し前に通った筈の家庭科室に戻っていた。どういう原理で戻ったのか分からないが1周してるのは確実。
「これはヨミ様から聞いた生得領域というものなのは確かよ」
「それって......」
「特級呪霊がいる」
それに保守派監督足立が特級呪霊がいるかもしれないと言っていた。特級呪霊がいたら迷わずに逃げろとヨミの言葉を思い出すちょこは窓を開けようと試みるがびくともしなくどうするかと考えるとたった1つの案を思いつきシオンとあやめにこう言う。
「シオン様、あやめ様、それぞれ違う方向に走って」
「つまりそれぞれ違うに走れば生得領域が壊れるって事?」
「そうよ」
「それじゃあやってみよう!」
ちょこ、シオン、あやめがそれぞれ違う方向へ走り出す前に不気味な何かを感じ取り、何かと思い不気味な何かがいる方向を見るとそこには着物を着ていた蜘蛛と同じ足をしていた人がいた。
「何よあれ......」
「逃げるわよ!」
「でも何処に?」
ちょこの眼では捉えること出来ない速度で襲い掛かり、ちょこを吹き飛ばす。吹き飛ばされたちょこが廊下で転がっていき頭から血が流れていく。
「「ちょこ先生!!」」
頭から血が流れていくちょこを見ていたら目の前に呪霊があやめとシオンに糸を放った瞬間に呪霊の真上のある天井が崩れていき、崩れた天井からは女性?がやって来た。
『あくああくあ、あくあのお友達がイタヨ!』
「何あれ!」
女性の図体は目玉が真っ黒に染まっており、下半身は蛇の尻尾と同じ形をしている。女性が着ていた服のボタンを取るとあくあとスバルが出てきた。
「あくあちゃんその呪霊は味方でいいよね?」
「そうだよ、この呪霊はお母さんなの」
「「お、お母さん!?」」
「ちょこセンは大丈夫?」
「ちょこ先生が頭をぶつけて気を失ってる余」
「シオン、あやめはちょこセンを守って」
スバルが指銃ポーズで呪霊に向けると指先から手のひらサイズのアヒルが出てきて呪霊の蜘蛛の足を貫通する。スバルの術式は家鴨操術。式神特化の術式であり、アヒルのサイズによっては性能が異なる。
「な、何よあれ......?」
「うぅ......、気持ち悪い」
卵のような物体が孵化しており、子供みたいな蜘蛛が出てきた。それを見るスバルはサイズを調整してドデカイサイズのアヒルを蜘蛛に襲わせた。卵のような物体は全部駆除出来たが、呪霊の指先から出てくる蜘蛛の糸によってアヒルが貫かれており、そのまま消滅した。
「あくあ!」
「任せて!お母さん!」
『お母さんに任セテエエェェッ!!!』
あくあのお母さんの手と手の間に高い出力と呪力が球体として生成される。「あっ」と反応するスバルが2階ぐらい余裕で届くアヒルを召還してアヒルを寝かせて盾にした。
「みんなアヒルにしがみついて!」
「わ、分かった!」
あくあのお母さんが呪力の塊を放った時にはスバルたちの視界が真っ白に染まっており、気付いた頃には小学校が半壊になっていた。例の特級呪霊は呪力の塊によって跡形もなく消えている。
「あくあ派手にやったな。しかも召還領域が壊れてるし」
「ごめんなさい、お母さんは力加減が良くないから......」
「お前ら任務完了だ、お疲れ様」
拍手をしているヨミに対してシオンがあくあのお母さんに指を指した。
「あれは何なの?あくあがお母さんと言ってたけど?」
「余も気になった」
「あれは特級過呪怨霊湊くみこだよ」
あくあは特級過呪怨霊湊くみこと契約を結んでいる。乙骨憂太と共にしてる『リカ』より勝る出力を有しており、先程の放った呪力の塊は出力と質量をもっと上げれば五条悟の呪詞なしの虚式『茈』に匹敵する。実質単独で国家転覆が可能。
次回はココ会長、船長、すいちゃんの視点です。
アンケート第2弾です。投票が多い順から投稿します。期間は30日まで
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