ONE PIECE ~STRONG WORLD-IF~ もしもシキが衰えず強いままだったら   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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初めまして!
シキの全盛期をみたいが為だけに書き始めた小説(自己満足)です!
皆さんどうか暖かい目で見守ってやってください(*-ω人)


エピローグ
1話 浮かぶ船と舵輪のおっさん


とある獅子の独白

《side??》

 今でもあの日の決戦は鮮明に覚えている。

 

 アイツとの決着は突如現れた大嵐の発生によりつけられず、こちらの兵力は半分ほど沈みちょっとした事故により頭部に癒えねェ傷ができちまった。

 

 ……いや、そんな事態は些細な事だ。別に気にしちゃいねェ。よくある事だ。

 問題なのはアレががヤツとの最期の闘いになっちまった事だ。

 

 ……ふざけるなッ!アレが最期だと?おれはまだ一度も敗けてすらいねェぞッ?

 

 あまつさえヤツは海軍に捕まり処刑が決定だと……。

 

 当時、腸が煮えくり返したおれは一人で海軍本部に乗り込んだがまあ見事に返り討ちにされちまった。

 

 その後、世界一の大監獄インペルダウンに収監されその間に処刑は執行され新たな時代「大海賊時代」へと世代は移り変わった。

 

 ……くだらねェ。…宝目当てのミーハー共が海にのさばったって邪魔なだけだ…!!…何が新しい時代!!!

 

 

 海賊は海の支配者だ……!!!いずれわからせてやる……ッ。

 

 

 そう男は決意し枷の着いた両足の切断する事でインペルダウンを脱獄したのだった。

 

 それからおれの計画は始まり長い年月を経て漸く準備が整った……。

 

 ヤツとの決着は着かなかったがヤツを越える手段ならまだある。

 ……この大海賊時代がヤツの遺したものだってンならおれはこの時代を終わらせてやる。

 

 それが唯一おれがヤツを越えた証となるんだ……!!!

 

 

「計画を始めてざっと22年…ちと予定より遅くなったがこれでようやくこの時代を終わらせられる。待っていろよ……ロジャーッ。ジハハハハハハッ!!」

 

 

 

 

 

ここは"偉大なる航路(グランドライン)"後半の海、通称「新世界(しんせかい)」。

その海で次の島を目指し航海を続けている船が一隻波に揺れていた。

 

 

《sideナミ》

「うんっ、気候は快調進路よしッ!」

「んナミさァ~~ん!喉乾いたでしょ~?サンジ特製ジュースでもいかがァ~~?」

「あ、サンジくんいいの?助かるわ。ちょうど何か飲みたかったのよね……んんっ、美味しいっ!」

 

 私は渡されたジュースを飲み喉を潤す。素直な感想を伝えるとサンジくんは両手を掲げて「ん幸せだァ~~ッ!!」と叫んでいた。うるさい。

 

 すると近くで昼寝をしていた男、ゾロが起き上がってきた。

 

「うるせェぞっ。エロ眉コックッ!オチオチ昼寝もできねェじゃねェかっ!」

「ア"ア"ッ!俺とナミさんとの幸せな一時を邪魔すんじゃねェよ惰眠筋肉マリモッ!」

「ンだとゴラァッ!!」

 

 ゾロも寝起きの性かやたらと気が立っておりあっという間にいつもの喧嘩が始まった。

 

 私は半分呆れつつジュースを飲みながらその場を後にした。

 

「まったく毎度の事ながらよくやるわ二人とも」

「別にいいじゃない。賑やかで愉しいわ。」

 

口に出してたのかデッキテラスで寛いでいた女性、ロビンが微笑みながら応えてきた。

 

「そうは言ってもこう毎日何度も騒いでたらこっちも疲れてきちゃうわ」

「あら、そんなこと今更じゃない」

「それもそうねェ」

 

 私は気を取り直してロビンと一緒に寛ぎ始めた。どうやら、私の前にサンジくんが持ってきたのかロビンも同じジュースを持っていた。うん、それ凄く美味しいよねッ。

 

 それから暫くロビンと談笑して時間を過ごしていたら空から水兵帽を被ったカモメが飛んできた。

 船乗り等相手に新聞を配達するカモメ。"ニュース•クー"だ。

 

「新刊ね。ありがと」

「クゥ~」

 

 "ニュース•クー"は新聞を渡したらそう鳴き、バサッと空へ羽ばたいていった。

 

「おお~!ナミッ!なんだ新聞か?また何か面白そうなこと載ってないのかァ~?」

「ルフィちょっと待ってて。えーと、なになに……」

 

 腕を伸ばしこっちにウチの船長ルフィが跳んできた。

 

 2年の修行を終えみんなと揃ってからと言うもの私たちの事がよく載るようになったりそれぞれ新しい手配書ができたり、最近だとルフィのお父さん「ドラゴン」の顔が載ってたりとルフィにとって興味のある記事がよく出ているらしい。

 この前なんか懸賞金額が15億ベリーに上がったと満面の笑みで喜んでいた。

 

 そう思い返していると記事のとある一面に目がいった。

 

「『突如現れた"巨大生物"ッ!』『"東の海(イースト•ブルー)"の危機ッ!』……これ」

「まーたこの記事か?今はまだ俺たちの故郷には被害はなさそうだがちっと心配になるなァ」

「そっか、ウソップ達は"東の海(イースト•ブルー)"の出身だもんなァ」

 

そう言い長い鼻特徴の男ウソップと一緒にチョッパーがやってきた。

 

「ええ、そうなのよ。最近こう言う記事が多くて気が滅入っちゃう。……ルフィ?」

「…………」

 

 何やらルフィが少し悩んだ顔をしていた。

 珍しい。ルフィが考え事だなんて……。

 

「ルフィどうしたんだそんな顔して。肉のことならさっき向こうでサンジ見たぞ?」

「……ッ!何っ!肉!?どこだ!何処にあるってっ!?」

「無いわよバカ」

 

 気のせいだった。

 そうよね。無駄に気にした私がバカだったわ。

 

 そうしてルフィがお腹空いたのかサンジくんの所へ向かおうとした。……その時だった。

 

「なんじゃありゃっっ!!?」

 

 急に辺りが暗くなった為、みんなが一斉に上を向いたら空飛ぶ大きな物体が船の上を通っていた。

 

「何あれっ!ひょっとして船っ!?」

 

 現れた空中に浮かぶソレは岩石で出来た船体に獅子の船首そしてマストが付いている事に気付いた。

 そして、帆にドクロマークが抱えておりどうやら海賊船のようだ。

 

「うっひょ~~!スッゲ~なっ!船が浮いて進んでんのかアレっ!!」

「にしたってどうやって浮いてんだよありゃあっ!?」

 

 一味みんなが一斉に浮かぶ船に警戒、または目を輝かせていた。しかし、私はそれと同時に風の流れが僅かに変化が起きた事に気が付く。

 

 この感じ……まさかっ!

 

「ルフィ!不味いわ!もうすぐここに大嵐がやってくるっ!急いで船を180°舵をきってっ!」

「なにっ!不味いな。じゃあ急いであの船にも伝えよう!おーーいっ!ここは危ねェぞォーー!!」

「えっ!ちょっとルフィ!?」

 

  ルフィにもうすぐ大嵐が来る事を伝えると浮かぶ船にも伝えようと大声で叫び始めた。

 

 いや、仮にもあの船は海賊船なんだからわざわざ刺激しないでもっ!てゆーか、それで向こうが砲撃でもしてきたらどうすんのよバカッ!

 

 私は内心ハラハラしながら周りに帆を畳み舵をきるように伝える。

 すると船から何やら小さな物がルフィの手元へと降りてきてそれを私に投げ渡してきた。

 

「ナミッ!」

「えっ!わわっと。……これってまさか"音貝(トーンダイアル)"?」

 

 それは、使用者の音や声を録音する貝であった。

 渡された意図を察して私は大嵐の事を"音貝(トーンダイアル)"に録音し上へ投げる。すると、"音貝(トーンダイアル)"はみるみる空中へ上がっていき浮く船へと戻っていった。

 

 私達は帆を畳み終え急いで船を反転する。

 そして、いよいよ天候が悪くなり波は荒れ始めサイクロンが発生した。

 

 向こうも伝わったのか船を反転し私達と同じ方向に船を動かしなんとかお互いサイクロンから逃れたのであった。

 

 

 

 

「ジハハハッ!さっきは助かったぜ。ありががとよっ!おれの名はシキ。海賊だ」

 

 サイクロンから逃れた後、あの浮かぶ船から1人の男が降りてきた。

 

「浮かんだ船から浮いたおっさんが降りてきたっ!なあおっさん。その舵輪、何で頭に着けてんだ?」

「いや、もっと他に聞くことがあるだろうがい!!」

 

 ルフィは降りてきた男に対し目を輝かせて質問しウソップがルフィの頭を叩く。

 

「ああ、これか?こりゃあ昔の交戦中にうっかり刺さって抜けなくなっちまってな。まあ、海賊にはよくある事よ」

 

 あってたまるか。そんな事っ!私は内心つっこみつつ冷静さを取り戻す。

 

 その後は何故あの船は浮いているのか聞くとどうやらこの男、シキの「悪魔の実」の力であるフワフワの実の能力によるものだと分かった。

 

「ところでさっきの"音貝(トーンダイアル)"で伝えてくれたヤツは誰なんだ?」

「あ、私だけど……」

「ほほう。これは可愛いベイビーちゃんじゃねぇかジハハハハ。さっきはサイクロンの事を教えてくれてありがとな」

 

 シキは一通りお礼を済ませると何かに気付いた様に改めてルフィに向き直した。

 

「そういや、小僧どっかで見た顔だと思ったらお前ェさん『麦わらのルフィ』じゃねェか」

「ン?おっさん俺の事知ってんのか?」

「ジハハハハ。ったりめーだろ。前まではすっかり大人しかったがここ最近でまた話題になってやがるしな。知ってるぜ?この前なんかリンリンの野郎と一戦したそうじゃねぇか!」

「リンリン……?ああっ、アイツかっ。あの時は仲間を取り返しただけだ」

「その言い方だと貴方、ビッグマムとはお知り合いなのかしら?」

 

 ルフィが誰の事か分からない所にロビンがこっそり教えた後、自身も感じた疑問を聞いた。

 

「まあ、昔に色々な。若ェ頃に一緒にいた時期もあって知らねぇ仲じゃないがそうか。なら今頃お前ェさんらの事に相当キレてそうだなジハハハッ!」

 

 私達はビッグマムと繋がりがある事を聞き少し身を固めた。ウソップとチョッパーなんかは固めるどころか顔を真っ青にして震えている。

 

「ああ、だがそんな気にしないでくれていいぜ?知り合いと言ってももう何十年も昔の事だ。そもそも、海賊の世界だってんなら被害が出たのはテメーの責任。やられるヤツが悪いのさ」

 

 私達が少し疑心的に感じたのを察したのかそう言ってフォローをいれる。

 そして、シキは「それは置いておき」と前置きを言い本題を切り出した。

 

「おれがここへ降りてきたのはさっきのお礼としておれの島で歓迎をしようと思ってな。命の恩人達だ、盛大に持て成してやりてぇ。どうだ?来てくれるだろう? 」

 

 そう言いシキは私達を自分の島へ招待しようと提案してきた。だが、意外にもルフィがある事を言う。

 

「いや、いいよ。実は俺たちこれから"東の海(イースト•ブルー)"に行くところなんだ。」

 

 ……えっ!ちょっ!ルフィ!?

 

 瞬間、私を含め他のみんなが驚愕しウソップがルフィに問い質した。

 

「おまっ、おまっ。ルフィ!お前いきなり何言いだすんだよ!?冒険はどうする気だ!」

「そんなもん幾らでもやり直しゃあいい。お前だって新聞見ただろ?故郷のピンチにお前はじっとしてられんのか?」

「そ、そりゃあお前……」

 

 ……そっか。さっき新聞を見て難しい顔をしていたのはこれだったんだ……。

 

 どうやらルフィはあの新聞を見て"東の海(イースト•ブルー)"へ戻る事を決めていたらしい。

 すると、それを聞いたシキは顔をして下ろし両手を震わせたと思ったら一気に顔を上げた。

 

「ますます気に入ったァ!そうか、"東の海(イースト•ブルー)"はお前らの故郷か。よし、ならおれの能力でお前らを"東の海(イースト•ブルー)"まで届けてやろうっ!!」

「えェ~~!ホントかっ?ありがとう、いいヤツだな!鶏のおっさん!」

「ジハハハッ!ああ、気にするな。これはおれのほんの感謝の印なんだからよ。あと鶏はやめろ」

 

 こうしてシキがルフィ達を"東の海(イースト•ブルー)"に連れていって貰う事が決まり能力を使ってサニー号を浮かせ暫くの間、空の航海が始まった。

 

 後にこの判断が悲劇の始まりになる事をこの時は誰も知らなかった。




はい!以上1話を見てくれてありがとうございました!

本作を読んでくれた通り時間軸はHCI(ホールケーキアイランド)編後となっております。正直、これぐらい進まないと全盛期のシキとは闘えないかなぁと思った結果です。

 ホントは色んな視点で書きたかったのですがほぼナミになっちゃったのでこれからはもっとバラけて書きたいと思います。

ではまた近い内に時間があれば会いましょうまたね~!( ´ ▽ ` )ノ

サバイバル開始時のメンバー構成(ルフィの除く) 期間:4月13日(木)12時まで

  • 1、映画通り
  • 2、一部(アダルト組)を除いてランダム
  • 3、全メンバーランダム
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