ONE PIECE ~STRONG WORLD-IF~ もしもシキが衰えず強いままだったら   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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どうも皆さんもしロマです!!

【祝!日間ランキング57位!!】

まさか自分の作品がこんなに評価されるとは……!!
読者の皆様にそれだけ楽しんで貰えてると考えるだけでめちゃくちゃ嬉しいです!!
これからも楽しんでいただけるように頑張ります!p(^-^)q

それでは続きをどうぞ!!( ノ^ω^)ノ



13話 学者の意地とガープ参戦

【sideコビー】

 

 ここは海岸港の湾内。既に海賊達を制圧した後であり、ここを一時的な拠点として陣取っていた。

 

 

 今頃は大将率いる名のある海兵達が王宮に着き激しい戦闘を繰り広げている頃だろう。僕も力になりたいところだが、ここ数日間シキの動向を潜入捜査していた事もありここで休息を予て待機命令を下されてしまった。

 

 

「折角頂いた一時の休息なんだから身体を休めないと勿体ないですよコビー大佐」

 

「ヘルメッポ少佐……」

 

 

 端から見ても落ち着きの無さが丸分かりだったのかヘルメッポ少佐が声をかけてきた。

 

 

「そういうヘルメッポ少佐だって今も敬語じゃないですか……」

 

「まあ、あくまで待機中ですから。最低限の節度は持たなくてはね。ですが、コビー大佐はここへ来てからも気を張り続けているのですから少しは肩の荷を降ろしましょうよ。でないと後で持ちませんよ?」

 

 

 普段、プライベートの時はタメ口だが仕事中の間は態度を変えしっかりと敬語で話してくる。そんなヘルメッポ少佐に少し反論したがうまく返されてしまった。

 

 

「そうは言いますが……ッ!?」

 

 

 ヘルメッポ少佐と話していると拠点の外から敵意を感じる。急いで伝えなくては。

 

 

「ヘルメッポ少佐、敵です!至急準備を!」

 

「なんだって!?了解!」

 

 

 ヘルメッポ少佐はすぐに持ち場へ戻り僕も迎撃体勢に移ると奥の通路から警備していた海兵が吹き飛ばされた。

 

 

「ぎゃあああああ!!」

 

「気をつけろ!船長達が現れたぞォ!!各自体勢を____グアッ!?」

 

「ヘッ、なんだこの警備の薄さは?こんなんで俺達を止められると思ってんのかよ。なあ、エルブィー!」

 

「ええ、こんな刺激じゃ私の心は痺れないわよ」

 

「……ホント何言ってっか分かんねェな。お前……」

 

 

 現れたのは名が知れた新世界の海賊2名とその部下達だった。

 

 

「手が空いている者はすぐ迎撃には入れ!現れたのは懸賞金4億8000万ベリー"武装魚人カイリュー"に懸賞金5億3000万ベリー"不愛のエルブィー"とその傘下達だ!!」

 

 

 既に戦闘を開始している海兵が的確に此方へ敵勢を報告してくれた。僕はすぐに"月歩"で上から敵陣に突っ込み反応が遅れた海賊に攻撃する。

 

 

「ハアッ!!」

 

「ガハッ!!?」

 

「コビー大佐!援軍感謝する!」

 

「いえ!それよりもまだ敵は出てきます!身を引き締めましょう!」

 

 

 海賊に殴打を叩き込み吹き飛ばすと近くの海兵にお礼されるが闘いは始まったばかりだ。気を抜いてなんかいられない。

 

 

「ほほう、これはこれは。英雄様のご登場たァ嬉しいねェ……」

 

「可愛らしい顔。だけど、強くなくては私に愛は伝わらないわよ?」

 

 

 僕の前に現れたのはさっき報告にも出てきた海賊の船長二人。どちらも他の海賊達よりも強い気配を感じとる。

 

 

 ……強いぞ、この二人。果たして二人相手に僕が勝てるだろうか。いや、弱気になっちゃダメだ!それにここには僕の他にも頼りになる人達もいるんだ!

 

 

「"剃"!!」

 

「あら消えた。でも無駄よ」

 

 

 僕は得意の"剃"で敵を撹乱しつつエルブィーの死角をとった。そして、殴打を撃ち込むが____。

 

 

「"薄愛断壁(はくあいおことわり)"!!!」

 

「なにっ!?」

 

 

 死角から無防備の状態に殴ったはずなのに相手は痛がるどころか無傷ですんでいた。一度距離を取ろうとするも肩を掴まれてしまう。

 

 

「そんな弱い愛じゃあ私の心は射止められなくてよ?そして、そんな半端な求愛は____」

 

「クッ……肩がっ____ッ!?」

 

 

 瞬間、気が飛びそうな衝撃が僕を襲った。

 

 

「"薄愛の拒絶反応(はくあいゴメンなさい)"!!!」

 

「グッ!!」

 

 

 あまりの衝撃に僕は後の壁にぶつかりめり込んでしまう。

 

 

「ごめんなさいね。ここへ来る道中にも貴方のような弱い求愛を受けてしまってそれも全部貴方ぶつけちゃったわ」

 

「なん……ですって……」

 

 

 そう言えば聞いたことがある。エルブィーは確か衝撃を吸収する「タメタメの実」の能力者。その身に受ける衝撃は全て体内に溜めることができ、その衝撃を相手に返すことできる能力……。クソ、思ったより厄介だぞこれは……。

 

 

「俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ?英雄さんよォ~」

 

「しま____ッ!?」

 

 

 エルブィーばかりに気を取られていると今度はカイリューが剣を振り上げ襲いかかってきた。マズイ!?そう思った瞬間、誰かが僕の前に現れた。

 

 

「やらせるかァ!!」

 

「ヘルメッポ少佐!?」

 

「アア?誰だお前ェ……?」

 

 

 なんとヘルメッポ少佐が僕の前に立ちカイリューの剣撃を受け止めていた。

 

 

「ウググッ……!」

 

「名もねェ雑魚は引っ込んでろ!!!」

 

「ガハッ!!?」

 

 

 カイリューは対応をすぐに切り換えヘルメッポ少佐の横腹にミドルキックをくらわせた。モロにくらったヘルメッポ少佐は顔を歪ませ数メートルほど吹き飛んでしまった。

 

 

「まずはお前ェから殺して____グホッ!?」

 

「もうこれ以上僕の仲間に手は出させません!!」

 

 

 僕は武装色で強化した拳でカイリューを殴り飛ばす。

 

 

「コビー……。ゲホッ……ハア……」

 

「大丈夫ですかヘルメッポ少佐?」

 

「どうやら一緒に仲良く殺されたいらしいな……!いいだろう。そこのグラサンはどうでもいいが英雄の首でも取れば親分も喜ぶだろうぜっ!!」

 

 

 そして、カイリューはこれまでに無い程のスピードで僕たちに近づきその剣の刃が僕の首に触れようとした瞬間____。

 

 

「フン!」

 

「____ッ!?ゲバハッ!!?」

 

________ドゴォォオオン!!!

 

 

 突如、カイリューはブッ飛ばされ奥の壁にぶつかったと思いきやそのまま貫通し島の外まで吹き飛んでいった。

 

 

 何が起きたのか分からず後を振り向くとそこには____。

 

 

「なんじゃいお前ら。揃いも揃って情けないのォ。帰ったら修行内容を倍にしてやるから覚悟しろ」

 

「ガープ中将!!?」

 

「なぜここに?」

 

「別にええじゃろそんなこと。わしが来たいと思ったから来たまでじゃ!!」

 

「そんな……えー……」

 

 

 たしかこの人待機組で下の海上にいたはずじゃあ……。

 

 

 そんなことを考えていると向こうからエルブィーがやってきた。

 

 

「フフン、海軍の英雄様じゃない。これはなかなかに痺れそうね!!」

 

 

 そして、エルブィーはガープ中将に襲いかかってきた。マズイ!奴の能力じゃあ不利だ!!

 

 

「ガープ中将待ってください!彼女に打撃は……」

 

「ぬん!!」

 

「____オボォッ!!?」

 

「____えっ?」

 

 

 打撃が効かないハズのエルブィーはガープ中将の拳をくらい苦悶の表情をしていた。

 

 

「芯にまで響くこの感覚……確かに感じたわ……貴方の……愛情……」

 

 

 エルブィーはそんな言葉を残してその場で膝から崩れ落ちた。

 

 

 まさか……打撃で吸収しきれない程の衝撃を与えたってこと……?いやいや!理屈でいえば簡単だけどそんな拳一発で!!?

 

 

 この人にはつくづく驚かされてばっかりだな思てしまった。流石です。ガープ中将……。

 

 

「愛情?アホいえ。誰が貴様なんぞに愛ある拳を振るうか。わしがそれを振るうのは可愛い愛弟子や孫だけじゃい」

 

 

 

 

【sideチョッパー】

 

 ここは研究所へ通ずる大橋の上。そこで立ち合ったオカマのイワンコフと一緒におれ達はDr.インディゴと相対していた。

 

 

「3人まとめて燃え尽きな!!"ケミカルジャグリング"!!!」

 

 

 Dr.インディゴは火の玉を次々と生成しおれ達に向けて射ってきた。

 

 

「ヴァナータ達は下がってるといいわ!!ホォ~アタタタタタタッ!!!」

 

 

 そういいイワンコフはおれとウソップの前に立ち次々と飛んでくる火の玉を捌いていく。しかし、敵の攻撃は止まるどころかどんどん勢いが上がっていった。

 

 

「クッ!なんて数なの!!このままじゃ……ッ!?」

 

____ボカボカボカァァン!!!

 

「ピロピロピロ♪どれだけ攻撃を捌こうがこっちは玉切れ無しで撃ち込めんだよォ。残念だったなァ~」

 

「オカマーーー!!!」

 

 

 ウソップが叫ぶと立ち込める煙の中から人影が見えるがどうもふらついている感じだった。

 

 

「ああ……なんて連撃なの……。こんな攻撃をくらってはもうた、倒れ……」

 

「そ、そんな!?おい!!」

 

 

 今にも倒れると思った瞬間____。

 

 

「倒れなァ~~~~いっ!!!!」

 

「倒れねェのかよ!!!」

 

「あら?一本取られたかしら?長鼻ボーイ」

 

「やかましいわ!!?」

 

 

 煙が一瞬で晴れると中からイワンコフが元気よく現れた。どうやらあまりダメージはなくピンピンしているようだ。

 

 

「フゥム……。流石は革命軍幹部。一筋縄じゃいかないか。ならば此方も攻め方を変えるとしよう」

 

 

 すると、今度は掌から緑色の煙を生成しそれを小さな球体状に圧縮した。

 

 

 ……この匂いはまさかッ!!?

 

 

「"グリーンスモッグ"。苦しみ踠きな!!!」

 

「二人とも避けろ!!あれはマズイ!!!」

 

 

 Dr.インディゴが射ってきた緑の球体におれは避けるように警告した。おれの必死さが伝わったのか二人ともすぐに横に転がったりしゃがむ等をして球を避ける。

 

 

 そして、飛んでいった球は後の壁にぶつかると____。

 

 

____ボワァァアアン!

 

「なんだあの緑の煙幕は!?」

 

「オェッ……。やっぱり……この嫌な匂いはダフトグリーンだな!」

 

「ああそうさ。よく分かったなァ流石は獣。これはダフトグリーンの毒素を俺が改良して作った自信作さ!」

 

 

 Dr.インディゴは卑しげな笑みを浮かべおれ達を見下す。

 

 

「こいつは天然物よりも濃度を高くしたものでなァ。まともに吸えばその時点で全身に毒が回るのさ!」

 

「オイオイ、んなもん吸っちまったら一発でアウトじゃねェか……」

 

 

 おれ達があまりの驚異に戦慄するとDr.インディゴは高らかに笑う。

 

 

「ピロピロピロ!技術で天然物を凌駕できるモノを生み出す!これこそ人の叡知、化学の力だ!!!」

 

 

 その言葉を聞いた瞬間、カッと頭に血が上った。

 

 

「違う!!!」

 

「ハァ?」

 

「化学はそんなことのためにあるんじゃない!!これから先を生きる人達のために過去から積み上げ先人達の残してきたモノ。それが化学だ!!」

 

 

____この世に治せねェ病気なんてねェのさ!

 

____力がみなぎってくるぜ……!!

 

____お前はいい医者になれるぜ!!おれが保証する!!!

 

 

「そして、その残して来たモノを今のおれ達が研究して人を救うために未来に繋げる!お前みたいに簡単に人を殺せる道具を生み出すためなんかじゃねェ!!!」

 

「チョッパー……」

 

 

 おれは思っていたことを全て言い切るとDr.インディゴの顔は見るからに不機嫌になっていた。

 

 

「ハァ~~?ナァニ言ってんだお前……。人を救うため?それが化学?綺麗事はそれぐらいにしろよ人間でもねェ珍獣風情がァ!!だったらテメェのいう化学でおれを越えてみなァ!!!"ケミカルジャグリング"!!!」

 

「やってやるさ!ウソップお願い!『診断(スコープ)』!!」

 

「おうよ!必殺緑星!!"「プラタナス」手裏剣"!!!」

 

 

 激情したDr.インディゴはおれに火の玉を射つもおれに当たる前にウソップの玉とぶつかり相殺される。

 

 

「おのれェ~~!長ッ鼻小僧がァ!!!」

 

「チョッパー、安心してお前はできることをしな。その間……援護は任せろ」

 

「うん!ありがとうウソップ」

 

 

 ウソップを信じておれは分析に集中する。他のことを考えず1つのことに専念できるためみるみる敵について理解する。そして弱点も____。

 

 

「見えた。脳!!」

 

 

 弱点を見つけるとおれはすぐウソップに指示を出す。

 

 

「ウソップ!相手の思考を鈍らせて!!」

 

「____ッ!!なるほど、そーいうことね。了解だチョッパー!!必殺緑星!!"ラフレシア"!!!」

 

「ピロピロ!バカめ、どこを狙ってやがる」

 

 

 ウソップの玉はDr.インディゴではなく足元に着弾してしまう。だが、ウソップは不適な笑みを浮かべるとさっき着弾したところから花が咲く。そして、その花から強烈な臭いを放った。

 

 

「オウェッ!!?くっせェ!!畜生よくも……」

 

「へへ~ん、まだまだ。必殺緑星!!"眠り草"!!」

 

「アガッ!?ま、マズイ……早く不眠剤を____ッ!?」

 

 

 Dr.インディゴはすぐに対抗できる薬品を生み出そうもなかなか上手くいかない様子だった。

 

 

「お前の能力は頭で化学式を組み立てることで成立する。だったらその思考を奪えば複雑な化学式は考えられなくなる。それがお前の弱点だ」

 

「グ……クソォ……」

 

 

 そして、ふらつくDr.インディゴに"柔軟強化"で近づき簡単に懐へと潜り込んだ。

 

 

「ホウアチャ!!!」

 

「ゴベッ!!?」

 

 

 反応が遅れたDr.インディゴは対応が追いつかずおれの回し蹴りをモロにくらった。

 

 

 思考もままならずおれの攻撃をまともにくらい勝負はほぼ決まった。そう思っているとDr.インディゴは唐突に片手を突き出した。

 

 

「調子に乗るなよ餓鬼共!!この程度で俺の思考は止まらねェぞ!!」

 

 

 そう叫ぶと突き出した片手から今まで一番大きな火の玉を生成しおれ達に向けた。

 

 

「アイツ!まだあんなデケェのを!?」

 

「マズイ!!あの大きさじゃ避けられねェ!!」

 

「消し飛びなァ!!"マスジャグリン"!!!」

 

 

 ここが橋の上ということもあって逃げ場もなくもうダメかと思ったその時____。

 

 

「アラ、そんなぬるい炎じゃあ瞬き一回で消えちゃいそうだっチャブル」

 

「「どええっ!!?」」

 

 

 声がした方へ振り返るとそこには顔だけ異様に巨大化したイワンコフがいた。

 

 

「"地獄のWINK(ヘルウインク)"!!!」

 

「____なっ!?ゴバッハァッ!!?」

 

 

 巨大化した顔面から強烈なウインクで巨大な火の玉は掻き消え勢いは止まらずそのままDr.インディゴを吹き飛ばした。

 

 

「ヒーハー!!二人とも最後の詰めが甘かったけど見事な闘いだっチャブル。流石は麦わらボーイの仲間ね~~」

 

「お、おう」

 

「あ、ありがとう」

 

 

 目の前で顔がみるみる戻っていくところを見て若干引きつつも称賛を素直に受け入れる。

 

 

「さて、ヴァターシがここへ来た理由だけど、この島の住人にダフトグリーンにやられている人がいてね。この先にある研究所にダフトグリーンの解毒剤を探しに来たわけだっチャブル」

 

「解毒剤……ああ!?そういやアイツが持っていた薬のことすっかり忘れてた!!ヤベェどうしよ!!」

 

「安心してウソップ。これのことだろ」

 

 

 おれは慌てふためくウソップにポッケから薬を取り出して見せる。

 

 

「ええっ!?お前いつの間に!!」

 

「さっき懐に潜り込んだ時に抜き取ったんだ。そんなことよりお前もこの薬が必要なのか?」

 

「ヘェ、あの状況で器用なこと。それがダフトグリーンの解毒剤なのね。けど、それだけじゃあとても量が足りナブル」

 

 

 イワンコフが少し困った表情を見るとおれは振り返り研究所の方へ歩いていく。

 

 

「チョッパー?」

 

「薬はこれ1本。でも、これだけじゃあ足りないんだろ?」

 

「狸ボーイ……」

 

「おれに任せてくれ。この薬の成分を調べて全員に行き渡るようにおれが作ってみせる。ここからは医学者(おれ)の戦いだ!」

 

 

 おれは手に力を込める。

 

 

「おれは医者だ!ナミも島の人達も全員救ってみせる!!」

 

 

 そうしておれは研究所へ向かった。

 

 

 

 

 

「って誰が狸だコラァ!!?おれはトナカイだ!!!」

 

 

 

 

 

【sideルフィ】

 

 王宮から離れた地域。そこには辺り一面お花が咲き誇っており桜の木もが満開している。

 

 

 そんな中、おれはシキと息もつかない闘いを繰り広げていた。

 

 

「"ゴムゴムのォJET大蛇砲(ジェットカルヴァリン)"ッ!!!」

 

「クッ……"斬波•桜爪(ざんぱ•おうそう)"っ!!!」

 

 

 おれの攻撃を避けすかさず斬撃を飛ばす。飛んでくる斬撃に怯むこと無く腕を伸ばし軌道を変え拳はシキに向かっていく。

 

 

「ぐっ!!?」

 

「ふごっ!!?」

 

 

 そしてお互いほぼ同時に攻撃が当たり両者共に横の岩にめり込んだ。しかし、どちらもとまる気配はなくすぐに岩から飛び出しお互い攻撃の手を止めることはなかった。

 

 

「しつけェ小僧だ!そんなに斬られたきゃ好きなだけ斬り刻んでやる!"獅子威(ししおど)し「華羽巻(かぱま)き」"!!!」

 

「なんだ!?花のライオン?」

 

 

 シキは周りに咲いている花や桜の花びらを1つに集め巨大な獅子を作り出した。そして、獅子は全身を武装色で黒くするとおれに襲いかかる。

 

 

「花なんかに負けるかァ!!"ゴムゴムのォJET大蛇砲(ジェットカルヴァリン)"ッ!!!______ッ!!?痛ェッ!!!」

 

「おれの覇気を纏わせてんだ。その花びら一枚一枚が黒刀の切れ味と思え」

 

 

 さっきの雪でできたライオンのように破壊しようとしたが獅子に触れた瞬間、殴った拳が斬り刻まれてしまい、堪らず腕を戻した。

 

 

「イテテ……。クソォ!厄介だなあの花ライオン!!」

 

 

 おれは一旦距離を取るために上昇する。しかしそうはさせまいと花ライオンが追いかけてきた。

 

 

「ジハハハハ!逃がすかっ!……ン?」

 

「あーもう!!しつけェーんだよっ!!!」

 

 

 上へ逃げると小さな小島が浮いていたので島の底を掴み下から襲ってくる花ライオンに思いっきり投げつけた。

 

 

 小島とはいえ花ライオンより何倍もの大きさもあってか衝突すると獅子の形を保てなくなり崩れ落ちた。

 

 

「うっし!心置きなく戦え……」

 

「隙だらけだぞ?"斬波(ざんぱ)"!!」

 

「ウオッ!?」

 

 

 いきなり背後から斬撃を飛ばされたがなんとか回避した。

 

 

「あっぶね~~!!」

 

「避けたか……。まあ、元より狙いはお前ェじゃあねェがな」

 

「なにっ!____ッ!?これは!!」

 

 

 振り返ると斬撃は浮いていた海を真っ二つに斬り裂いていた。そして、斬られた海は更に細かく分裂しおれの周りを囲んだ。

 

 

「とっとと溺れちまいなァ」

 

「溺れてたまるかァ!!"ゴムゴムのォ~黒い蛇群(ブラックマンバ)"!!!」

 

 

 全方位から水の塊がおれに迫ってくるが、その水に対し目にも止まらぬ早さで迫ってくる水の塊を全て打ち消した。

 

 

 なんとか危機を脱したと思った瞬間____。

 

 

「フン!!」

 

「ブフッ!!?」

 

 

 シキが両腕を交差させるとおれの両側から浮島が迫ってくる。避けようとするもあまりの大きさに逃げきれずそのまま2つの島にぶつかり挟まってしまった。

 

 

「グアッ!!……なんだ!?おれゴムなのに痛ェぞ!!?」

 

 

 本来、ゴム人間の身体はどれだけ潰されようが無傷はないハズだが、いったい何が起こったのか分からなかった。

 

 

 しかし、その答えはすぐに分かった。

 

 

「えっ……!この島どっちも黒い!まさか覇気か!?」

 

「そうさ。その島2つとも俺の覇気を纏わせている。そう簡単には抜け出せると思うなよ?もっとも、ここでお前ェは終わるがな」

 

 

 シキがそういうと周囲に浮かんでいる島が次々とこちらへ飛んできてシキが触れるとその島は一気に武装色によって黒く変色した。

 

 

「オイ!!なんだよ!こんなことしねェでおれと闘えよ!!」

 

「言った筈だぜ麦わら小僧。もうお前ェと相手をしてる程ヒマじゃねェと……。これから海軍と殺り合うんだ。じゃあな」

 

「オイ待っ……」

 

 

 言いきる前に次々と飛んでくる島に潰されていきおれの視界は真っ黒になった。

 

 

 

 

【sideシキ】

 

「ようやく静かになったか。糞が、"東の海(イースト•ブルー)"の小僧風情が俺に楯突きやがって」

 

 

 密集された黒い島の塊を見詰めていると無性に腹が立ってしまった。

 

 

「とにかく、王宮に戻って海軍を蹴散らすとするか。そして、この闘いが終わったらいよいよ計略の海だ……。待ってろよ」

 

 

 そういや計略の海で思い出したが、アイツも確か"東の海(イースト•ブルー)"の人間だったな。いずれ奴とも闘う時がくると思うと脚が疼いてきやがる。

 

 

 そう考えていた直後。

 

 

______ドゴォォオオン!!!

 

「____ッ!?誰だ!!!」

 

 

 下の方から地面から誰か出てきたようで警戒する。そして、現れたのは____。

 

 

「オウ!こんなところに居よったか!なん十年ぶりだ!会いたかったぞシキ!!」

 

「……そうか丁度いい。おれもお前ェに会いたかったところだ」

 

 

 かつて俺を倒した一人でもある海軍の英雄と向かい合った。

 

 

 




どうも皆さんもしロマです!
13話をご覧くださりありがとうございます!

今回出てきたシキの技について紹介します!
以下プロットからコピペしたもの( ´ー`)

オリジナル技
"獅子威し「華羽巻き」"ししおどし「かぱまき」(周囲に咲き散る桜の花を覇気で硬化させ、刃のつぶてを複数の獅子の形に変え、相手に襲いかかる技。なお、技名の由来はかっぱ巻き。)

ではまた次回お会いしましょうでわでわ~( ´ ▽ ` )ノ

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