ONE PIECE ~STRONG WORLD-IF~ もしもシキが衰えず強いままだったら   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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どうも皆さんもしロマです!!

アニメのワンピースマジでよかった!!
キッドォォオオオ!!ロォォオオオ~~~~!!

気持ちの高ぶりが抑えられぬ……!!


そして、投稿1時間遅れてごめんなさいm(_ _)m


それでは続きをどうぞォォオオオ!!!


17話 シキの過去と眠れる獅子の目覚め

【sideシキ】

 

 ……なんだ?何が起こってやがる?

 

 

 あの麦わらに打ち負けぶっとばされてサイクロンに……。そうか、俺は奴に……。

 

 

 浮遊感で身体の自由が効かずあまりの風圧に押し潰されながら嵐の中を縦横無尽に飛ばされ続ける。

 

 

 風の勢いが強くまともに呼吸もできず意識が朦朧としてした。

 

 

『私はいつか必ずワノ国を支配する。貴方はどうする?シキ……』

 

 

 ……ダメだ。幻聴も聞こえてきやがる。もう視界もボヤけて何も見えねェ……。俺が……こんなところで……。

 

 

……………………。

……………。

……。

 

 

 

 

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《 50年前 》 

 

 ここはワノ国でも治安が悪く、追放された浪人や罪人たちが集う流血沙汰の絶えない無法地帯「九里」。そこに若き一人の青年がいた。

 

 

「ギャァアア!?逃げろ!"人斬り獅子"が暴れたぞォ!!」

 

「畜生!なんで俺達を襲うんだよ!!別に俺達ァアンタに危害を加えてねェだろ!!」

 

「そうだそうだ!俺達は後ろの女を襲ってただけだぞ!!」

 

 

 おれの姿を見て逃げ出す者やその場でへたりこむ者はいるが決して俺に襲い掛かろうとする者はいなかった。

 

 

 だが、異議を申し立てするようにその者達は怯えながらも俺の後ろにいる女に指をさしてわめき散らす。

 

 

「アア?んなこたァ知るかよ。お前ェらが俺の前で調子に乗った態度を見せた。だから斬った……なんか文句でもあんのか?」

 

 

 俺はギロリと睨み付けると周囲の男共は怯みそれ以上何も言えなくなった。

 

 

「だいだい、女一人相手に何人がかりだ?数いないと威張れェような奴は俺の前から消えろ。目障りだ」

 

「__ッ!!うるせェよ!そもそもこの女が誰だか知ってんのか!?コイツはあの黒_____」

 

「消えろと言ったよな?」

 

 

 男が言い切る前に俺は手に持っていた刀を振るい斬り捨てる。男は腹から血しぶきが上がり力なく倒れこんだ。

 

 

「警告はした。二度は言わん、俺の前から消えろ。コイツみてェになりたくなかったらな」

 

「ウアアッ!?逃げろ!!」

 

「噂通りのヤベェ奴だ!!斬られるゥ……ッ」

 

 

 もう一度同じことを言うと男共の顔から恐怖の表情が浮かび我先にと一斉に逃げ去っていった。

 

 

「ったく、無駄な時間とらせやがって。やっぱああいう馬鹿な連中には一人見せしめにした方が効果的だなっ」

 

「あっ……あのっ!」

 

 

 流石俺様!頭良い!と自画自賛して少し機嫌を良くすると後ろから女の声が聞こえてきた。

 

 

「あん。…………ン?キャベツの千切りが被ってる」

 

「地毛だよ!!」

 

 

 なんだ地毛か。にしても、紫色の髪とは珍しいな。

 

 

 女の頭は綺麗な紫色の長い髪をかきあげ俺の勘違いを正す。その後、俺に向かって頭を下げてきた。

 

 

「助けていただき感謝します。御礼をしたいので宜しければお名前を!」

 

「ハァ?いいよんなもん、というよりお前も消えろや目障りなんだよ」

 

「えっ!私もですか!?」

 

 

 女は驚いたように声を荒げる。だが、すぐに表情は戻り強い眼差しで俺を見詰める。

 

 

「いえ、恩人に対して何もお返しをしないなんて私自身が許せません!なのでそれは出来かねます!」

 

「だからいらねーってのに……。じゃあ、酒でもくれや」

 

「はい!それでは私の住処から用意してきますね!」

 

 

 これがこの女、黒炭ひぐらしとの出会いだった。そして、この出会いが俺の人生を大きく変えることとなった。

 

 

 

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 あれから月日は流れ、俺とひぐらしは度々会うと談笑するぐらいの仲になった。

 

 

「また会ったわねシキッ」

 

「…………」

 

「嫌そう!!!」

 

 

 俺が出歩く先々でたまに会うようになっていくに連れ態度が緩和し最初の馬鹿丁寧な喋り方もしなくなった。

 

 

「なによ。こんな美人に話しかけられたんだから喜びなさいよ」

 

「うっせーよババア」

 

「お•ね•え•さ•ん!!まだ30代よ!」

 

「もうすぐ40じゃなかったか?俺からしたら十分ババアじゃねェか」

 

 

 また怒鳴るかと思い俺が嘲笑するが、ひぐらしは予想とは違いジッと此方を見ると哀れむような目になる。

 

 

「シキは確か二十歳になったばかりだっけ?……にしては老け顔ね」

 

「やかましい!!! 」

 

 

 このアマ!!一度泣かしてやろうか!?

 

 

 こんな馬鹿みたいな会話をしていく内にお互い遠慮がなくなっていき俺達はよく話すようになっていった。

 

 

 そして、そんな俺達がこの先一緒に海へ出るなんて当時の俺には思いもしなかった。

 

 

 

 

【sideひぐらし】

 

 その男を見て初めは恐ろしくて強いという印象だった。獅子のたてがみの様な長い髪、人を斬ることに何ら躊躇もなさそうな鋭い眼光。普通のおなごならその鋭い眼光を見ただけで腰を抜かすかその場を逃げ出すのだろう。

 

 

 だが、私は違った。とある事情で周りの人は皆敵という状況だった。

 

 

 そんな私にとって彼はいい人避けになるだろうと考え彼に近づいた。勿論、最初はまともに相手にしてもらえなかった。酷い時は私に斬りかかろうとしたこともあった。

 

 

 それでも、私は諦めずに彼に近づき話をかけ続けた。他の奴等と違い私を差別の対象として見ていなかったから……。

 

 

 まあ、鬱陶しく感じてはいただろうけど。

 

 

 そうしていくに連れ彼は半ば諦め気味になり徐々に話すようになった。それから暫くし私は意を決して名前を打ち明けた。

 

 

 おそらく、彼は私の事を知らないから他の人とは違う反応なのだと思った。だが、いつまでも私何者なのかも知らずに守ってくれる程彼はお人好しではない。

 

 

 そう思いある日、今後関係が終わるかもしれないと内心不安に思いつつ私は罪人の一族、黒炭の者だと彼に告げた。

 

 

 私の予想通り彼は私の正体を知らなかった。でも、返ってきた返事は予想と違った。

 

 

「ふ~~ん。……で?」

 

「ふーんて……。私は決死の思いで告げたのですが……」

 

「黒炭って一族のことは知ってる。だが、それはあくま当時の当主が悪いんだろ?ならお前ェ悪くねェじゃん」

 

 

 こんなことを言われたのは初めてのことで私は返す言葉を失った。

 

 

「感じる必要のねェ罪を背負う暇があんなら今を楽しく生きていけよ。ひぐらし」

 

 

 その一言で私は長年胸を縛り付けた鎖が砕け落ちる様な気がした。

 

 

 それ以降、私は彼……シキとよく会うようになり仮面のような笑顔ではなく心から笑いかけれるようになった。そして、次第に素でも話せるようにもなっていった。

 

 

 それからはシキといろんな話をした。

 

 

「今晩はおでん?これはまた具沢山だね~」

 

「アア。ちと悪友と殺し合いをしてきてな。その後ソイツが手土産に持たせたんだ」

 

「さらっととんでもないこというわね……。その言い方だと勝負は付いてない感じ?」

 

「チッ!悔しいがお互い痛み分けで終わっちまったよ。次こそはブッ倒してやる……!」

 

 

 友人とのお話しや……。

 

 

「そーいや、シキの両親見ないね」

 

「昔色々あってな。今は俺だけだ」

 

「そっか……。ごめん」

 

「気にすんな。確か親父は決闘中に上から降ってきた枝が頭に刺さって倒れて、お袋は転んだ拍子に手に持ってた煙管が頭に刺さって逝っちまったな」

 

「……シキも頭部に気を付けなよ?」

 

「誰が刺さるか!そもそも刺さっても俺は死なねェよ!!」

 

 

 両親のお話し等、様々な事を話した。

 

 

 そして、そんなある日。私達の運命を大きく変える日が訪れた。

 

 

 

 

【sideシキ】

 

「島の外へ出たい?」

 

「ああ、正直ここじゃ俺と張り合える奴は手で数える程しかいねェ。だからそう遠くない内に海へ出ようと思っててな」

 

 

 それに、あの馬鹿も海へ出たがっていたから俺が先に出りゃ自慢できるしな!

 

 

 俺は海岸の上で今後の事を話すとひぐらしは顔をうつむき表情が分からなくなる。

 

 

「この国で出国は禁止されてるんだよ?一度出てった者は帰ってこれない。それでも、あんたも海へ出るの?」

 

「承知の上だ」

 

 

 俺は迷いなく答えた。この国にも良いところはあるが、外の世界への好奇心の方が勝っているから。

 

 

 ひぐらしがうつむいた顔を上げると何か意を決した表情をしていた。

 

 

「私も行きたい!」

 

「……ハァ?」

 

 

 彼女の言葉に俺は頭を傾げる。

 

 

「お前さっき自分で出国は禁止されてるって言ってたよな?」

 

「そうね。でも、私はこの島から出なきゃいけない理由があるの」

 

「理由だァ?」

 

「ええ、かつて大名だった黒炭家が地に落ち一族諸とも蔑まれ始めた頃よ……」

 

 

 そこからは昔、迫害が始まった頃の話を聞かされた。

 

 

 彼女には両親と兄の四人家族で暮らしていたが、黒炭家失脚後家は燃やされ周りは皆敵だらけの状態。夜な夜な安眠も出来ない日々が続いた。

 

 

 そこで私達は家族全員で国を出ようと船で出国を図った。しかし、出国を予定した嵐の夜、計画はバレ国民からの襲撃を受けてしまった。

 

 

 そんな状況でも諦めずに抵抗しなんとか船を出すことが出来たが、大波に襲われ私だけが海に放り投げられ島を出ることは叶わなかった。

 

 

 そこからは独りで周りに自分の正体がバレないよう慎ましく生きてきてそんな中、ひぐらしは俺と出会った。

 

 

「あの日、私だけ波に流されこの国に戻されてしまったけど、家族は無事この国を出られた。なら後は私さえこの国を出られればまた家族に会えるのよ!だからお願い!私も海へ連れてって!!」

 

「…………」

 

 

 まっすぐと俺を見詰めるひぐらしに俺はしばらく黙り重く感じる口が開いた。

 

 

「悪いが足手まといは必要ねェ。邪魔なだけだ」

 

「…………そうだよね」

 

「だが」

 

「え?」

 

 

 俺はひぐらしから背を向け手に持っていた煙管を吸い煙を吐き出した。

 

 

「俺はあんまし航海術が苦手でよ。まあ、なんだ……そういった技術を持ってんなら力を貸してくんねェか?まさか、昔出航しようとしておいてできねェなんて言わねェよな」

 

「キョキョキョ。相変わらず素直じゃないねシキは」

 

「やかましい!笑ってると連れてかねェぞ!!」

 

 

 俺の言葉で一瞬気落ちした彼女だったが今はそんなもの微塵も感じさせないいつもの笑っている顔になっていた。

 

 

 

----------------------------------------------------

 

 あれから数日が経ち出国の日がやって来た。俺達は九里に位置する浜、九里ヶ浜にいた。

 

 

「いよいよ出国だね!シキ!」

 

「ああ、他の港だと見つかりやすいからな。ここなら滅多に人は来ねェし大丈夫だろ」

 

 

 俺達は船に食料や荷物などを積み出航の準備が完了した。

 

 

「そういえば、どうやって国を出るかは決まってるの?この船じゃあ激しい波に襲われたら簡単にひっくり返えるわよ?」

 

 

 ひぐらしの言う通りこの船はそんなに大きい物ではなく、5,6人乗れる程度の漁船だ。船内はしっかり寝泊まりできるようにはしているが島の周りの荒波や今後の船旅で津波に襲われることもあるだろう。

 

 

 だが、そんなのは俺にとってなんら問題にならない。

 

 

「そういや、コレを見せるのは初めてだったか?しっかり掴まってろ。風に飛ばされないようにな」

 

「え?波にじゃなくて風って……ッ!!?えっ!何よこれ!?」

 

 

 俺が船に触れると次の瞬間、船は浮かび海ではなく空を泳いだ。

 

 

「ジハハハハ!スゲェだろ!!これは俺の妖術でな、俺が触れた物は宙に浮かすことができんだ!これで波の心配は要らねぇ!さっさと出国するぞォ!」

 

「アンタはいつもやることがデタラメね……。航海術も詳しくないのにどうやって海へ出る気なのかしらと思ったけれど……これなら納得ね」

 

「ああ!だが、この妖術は嵐みたいな暴風が起きると制御が効かないからな。その時は頼む」

 

「なるほどね。任されたわ」

 

 

 話していると既に島周辺の荒波のところまで来ておりもうすぐ国を抜ける。

 

 

「ねえ、シキ」

 

「ン?」

 

「私はいつか必ず家族に会うんだっ!シキはこれからどうするのかしら?」

 

 

 風で綺麗な紫色の髪がなびきそれを押さえる仕草で俺に聞いてくる。そんな彼女を見て俺は笑って青空を見上げた。

 

 

「もちろん、これから先俺の知らねェモンをいっぱい見て回る!そして、世界中を自由に冒険するんだ!!」

 

 

 こうしてお互い自分の目的を宣言した頃にはもう国を出ており新たな人生の幕を上げたのだった。

 

 

 

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 国を出た俺達は驚きの連発だった。

 

 

 感じたことねェ寒さに暑さ。見たことねェ植物、動物、種族そして強さ。何もかも違って目からウロコが落ち続ける日々だ。

 

 

 俺達が妖術と呼んでいたこの力は"悪魔の実"と呼ばれる不思議な果実によるものだということが分かった。

 

 

 そうやって様々な島へ行き色んなことを知った。外の世界の通貨、海賊や海軍といった存在。ワノ国とは違う文明の発展。

 

 

 全てが俺の想像を超えていく!!

 

 

 しかし、そんな夢のような航海が数年ほど経ったある日終わりを迎えた。

 

 

 上陸したとある島で遂にひぐらしは家族である兄せみ丸との再会を果たす。だが、それは同時に彼女にとって世界に絶望した日となった。

 

 

「……嘘でしょ?兄さん」

 

「……すまない」

 

 

 兄との再会に涙を流し喜ぶ二人だったが、ひぐらしが両親にも会いたいといった途端、彼は膝から崩れ落ち、先程とは違う後悔や苦渋といった感情の涙を流した。

 

 

 彼は妹に向けてこう答えた。

 

 

「両親は奴隷にされて殺された」と。

 

 

「なんで?なんでなの!?嫌よ!やっとの想いで国から出られてここまで来たって言うのに……」

 

「ひぐらし……」

 

「いや……。イヤイヤ……嫌ああああああああああああ!!!!!」

 

 

 その日俺は今まで聞いたことのない程大きなひぐらしの悲痛な叫びを聞いた。

 

 

「オイ……。誰がお前らの親を奴隷にしたんだ?」

 

「……天竜人だ」

 

 

 天竜人。聞いたことはある。世界貴族と言われ地位は一国の王よりも上であり誰もソイツには決して逆らってはいけないと。

 

 

 俺はこの時悟ってしまった。

 

 

 鎖国されたあの国を出りゃあどこまでも広く続いた自由な世界があるのだと思っていたが……。

 

 

 あるのはその広い世界を「支配する者」と「搾取され続ける者達」。何処へ行ってもこの根本は変わらない。

 

 

______お~~シキ!お前も海へ出たいのか!

 

______俺としちゃあこの国は狭すぎる!広い海に出て自由に生きる!これが俺の夢さ!!

 

 

 んだよ畜生……。自由なんざねェじゃねェか。所詮、弱肉強食の世界ってか……。

 

 

「キョキョ……んニキョキョキョキョッ!!!」

 

「ひ、ひぐらし……?」

 

 

 大粒の涙で泣いていたひぐらしは静かになったと思うと突如笑い出した。

 

 

「ええ!そうよ……結局何処にいたって変わらない!現状を変える為には私自身が変わるんだ!」

 

 

 ひぐらしは俺の方を向き歩み寄っていく。

 

 

「シキ……。今までありがとう。アナタと旅ができてホントに楽しかったわ。この旅路で私も力を得ることができた」

 

 

 ひぐらしはそういうと俺に背を向け兄の方へ歩きだす。

 

 

「やるべきことを見つけたわ。私はこれからワノ国へ戻ろうと思う。色々準備が必要だからすぐじゃないけれどね」

 

「ッ!?ひぐらし!!」

 

「もううんざりよ……。何処へ行こうと私達の扱いは変わらない。だったらこんな理不尽な目に遭わせる奴等に思い知らせてやる!今度は支配するのは私だ!!」

 

 

 兄は妹の覚悟を見て目の色を変える。

 

 

「なら、俺も一緒に行くよ。一人では行かせない」

 

「兄さん」

 

「俺は目の前で親を殺された。そして絶望してた俺はお前とまた出会えた!だから今度こそ俺は必ず家族を守らなきゃいけないんだ!!もう二度と失わないように!!」

 

 

 お互い頷きあい意を決したように俺の方を振り向いた。

 

 

「私はここで終わらない……。ここで終わってたまるか!私は私の力で欲しいものは全て支配する!」

 

 

 ひぐらしは自分に言い聞かせるように声を張り上げ近づき俺の頬に手が優しく触れた。

 

 

「私はいつか必ずワノ国を支配する。……貴方はどうする?シキ……。ニキョキョキョ」

 

「……悪いな。俺は一緒に行かねェ」

 

「……そっか。まあ、そりゃあそうだよね」

 

「俺にもやりてェことが出来たからな」

 

「やりたいこと?」

 

 

 ひぐらしは首を傾げ俺を見詰める。そんな彼女に対し俺は口を開いた。

 

 

「お前はワノ国を支配して好きに生きな。俺にはあそこは狭すぎる……」

 

 

 俺は両手を広げ高々に宣言する。

 

 

「俺はこの全世界を支配する!!!」

 

 

 兄妹は目を見開き俺の言葉に圧倒される。

 

 

「そうすりゃあ、俺達を縛るものは何も無ェだろ。ジハハハハ」

 

「キョキョキョ!相変わらずいうことがデカイわねシキは」

 

 

 これを機に俺達は別々の道へ進むために別れた。

 

 

 まず俺は世界中に俺という存在を知らせるべく至る所で力を見せつけた。そんなことを続けていると俺は手配書にのり"金獅子のシキ"と呼ばれるようになった。

 

 

 そうやって暴れまわっているとある海賊団から誘いの声が来た。

 

 

「俺の名はロックス!噂通り獅子みてェに獰猛そうじゃねェか。そんなに暴れたきゃ俺の船に乗らないか?」

 

 

 この誘いをきっかけに俺の名は世界中に連なることとなる。

 

 

 そして、その数年後……宿敵となるロジャーと出会うのだった。

 

 

 

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 うっすらと意識を取り戻した俺はなんとも言えない感情が渦巻き歯を食い縛る。

 

 

 そうだ。俺はこんなところで終わる訳にはいかねェ……。全世界は、俺が支配する!!!!

 

 

 そう決意した瞬間、俺はあるものに触れた。

 

 

 

 

【sideルフィ】

 

「ウプ……。もう"ギア4"が切れそうだ。ハァ……ハァ……。ぶっとばしたのはいいが倒せたか?」

 

 

 俺はシキがぶっとばされ呑み込んだサイクロンを見詰めた。あんな巨大なサイクロンに巻き込まれて無事で済むわけがない事はわかっているがさっきから嫌な予感がしてならない。

 

 

 いったい何だというのだろう。

 

 

 そして、その予感は的中してしまった。

 

 

「ッ!?なんだ……あれ……?」

 

 

 島をも呑み込みそうな程大きなサイクロンが突如形を変え始める。それはみるみる変わり続け一頭の獅子へと姿を変えたのだった。

 

 

「アイツは!?」

 

 

 強烈な乱気流が渦巻いた巨大な獅子。その獅子の首周りには気流のの羽衣を纏っており、その獅子の側には奴がいた。

 

 

「"天神獣(てんしんじゅう) 唐獅子(からじし)"!!!」

 

「シキ!!!」

 

「待たせたな決着を着けるぞ。これが最後だ!麦わらァ!!!!」

 




どうも皆さんもしロマです!
17話をご覧くださりありがとうございます!

今回出てきたオリジナル技をご紹介します!

"天神獣 唐獅子"
サイクロンが形を変え、強烈な乱気流が渦巻いた巨大な獅子。その獅子の首周りには気流のの羽衣を纏っている。

シキが覚醒したことにより嵐を克服し暴風すらも支配下に置くことが可能となり使えるようになった技。

唐獅子とは中国、日本に伝わる神獣であり、巻毛のたてがみは能力者の覚醒の時に見られる姿に似ているためモチーフにしてみました!


PS : 現在、2話の感想でシキの懸賞金に納得のいっていないと言うコメントを頂きました。

私自身、それなりの思考の元にあの金額にしましたが、もう一度金額を変える機会を儲けようと思います!

愚暗なるデミウルゴスさんのコメントに一理あると思う方はGoodをしてください。その数が10を越えたらもう一度金額を決め直そうと思います。

決め直す方法は、活動報告で募集をかけますので各々金額を提示し、その金額の理由をお書きください。それらを吟味した上で決めようと思います!( ≧∀≦)ノ


でわまた次回お会いしましょうでわでわ~( ´ ▽ ` )ノ
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