ONE PIECE ~STRONG WORLD-IF~ もしもシキが衰えず強いままだったら 作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!
長い間投稿できずスミマセンでしたァァアアアーーー!!! 三m(_ _)m
仕事が決まり研修中忙しくて色々投稿できませんでしたが本日からまた再開します!
それではどうぞ( ´ ▽ ` )ノ
18話 支配と自由(挿し絵あり)
【sideナミ】
サンジ君に助けられた後、わたしは無事サニー号に戻って来た。
「ナミさん。着いたよ」
「ありがとうサンジ君」
戻ってこれたんだ……わたし。
内心ホッと安堵すると先に船にいたチョッパーが泣きじゃくりながら走ってきて胸に飛び込んできた。
「ウワアアアン!ナァミィィ~~~~!!」
「チョッパー……」
わたしはそのまま抱き締めるが泣き止む様子はなくチョッパーは胸の中で泣き続けた。
そして、周りを見渡すと仲間たちが笑顔でわたしを見ていた。するとその笑顔を見た瞬間、ホロリと一粒の涙が頬を伝っていった。
「皆……。助けにきてくれて……ありがとう……」
「下らねェこと言ってねェでとっととずらかる準備するぞ」
「ナミさんのお礼を下らねェとは何だァ!!マリモォ!!!」
「マリモォ!!」
ゾロがいつもと変わらない態度で仕切り直そうとするとその言葉が気に入らなかったのかサンジくんとチョッパーがゾロに攻撃を仕掛ける。
「だーー!!うっせェな!そもそも助けに行かねェわけないだろうが!!『あんな言葉』を残されたらよ」
その一言でサンジくんとチョッパーはピタリと動きが止んだ。
改めて言われるとちょっと恥ずかしいわね……。こんなことなら最後の一言は言わなかった方が……いいや、あんな言葉だからこそ皆やルフィもあんなに必死になってくれたのかも。
わたしは苦笑気味にフフッと笑う。
「おーーい!コーラエンジン溜まったぞ!これならいつでも"
フランキーがエンジンルームから戻ってくると突然立ち止まって上空を見上げる。
見開いた目で冷や汗をかいている姿を見てわたしを含め皆が見上げるとあり得ない光景を目の当たりにして絶句した。
「あれがホントに一人の人間の力なのかよ」
「オイオイ、激しい気象は操れねェんじゃなかったか?」
「ギャァアア!!これじゃ何のためにサイクロンに突っ込んだのか分からねェよ畜生!!」
「嵐のライオン……こ、怖ェ……!」
上空を見上げたゾロとサンジくんは少し戸惑った感じに言葉を溢し、ウソップとチョッパーは泣き叫ぶ。
「おれ達もすぐにこの島を出た方が良さそうだな。ようし!お前ら手伝え!」
フランキーがそういうと皆は各々動き島を出る準備に取り掛かる。そんな中、わたしは上空の光景を見続け遅れながらも"風来バースト"の準備をするのだった。
ルフィ、負けるんじゃないわよ。アンタはいつか必ず_______。
【sideルフィ】
暴風が激しく吹き荒れる中、おれは目の前の光景に目を離せずにいた。
「ハァ……ハァ……。とんでもねェおっさんだな。さっきのをモロに喰らったってのに」
「オイ麦わら。お前ェには強風で今にも吹き飛ばされそうなんじゃないか?」
「アア?そんなのお前だって一緒だろ!」
「ジハハハハ。残念ながらこの"唐獅子"の側いいるハズの俺にはそよ風程度にしか感じてねェ……。これがどういうことか分かるか?」
何が言いたいのか分からずおれは首を傾げると、シキは不適な笑みを浮かべた。
「今の俺ならどんなに荒ぶる気象を操れる……。これが全てを支配する力だってことだ!!」
シキは声を荒げるとその気迫は周囲の荒れ狂う風となっておれを襲う。
「支配支配うるせェな!!そのせいでシャオやナミに"
おれは暴風に負けじと勢いよく飛び出しシキに突撃する。しかし、シキはおれに向けて手をかざした。
「無駄だ。"
すると、おれの周りに漂う風が次々に獅子の姿へと変貌する。大きさは今までよりも小さめだが、無数に増え続ける獅子達は全方位から一斉に襲い掛かってきた。
「ッ!?グァァアアアア!!!」
「言った筈だ、気象を操れると。ここら一帯の風すべてが俺の攻撃原だと思え"
「ガハッ!!?」
次々に風の獅子が襲い掛かる中、これまでの比じゃない程に巨大な斬撃が飛んできて身動きがとれずにいたおれは喰らってしまう。
今の攻撃で後方に吹き飛び浮島にめり込む。あまりの衝撃に意識が飛びかけてしまい口から空気が漏れ始めてしまう。
「プシューー……ッウプ!!まだだ……まだ消えるな"ギア4"!!」
咄嗟に口を塞ぎなんとか持ちこたえるが正直、既に限界がきている。いったいあと何秒持つのだろう。
だが、ここで弱音なんて吐いてはいられない。そう思いシキに目を向ける。
「そうだ。まだ拳が握れんなら……。まだ敵いんなら……!仲間が待ってんなら……!!動け!動きやがれェェエエエ!!!」
気力を振り絞りおれは再度シキに向かい突撃する。
そう、もう長く闘えないのは向こうも同じハズ。事実、シキも先程の一撃を喰らい既に満身創痍なのは見て明らかだ。
だからと思ったおれは後先の事は考えず残りの体力を振り絞り全速力で空を駆け抜ける。
「一撃ッ!!あと一撃ィィイイイ!!!」
「学ばねェな馬鹿が!"
先程と同じ様に向かってくるおれの周囲に無数の獅子が現れおれに襲ってくるが、自分のダメージなどお構いなしに突っ込んでいく。
「なにっ!?」
「ウオオオオオ!!あと一撃なんだ!その後のおれの身体なんか知らねェ!!"ゴムゴムのォ~~"」
「ジハハハ!!よかろう!ならば受けて立とうじゃねェか!!この"唐獅子"でなァッ!!!」
おれは腕を膨らませ片腕を巨大化させる。そして、シキの側に置いていたサイクロンで出来た巨大な獅子が大きな咆哮をしおれに狙いを定める。
「"
「"
_______バリバリ!ズガァァアアンッ!!!!
両者激しいぶつけ合いが始まり周囲には黒い稲妻が迸る。元は風のハズなのにすり抜けないのはそれ程までに高密度の風圧が獅子の身体を駆け巡っているのだと実感する。
拮抗していた両者の攻撃だったがある違和感に気がつく。
「なんだ?風向きが変わって……ッ!?」
周囲、いやこの嵐全体の風が"唐獅子"に取り込まれていく。そして次第に大きくなっていくと徐々におれの拳が圧され始めた。
「グッ……!こ、こんなもん!!ウオオオオオ!!!」
負けじと更に力を込めるも未だに大きくなり続ける"唐獅子"の強化速度に追い付けず______。
「終わりだ。麦わら」
蛇は獅子に飲まれ視界に映る巨大な獅子の大口を最後におれの意識は遠のいていった。
【side革命軍】
メルヴィユから無事に出られた革命軍は"南軍"軍隊長であるリンドバーグが開発した飛行船で海上に向けて下降していた。
「ハァ~~!やっと帰れる!はやくドラゴンさん達に会いたいな~~」
「これコアラまだ気を抜くんじゃない。おそらく下には無数の軍艦が待ち構えているハズだ」
「わかってるよハック。だからこうして少しでも逃げやすいように直下じゃなく島を離れながら降りてるんでしょ」
ハックの言う通り、メルヴィユの真下の海上にはシキ及びその傘下の海賊達を捕まえるために何十隻もの数の軍艦が待ち構えている。
リンドバーグが急ごしらえで作ったこの飛行船は船がベースのため長時間の飛行は難ししい。なので、飛べなくなる前になるべく離れた位置で海上に不時着する必要があるのだ。
シキの潜伏先が空にあるとわかったリンドバーグが作戦前に用意できた飛行船は三船。サボ達が乗っている飛行船を除く残りの二船は既に島の住民を保護し無事に抜け出している。
後はサボ達が無事帰還すれば任務は終了となる。
「ロビンさん達は無事に島から出られたかな?」
「確かに、麦わらボーイの強さは本物ナブル……。でも、相手はかの有名な海賊王と何度も死闘を繰り広げた伝説の男。勝つのは容易ではなっキャブル」
「……フフ」
イワンコフがルフィの心配を口にするとコアラが嬉しそうな笑みで笑う。その姿を見て一同は首を傾げた。
「アラ、どうかしたのかしら?」
「いや、実は別れる前にロビンさん達に似たようなことを言ったのを思い出したの」
コアラはなんだか楽しそうに続ける。
「そしたら、みんなルフィさんを心配はしてたけど……。敗けること自体はまるで考えていなかったの」
「ああ、おれの時もそうだったな」
「エエ、そういえばヴァターシも」
その言葉を聞き各々似た質問をしていたのか麦わら一味の返答は同じだった。
「心配?そんなのするだけ無駄だろ」
「分かりきったことよねェ……」
「どこまでも自分勝手でおれ達を振り回す」
「そして、どこまでもおれ達を信じてる」
「一度決めたら止まりゃしねェからな」
「フフッ」
「アウッ、アイツの覚悟はスーパーだからな」
「ヨホホホ。そんな彼だから私は着いていくんです。だって……」
『ルフィは海賊王になる男だから!!!!』
【side???】
「なんだ?辺り全部真っ白……。ここどこだ?」
『な~~、お前……。このままだと死んじまうがどうすんだ?』(゚ε゚)?
「ッ!?誰だお前っ!!どうするって……」
『まあ、聞いといてあれだがここじゃお前の声は聞こえねェんだけどな』 ( ゚∀゚)ゲラゲラ
「じゃあ聞くなよっ!!なんなんだよお前っ!!?」
『分かってると思うが今のお前じゃあのライオン親父には勝てねェけど。お前はこれからどうすんだ?』
「どうすんのかだって……決まってんだろ」
『このまま大嵐のライオンに呑まれてくたばるか?それとも自力で脱出して生きたいか?』
「勝ちにいく!!!!」
『何言ってっか分かんねェけど……何をしてェのかは分かった』
「おう」
『おれとしてもここでお前が死んじまうとアイツとの約束が果たせなくなっちまいそうで困るからなァ……』
「おれだってナミを助けるって決めたんだ。ここで死ぬ気はねェよ」
『うし!しゃあねェからおれが手を貸してやっか!今のお前はまだおれに至ってねェから本来はダメなんだが……生憎おれは「自由」なんでねっ。あっひゃっひゃっひゃ!!』
「何言ってんだお前?まあ、好きにしろよ」
『それに、少なくとも「心」だけなら十分に資格はある!だから今回に限りおれが許可してやる!しっかりやれよ!!』ニカッ
「おう!!!」
【sideシキ】
「ハァ……ハァ……。ついに終わった……か」
麦わらを呑み込んだ"唐獅子"は未だに止まらず上空を駆け巡る。元々サイクロンだったんだ。その姿が消えるまで暴れることをやめない。
今頃、麦わらもあの激しい乱気流の中。意識も飛びいずれ命も消えるだろう。
「かなり痛手を負ったが勝者は俺だ……。ジハハハ……ジハハハハハハ!!!」
おれは長い一夜の闘いに決着がついたことを実感し笑いが込み上げてきた。
「邪魔物はいなくなった!これでようやく俺の長きに渡る計画を始動できる!そして計画が完了したその時、ロジャーが自由に生きたこの世界を俺が支配することとなる!!!」
奴が残したこの世界を俺が手中に納めることがロジャーを越えた証となるのだ!!!!
「では、始めるとしよう。最初に目指すは計略の海……"
そう宣言した時だった。
ドンドットット♪ドンドットット♪
突如、上からドラムのような異質な音と共に気配を感じた。
「……なんだ?何の音だ?」
見上げると"唐獅子"がもがき苦しみだしていた。
「いったい何が起こってる?……まさか!?」
ありえない。そう思うも目の前の光景を説明付けるにはこれしか答えは思い付かなかった。
そして______。
「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」
"唐獅子"は弾け飛び、中から一人の男が現れた。"唐獅子"が消えたことで奴の周りだけ雲が晴れ後ろの満月をバックに高らかと笑っていた。
「スゲェ!!これならおれがやりたかったことができる!!」
「麦わら!!!」
「これで終わりにしよう。全部!!!」
どうも皆さんもしロマです!
18話をご覧くださりありがとうございます!
ホントは8月6日までギア5はとって置きたかったのですが我慢できませんでした!!
来週が待ち遠しいですね!
また次回お会いしましょう!でわでわ~( ´ ▽ ` )ノ