東方龍球伝〜サイヤ人の王子が幻想入り〜   作:こいつが超ベジット!!

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第2話 異変解決コンビ結成!?霊夢との出会い!

ーーー紫によって強制的に謎の場所に連れてこられたベジータ。そこで知らされる仕事内容とは…?

 

「おい…貴様ァ!勝手に場所を変えやがってぇ!!ただで済むと思うなよ地球の女ァ!!」

 

 さっきから八雲紫という謎の女に八意永琳と名乗る銀髪の女、同時に2人も自分の力を遥かに上回る者にいいように扱われてしまい調子が狂ってしまっているベジータ。

 だがそんなベジータの事はお構い無しに紫は話を続ける。

 

「あーはいはい。それで仕事を手伝ってあげてーって頼んだ子なんだけどね。今連れてくるから待っててね。」

 

「…だいたいここはどこなのだ。さっきまで『ゲンソウキョウ』の『エイエンテイ』とかいう場所に居たらしいが。」

 

「ここは私の家よ。この地がどういう所かはその子を連れてきてから話すから。バーイ。」

 

 そう言ってまた不気味な裂け目を出現させてその空間に入ったかと思えば、一瞬で紅白の巫女服を来た少女と一緒に戻ってきた紫。

 

「このヘンテコな髪型の男が私を楽させてくれるって言ってた男なわけ?」

 

 気だるそうな表情で喋る巫女服を着た少女。

 恐らくベジータ同様、昼寝してた所を有無を言わされずとっ捕まえられたのだろう。

 

「ええ。そうよ。なにせこの方はあの伝説のサイヤ人なのよ。」

 

「へー。確かに尻尾はついてるけど、黒髪じゃないの。サイヤ人って金髪なんでしょう?」

 

 至極真っ当な反応ではある。

 何せ直接見た事のある紫と違ってもっと後に生まれた世代のこの少女はサイヤ人伝説の事などはるか昔の伝承程度にしか思っていない。

 

「あのサイヤ人も黒髪だったわよ。ただ、衝撃が起こったのか知らないけど、何かきっかけが起こって金髪に変身したみたいでね。それから形勢は逆転、一気に宇宙海賊を撃退したって事よ!」

 

 昔の記憶を意気揚々として話す紫。

 ただこの女、普段から真実をありのまま伝えることもあれば口からでまかせを吐く事も多々あるため霊夢はまた変なやつが変な事言ってる程度にしか受け止めていない。

 

「閻魔の力を凌ぐ者なんて存在する訳が無いじゃない。何が宇宙海賊よ。バカじゃないの?それをサイヤ人とか言うぽっと出のヤツが追い払ってそいつも一緒に雲隠れ?都合良すぎるわよそんな話。

だいたいこいつが本当にサイヤ人なら金髪に変身した時幻想郷に悪意があればそれこそ一巻の終わりじゃない。」

 

 溜まった不満を思いっきり紫にぶつける霊夢。

 そして紫は真剣な表情に変わり、口を開く。

 

「…あのサイヤ人の男には本当に世話になったと思ってるから……ね。それに閻魔の彼女も彼の事を痛く気に入っててね。1個アイツに貸し作れるじゃない!」

 

 真剣な話をしだしたかと思えばまたおちゃらける紫。

 意外と本心を話すのを恥ずかしがる節でもあるのだろうか。

 

「貸し作れるですってぇ!……アンタそんな適当な理由で幻想郷を危険に晒すつもりなの!?私の仕事が増えるじゃないの!!」

 

 あくまで幻想郷の事ではなく自分の過労の方が心配らしい。

 

「安心なさい霊夢。今と昔の幻想郷は全くの別物。正直今の勢力総出ならスーパーサイヤ人の力でも上回っている計算よ。(………それに今、宇宙の荒くれ者どもの様子がどうもキナ臭い……もしあの宇宙海賊をも上回るレベルの軍がココに攻めて来るとなると間違い無く幻想郷は滅びる……!何としても霊夢と彼を成長させて幻想郷戦力の底上げをしなくては………!!)」

 

 普段何を考えているのかよく分からないと言えどやはり幻想郷の創始者・八雲紫。

 幻想郷への思いで彼女を上回る者はいない。

 

「おい!金髪の方の女ァ!人を勝手に連れ出したかと思えば他のヤツと喋り続けやがって……!とっとと仕事内容について話やがれ!!」

 

 八雲紫の戦闘力を警戒して今まで自分への説明を放置して別の者と話し続けていた紫を殺してやりたい気持ちを何とか堪えていたベジータだったがとうとう限界を迎えてしまった。

 

「あぁ……待たせすぎたわね。ごめんなさい……何せこっちもサイヤ人の幻想入りなんて予想だにしてなかったものだからバタバタしてるのよ。」

 

「御託はいい…話を続けろ。」

 

 気性が荒い様に見えて王族出身でフリーザという上司の部下という社会経験も詰んでいるためナッパのようなサイヤ人とは違って建設的な話はできるようである。

 

「えぇ。それじゃあまずここが地球のどこなのか、そして彼女の仕事について話すわね。ーーー」

 

 

 

 

 

 

ーーーそれから少し時間をかけ、まずここは幻想郷という地球の他地域とは特殊な結界を通して完全に隔絶された、「人間」や「妖怪」、「神」といった種族が共存する別世界であること、

 結界を感知し、更に壊す事のできるような実力を持ち合わせた者などこれまでに居ない事、八雲紫がその気になればベジータを宇宙船と共に外に帰す事ができるということ、

 博麗霊夢という巫女服の少女は妖怪退治を生業としており、時折妖怪や神が起こす「異変」の解決の手助けをするのがベジータに与えられた宇宙船の修理との交換条件であった。

 そして、八雲紫の能力はヤードラット星人と何か関係がないかと問い詰めた際にヤードラット星人を知っていた事などからして明らかに豊富な宇宙に関しての知識があるため、幻想郷には恐らく宇宙航空の技術があるであろうことも感じ取った。

 

「(「異変」とやらが起こればその主犯をぶっ殺しに行き、

………いや、幻想郷のパワーバランスのために命は取るなと八雲紫が忠告していたな………

 そして異変が起こらない時は八雲紫が推薦する実力者が俺の修行相手になる。か………

………幻想郷…ナメック星に向かうまでの間実力をつけるにはもってこいの場所だな…!!

 この地に現れたスーパーサイヤ人の伝説が本当だったとしたなら天才である俺様も直ぐに実力をつけスーパーサイヤ人になれるハズだ……。

 そして不老不死の肉体を手に入れた俺ならフリーザの野郎を必ずぶっ殺せる………案外ここに来ちまったのはラッキーだったかもしれないぜ。

 棚からぼた餅とはこの事だ。なんて俺はツイているんだ……くっくっく……!!)」

 

 自分を遥かに上回る力を持つ者が現れた事に不満を抱きながらも自信が宇宙最強のサイヤ人の王子に返り咲ける事を確信したベジータの機嫌は少し良くなっていた。

 

「ま。紫が言うならなんやかんやで幻想郷の危機に関しては大丈夫なのね。じゃ、これからよろしく。

えぇっと……ベジータだっけ?」

 

 さっきはあくまで幻想郷より自分の過労の心配という程だったがなんやかんやで博麗の巫女の自覚はあるようだ。

 

「フン……精々俺の足を引っ張らんようにな…博麗霊夢。」

 

 あくまで利害関係で繋がるだけであって貴様ら地球人とは馴れ合うつもりは無いといった態度のベジータ。

 

 

 

 

 

ーーーこうして、博麗霊夢とベジータは(強引な)出会いを遂げた。

 これから先ベジータ達にどのような試練が待ち受けているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ。言い忘れてたけどベジータ。貴方今日からこの屋敷に泊まり込みね。」

 

「なっ………なんだおォォォォォ!?!?」

 

続く

 

 




という訳でやっと説明パート終わりですッ!!
ここまで少しグダってしまったのに読んでくれた方ありがとうございます。
次回は導入でベジータが八雲家に居候するくだりをやって少し軽く日常回でもやろうかなと思っています。
そして日常回をちょこっと挟んで本格的に紅霧異変編をやりたいなと思っているのでよろしくお願いします!
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。



ーーー戦闘力

ベジータ→3万
霊夢→ベジータと同じくらい?もしくは…?
八雲紫→???
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