超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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半死半生の策

再度向かい合った少年と大蜘蛛。

無傷の邪神に挑むは今にも消えそうな命、それでも歩みは止まらないまま使い物にならなくなった刀を捨てて代わりのように袖口からパチンと音を立てながら飛び出しナイフを取り出す。

 

【5R】

アトラク=ナチャのターン

【噛み付き】60%→52 成功 対象→七夜朔

 

七夜朔【回避】50%→31 成功

 

振り落とされ脚を避け、足場にして迫る2つの顎から宙返りをしてかいくぐる。

七夜朔「俄然問題なし。」

 

不知火「あんま激しい動きすると毒回んぞ!!」

七夜朔「…了解…」

 

七夜朔のターン

【村雨】78.78.78%→21.19.37 成功

 

館長『おいあんな死に損ないさっさと片付けてしまえ!』

 

七夜朔「こいつ神様なんでしょ…不敬…」

館長の方へ駆け出す。

振り下ろされる脚の隙間をぬい、どんどん加速する。

 

館長『おっおい!』

しかし手前で分断するように置かれる。

目の前の脚を踏み台に跳躍し横の柱を蹴り抜いて後ろに下がり距離をとる。

 

2d6+2d4→(6.6+3.3)18ダメージ

 

蹴り砕かれた柱は先程蹴られた場所を中心に大きくゆれ倒れる。

 

崩れた柱は大蜘蛛に当たりながら地面を大きく揺らす。

4d6→(3.2.4.4)→13ダメージ

 

不知火「やったか!?」

土煙と共に崩れた柱の破片をのせた大蜘蛛は姿をあらわす。

星見「……ふひひ…それはやってない時のお約束」

 

不知火紫のターン

不知火「うるさいなぁ!とりあえず縁部ちゃんは私についてこい!大怪獣バトルに巻き込まれないくらいには下がるぞ」

 

縁部「はっ…はい!でも七夜くんは…」

不知火「あいつは私たちのこと守ってるんだから居たらかえって邪魔だろー!」

 

縁部知佳の腕を掴んで再度入口近くまで走っていく。

 

星見海月のターン

星見「七夜様…」

自分の近くまで下がってきた七夜朔に星見海月は言葉をこぼし、それに七夜朔は肩で息をしながら目線をむける。

 

星見「まだ…やれる?」

七夜朔「大丈夫…」手を握ったり広げたりする。

 

星見「…ふひひ…だめになったら言って…?」

七夜朔「…ありがとう…いざという時はよろしく」

 

【6R】

アトラクナチャのターン

【蜘蛛の糸】80%→100 ファンブル

 

館長『くそ! 瓦礫が邪魔で私も下がれないじゃないか!』

崩れた瓦礫に脚が埋もれたのか身動きが取れていないようだ。

 

七夜朔のターン

七夜朔「待ち侘びた勝機」

【村雨】78.78.78%→71.65.77 成功

 

七夜朔は大蜘蛛の方ではなく先程崩れた柱と反対側の柱に走り込み蹴りを入れる。

2d6+2d4→(6.2+1.3)12ダメージ

 

ひびが入ると同時に天井が揺らぐ

七夜朔『そろそろ狙いがわかったか?』

 

館長はハッとしたように自身の足元を見る。

七夜朔『蜘蛛は固くてもその床の下は地下だろ?』

 

不知火紫のターン

 

今戻った!という声と共に走って戻る。

 

不知火「どうだ!勝てそうか!」

星見「ふへへ……七夜様は地下に落とそうとしてるみたい」

 

なるほど?なにかないか?あいつのサポートが出来そうな…

【アイデア】70%→23 成功

 

不知火紫は思い出す。先程は毒が入ってすぐに催眠をした。時間が経って毒が回りきれば動けなくなるのではないかということに気づく。

 

不知火「柵に使われてたロープ持ってこい!」

 

星見海月のターン

星見海月はロープを引きずりながら不知火紫の元へ寄る。

 

星見「ふへ…これなにに使うつもり?」

不知火「私は優秀だからなあいつが動けなくなるまで動く事くらい想像にかたくないと踏んだ私はこれで救出してやろうと思ってな!」

 

【7R】

アトラクナチャのターン

【噛み付き】60%→63 失敗

 

瓦礫を振り払って蜘蛛は噛みちぎろうと大顎を向けるが七夜朔は柱を足場に飛び退き容易に回避する。

 

七夜朔のターン

飛び退いた勢いのまま振り向き柱へと駆け出す。

 

【??】78.78.90%→62.46.56 成功

七夜朔「時雨…」

柱に一気に走り込み回し蹴りを突き刺す。

1d6+1d4→(1+3)4ダメージ

 

そのまま身体を屈めて上へと蹴り上げる

【村雨】39.78.78%→11.64.39 成功

七夜朔「…村雨……」

2d6/2+2d4/2→(3.3+2.1)9ダメージ

 

パラパラと天井が崩れ始めるが柱はまだ繋がったままだ

【??】39.78.78%→7.44.45 成功

七夜朔「……夕立」

 

落下した状態で身体を回転させかかと落としをぶつける。

1d4+1d3→(4+3)7

 

その衝撃で柱は崩れ天井諸共、蜘蛛へと降り注ぐ。

8d6→30

 

硬いコンクリートの床も崩れていき、地下にある魔法陣を瓦礫で埋めつくしていく。

 

蜘蛛と館長、七夜朔は崩落した地下へと落ちていく。

 

〜戦闘終了〜

 

七夜朔(疲れたな…それに痺れても来た…)

館長『そんな!馬鹿な!我が神が!』

 

魔法陣が崩れ効力を失ったせいか大蜘蛛は消えゆき、館長と七夜朔だけが下へと落ちる。

 

館長『だが!お前もここで終わりだ!ふはは!頑張った甲斐もなかったな!!』

七夜朔『君と違って…僕は1人じゃないからさ』

 

次の瞬間七夜朔は上から落ちてきた影に身体を掴まれる。

 

不知火「馬鹿野郎!無茶過ぎだろ!でも良くやった!お前本当に良くやったよ!」

 

不知火紫が七夜朔の身体を抱え込む。腰にロープを巻き付けてどうやら飛んできたようだ無茶をするのはどっちだか…

 

そんな考えを浮かべながら落ちて瓦礫に埋もれたのだろう見えなくなった館長へ一言告げる。

 

七夜朔『僕らの勝ちだよ』

 

ーーーーーーーーーーーーー

その後4人は警備員や救急隊によって美術館が包囲される前にそそくさとその場を後にした。

 

あれから昨日通った道を頼りにベレッタの家へと戻った4人はベレッタに何をしていた?と深く追求された。

 

サイトはボロボロの七夜朔を見て目から滝のような涙を流しながら肩をつかみ揺さぶっていたが正直痛かった。

 

ベレッタ『んで?邪神に襲われましたって?』

不知火『そういう訳です。まぁ信じらんないですよね』

 

ベレッタはサイトの方を見る。

 

縁部「それでね!最後まで見てないけど七夜くんがシュババーって蜘蛛の化け物を退治したんですよ!かっこよかったです!」

 

布津「私が寝てる間にそんな凄い体験してたの!? でもありがとう私の事探しに来てくれて」

 

縁部「友達だから当たり前でしょ!私こそごめんね一人で行かせちゃったから」

 

サイト「朔〜大丈夫?にしてもあのやろ…私の朔をこんなにボロボロにしやがって…ぶっころ……かわいそうにー」

横になってる七夜朔の頭を乱暴に撫で回す。

正直痛い

 

ベレッタ『おいおいサイト!あんまり乱雑に動かすな!まだ毒抜けてないんだから!』

 

ベレッタ『まぁアイツみたいな不思議生物見てるせいでそういうのもそりゃ居るよなって感じだ』

不知火『なっ何やら訳ありのご様子で』

 

ベレッタ『それで?今夜にでも帰るのか?』

不知火『まぁ依頼は解決しましたし長居は無用かと』

部屋の隅の方で様子を見ている星見海月にし話しかける。

 

不知火「おまえは?」

星見「ふひ…私も日本に帰ってこの事をぼかしつつ本を書こうかと…」

 

不知火「小説ねぇこれまた忙しいこった」

その時スマホが震える。

不知火「あっ悪い、なんかきたっぽい」

 

ギャーギャーと騒がしい外野を遠目にスマホに届いたメッセージを開く。

不知火「行方不明の少年について?あ〜そういや忘れてたわ探して欲しいなら写真よこせって送ってたな」

 

メッセージを軽く目で追い、送られてきた写真を見る。

不知火「黒姫零ね……あ?」

思わずスマホを落としかける。

 

なぜなら送られてきた少年の写真はどう見ても目の前で今弄ばれている七夜朔と瓜二つだったから

 

〜事象解決〜




成長判定
七夜朔 受け流し70%→73 成長70→79

不知火紫 目星62%→93 成長62→67

第9の事象 終了
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