超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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意味は次の任務の指名は12ですね。

UA20000到達してました!!!うぉぉぉぉ!
多くの読者に支えられてます
これからも皆見ていってください。


ネクストミッション ノミネーション12

男のポケットに入れたスマホが軽い振動と共にメッセージがきたことを知らせる。

 

仕事の依頼はいつも突然だ、カーテンから差し込む光を見て今日は少し寝過ぎたと感じる。

 

依頼内容を見るとどうやら要人警護との事だが、なるほどー?科学者ね、それにしてもわざわざ自分に頼むほどか?それに軍とかそういう正規のものではなく傭兵……しかも僕のような戦闘型を所望とは余程恨みを買ってる人間かはたまた行く場所が余程信用出来ないかってところか。

 

あっそういえば今日は昼からあいつと遊ぶ約束だったな、遅れたらどやされそうだ。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

〔やぁ!待ったかい?〕ポチポチ

機械音声が鳴る。どうやら彼が持って小さいパソコンの様な物から聞こえているようだ。

 

「待ったか?あぁ待ったよレイ、時計を見てくれ俺の話した集合時間が11時だったのに今は12時にさし迫ろうとしている」

 

レイ?〔HAHAHA!ごめん〕(т-т)

レイと呼ばれた青年の顔に着いた仮面に泣きの顔文字が浮かぶ。

 

「別に俺は怒ってねぇよほらっ行こうぜ」

目の前の青年はベンチから立ち上がり背伸びをする。

 

レイ?〔あぁ、そういえば改夜、今朝任務の依頼がきていてな〕

改夜「あ?依頼?ほーん、内容は?」

 

レイ?〔要人警護らしい、と言っても少々きなくさいけどね〕

改夜「そうか、銃の手入れとかは大丈夫そうか?」

 

レイ?〔問題無い自分の仕事道具だからね〕

( ・´ー・`)ドヤァの顔文字をうかべる。

 

改夜「っふ…何当たり前のことでどやってんだ」

笑いながら肩を叩く。

 

レイ?〔それにしてもなぁ〕

改夜「なんだ?困り事か?」

 

レイ?〔いや、一人で仕事をしてるとたまに憧れるんだよな背中を預けられる相棒的なやつに〕

そう言葉を話す?彼の方を不満げに睨む。

 

改夜「なんだ?俺のサポートは不満か?」

レイ?〔あっいや違うよ?そういうんじゃない…なんといえばいいか……お前は背中を預けられる相棒だとは思ってるんだけど、そう!肩を並べて一緒に戦場を歩けるバディ的なやつ〕

 

改夜「お前の横で?…はっレイお前の横に生半可な実力者がいたら敵と一緒に穴だらけになっちまうよ」

レイ?〔そっか……〕(т-т)

 

改夜「まぁお前には俺がいるだろ?」

 

レイ?(俺と同じ弱きを救う様な実力者でおまけにウマが合いそうなやつなんてそうそういないか)

 

改夜「ほらっ映画の時間近いんだから走るぞ」

レイ?〔あっおけ 走ろう走ろう〕

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

『朝のニュースです。昨日、ロンドンの美術館にて大規模なテロがありました。テロにより館長及びスタッフを含めた十数人が死亡。また美術館の地下収蔵庫にて近頃発生していた行方不明者と見られる女性が遺体で発見されました。当時会場ではワークショップにより多くの人が集まっておりショックのあまり大勢の方が大きな蜘蛛が現れたという幻覚を見たそうです。今後の心のケアがー』

 

テレビの電源を切る、昨日の傷が痛まないかと言われればあれから毒が抜けた後ベレッタにかいふくまじゅつ?とか言うのをしてもらったおかげで問題無く動くし痛みもない。

 

さてあれから何があったかと言えば知佳やその友人の麗、それに海月が今朝の飛行機に乗って帰っていった。去り際に連絡先を貰ったがサイトに見つかると燃やされそうだから今は隠して持っている。

 

冗談と言うやつで飛行機の見送りの際に寂しいと言ったら3人から頭を撫でられた。

 

そして

不知火「良いか!お前は黒姫零なんだよ!」

サイト「ちょっと!朔に余計なことを吹き込まないでよ!」

 

何故か残った紫にどこかで聞いたことがある名前をこうして言われている。その名前を聞くと頭痛がするからやめて欲しいがサイトの様子を見ると"余計な事"と言っているのでおそらくは僕に関係していることなのだろう。

 

黒姫零……それが僕の名前だとするなら七夜朔というこの名前は一体何なのだろうか。僕を探している人間がいるということなのだろうか?だとするならそれは知佳と麗の様な友人?それとも家族?

 

わからない

でもさっき紫から見せられた写真に映っていたのは紛れも無く自分だと思った。

 

他人の空似というやつではない、他ならぬ自分がそこに映された男を自分であると感じた。

 

屈託もない笑みを浮かべている。

自分はこんな風に笑っただろうか?

 

もし黒姫零としての自分が本物であるなら、今の自分は偽物ということになるのだろうか……

 

あぁ、頭痛がする。

逃避する様に窓の外を見ると何かがヒラリと視界の端を通過した。

 

思わず立ち上がり窓を開ける。そこには赤いマフラーが空に舞っていき、目の前には"彼岸花の花畑"が広がっていた。

 

……ズキズキと頭の痛みが増していく。

初めて見る……いや、見た事があるように感じる。

 

頭を抑えているとベレッタが心配してくれたのだろう話しかけてくる。

ベレッタ『どしたー?まだ痛むか?』

 

七夜朔「いや…そんなことはない」

 

ベレッタ『そう?まぁ、色々分からないことだらけだよね』

 

その言葉を聞いた途端にドクンと心臓が跳ね上がる。

同じ様な台詞をどこかで聞いた覚えがある。

 

ノイズがかった脳裏に浮かぶ映像には大きなハサミと血塗られた刀、赤いコートを着た女性、鬼灯……

 

知らない記憶、それでも確かに大事な気がする記憶。

知りたい。

 

ベレッタ『まぁ傷は治ったとはいえ痛い思いしたんだし少し大人しくして……』

 

窓の外に広がる彼岸花の群れを見て、窓枠に足をかける。

この先に僕の知りたい物がある気がしてしまった。

 

不知火「ちょっおま、話は終わってないからなー!」

 

窓から飛び出す七夜朔の服を不知火紫は掴みながらその後を追う。

 

サイト『ちょっとベレッタなんかした?』

ベレッタ『してないよ!何か窓の外にあったの?』

 

窓に近づき外を見る。

そこには誰も居ないいつもと変わらない草原が広がっていた。

 

〜事象開始〜




この話で出てきたものって何?って人は第1話から見てきてください(鬼畜)
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