超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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明けましておめでとうございます


腐敗に満ちた舞踏会

屋敷の廊下を歩き、奥の部屋へと進む。

 

両開きの扉を開くとそこには幾多にも及ぶ腕や足、胴体がぶら下がっている。

 

そして中央にはナイフを片手に人形囲まれた男がこちらをさぞ愉快な様子で観察している。

 

腐臭がする中で人形がもぞもぞと動き始め、男を守るように立ち上がる。

「ようこそいらっしゃいました♪どうでした?私の屋敷は?幼子を虐げ少女と戯れる時間、楽しんで頂けましたか?」

男はくすくすと笑うようにこちらへと声をかける。

 

ミケル「残念ダッタガ私ガ心揺レルモノハナカッタヨ」

ミケルはがっかりだといった身振りをする。

 

志摩諒「それは残念、おっと失礼私の自己紹介を忘れていました!私は志摩諒と申します。 いやぁそれにしてもこれほど元気な方が来るとは思いもしなかったですねぇ♪」

 

五十嵐〔なぜこんなことを君はするんだ〕

 

志摩諒「なぜ?おかしな事をいいますね?お腹がすいたら人はご飯を食べるでしょう?それと同じです。全ては私の欲求を満たすためですよ」

 

不知火「お前がやってるのはただの自己満足の欲求解消みたいなもんなんだよ!一人でやってろ!」

 

問いかけるように志摩諒はこちらに視線を傾ける。

志摩諒「ご高説どうも、愉快だと思ったのだけれどね皆同じ意見なのかな?」

 

向日葵「愉快でもなんでもないさ。君のやってることはただの一人芝居みたいなものだからね」

 

黒姫零「……辞めることはできないの?」

志摩諒「…なぜやめる必要があるんです?」

 

五十嵐〔…相棒、残念ながら人は皆分かり合えるとは限らないんだ〕

レイノルドが黒姫零の肩を掴み首を横に振る

 

志摩諒「それにしても、そこの少年、君はなぜ私の朱鈴に密着しているのですか?離れなさい」

 

黒姫零「朱鈴は物じゃない、それに少なくとも君のものじゃないよ」

朱鈴「あなたなんかよりれいの方が100倍いいよーだ」

朱鈴はそう言って後ろから抱きつく。

 

志摩諒はその様子に腹立ったのか苛立ちを隠せなそうだ。

志摩諒「…君が朱鈴に何を吹き込んだのか知りませんが…不愉快ですね。君は原型が残らない程に切り刻んで差し上げましょう。」

 

黒姫零「ここで君を止めるよ 君のせいで苦しんだ子達の為にも」

五十嵐〔よく言った相棒、手を貸すぞ〕

 

志摩諒「…いつだかに似た様なことを言われた気がしますね……まぁ良いでしょう。」

 

不知火「おい、黒姫!こんなネクロフィリアのロリコン野郎ボコボコにしてやれ!」

 

黒姫零「やり合うしかないんだね…」

志摩諒「貴方たちはコレクションには不向きなのですが…仕方がないですね」

 

志摩諒の周りにいた5人の少女の人型がこちらへと歩みだした。

 

~戦闘開始~

ミケル・ゴエディア→不知火紫→五十嵐レイノルド→黒姫零→志摩諒→少女のゾンビ5人

 

ミケルのターン

ミケル「穏便ニハ帰ラセテ貰エナイ様ダ」

ミケルは背負っていたリュックから不思議な形をした銃の様な物を取り出す。

 

ミケル「コレガ偉大ナル種族ノ発明…ソノ一端ダヨ」

【電気銃】50%→38 成功

ミケルが標準を合わせて引き金を引くとバチバチと帯電した後に電撃が発射される。

 

志摩諒に当たる寸前に周りに立ったゾンビの内の一体が壁となった。

1d10→8 ダメージ

皮膚が焼け切れ、脆い腕は千切れてゾンビは動かなくなった。

 

不知火紫のターン

不知火「さて、私にできることは…」

ちらっと黒姫零の方を見る。

朱鈴「?」

 

黒姫零の背中に引っ付いてる朱鈴と目が合う

不知火「黒姫の邪魔だろ!どけよー!」

朱鈴「いーやーだー」

 

向日葵「紫さん紫さん」

不知火「あー?なんだい」

ちょいちょいっと指でつつかれ目線を移す。

 

向日葵「紫さんってー催眠術で他の人になりすますのってできる?」

不知火「…まぁできるけど私そんなに引き出しないぞ?」

 

草薙向日葵は興味津々と言った顔で言う。

向日葵「騙されたと思って、わたしになってみてよ」

不知火「…なんだそりゃ…」

 

向日葵「できない?」

不知火「はー?できるし、余裕だかんなー?」

【催眠術】80%→12 成功

 

不知火「自己催眠…なんだこれ…頭痛って…」

頭痛と共に鼻から血が雫となって流れ落ちる

向日葵「どう?私の力、上手く使ってみてね」

 

五十嵐レイノルドのターン

五十嵐〔周りのやつが邪魔だな、先に潰そう〕

【拳銃】80%→12.42.72 成功

肉壁の様に立ち塞がるゾンビの胴体を2発の弾丸が撃ち抜き倒れ伏したところで頭を吹き飛ばす

 

五十嵐〔次だ〕

 

黒姫零のターン

手に持った本を見つめる。

「鬼灯、力を貸して」

 

淡い光は徐々に弱くなり、そして消えた、

黒姫零「……あれ?」

 

向日葵「さっきと同じ状況にしてみるといいんじゃないかな?」

黒姫零「同じ状況?」

【アイデア】80%→1 クリティカル

 

黒姫零「わかった…!」

朱鈴「何がわかったの〜?」

黒姫零はその場にしゃがみ、朱鈴を下ろす。

 

黒姫零「少し離れてて、今からまた燃えるから」

朱鈴「え〜…わかった」

脇腹に手を当てる、先の戦闘での傷口から乾ききっていない血が手を濡らしていく。

 

黒姫零「…僕だよ、鬼灯…力を貸して…」

血に濡れた手で本に触れる、すると先程とは違い赤い光と共に蒼い焔が溢れ出す。

 

黒姫零「トリガーは"血"か…」

蒼炎が消える頃には本に触れていた手に深紅の刀身に彩られた刀が同じ様に握られていた。

 

黒姫零 SAN値56→6減少

 

黒姫零「……?」

カタカタと刀の先が震えるのは恐怖なのか失血のせいか、それとも別の何かなのか。

 

黒姫零「いくか…」

【日本刀×武道武器術】75.65%→74.49 成功

2d10+2d4→(3.4+1.4)(ダメージ軽減)6ダメージ

 

庇うように立った少女のゾンビを両断する。

切断した綺麗な少女はまるで生きてるようで、手に罪がのしかかる感覚がある。

 

黒姫零「……っ」

 

五十嵐〔気にするな相棒、既に死んでいるんだ 寧ろ僕達が楽にしてあげたと思うべきだ〕

 

黒姫零「…うん」

志摩諒「…あぁ、君のその刀!見覚えがあると思ったよ!昔あった子が持っていたのにそっくりだと思っていたよ」

 

黒姫零「…それって…?」

志摩諒「…気になるのかい?昔私が殺した子の事が、名前は……ほお…忘れてしまったね」

 

心臓が跳ねる音がする。

黒姫零「鬼灯…」

ーーーーーーーーーーーーー

黒姫零「……まぁこんなことが書いてあるだろうと思った」

そういいながら次のページをめくるとそこには

鬼灯(赤い服の少女):10歳ぐらいの幼さが残る少女。彼女の周りに赤い炎を灯してる鬼灯を宙に浮かせている

………彼女は、過去に殺人に遭ったと言っているが詳細は不明

 

ーーーーーーーーーーーーー

あの時思わず目を逸らしたもの

もしかしてお前が

志摩諒「あぁ!そうそう!鬼灯だ…君なんで知ってるんだい?」

 

黒姫零「お前が」

鬼灯をころした?

黒姫零「…絶対にお前を…」

 

志摩諒のターン

志摩諒「不思議な縁もあるものだね」

【ナイフ】50%→21 成功

攻撃対象→(1ミケル.2不知火紫.3レイノルド.4黒姫零)1.ミケル

 

志摩諒「私の芸術を理解できないナンセンスな貴方から!」

素早い身のこなしでミケルの前へと距離を詰め、ナイフを突き出す。

 

黒姫零「させるわけないだろ……!」

【庇う×受け流し】19.4 成功.クリティカル

金属同士がぶつかり合う音と共にナイフを上へとはね上げる。

 

志摩諒「邪魔ですね、貴方」

黒姫零「やるなら僕からやれよ」

ミケル「WOW!ワザマエ!」

 

【日本刀×武道武器術】75+65%→82.69 失敗

黒姫零「……ゲホッゴホッ」

抑えた手から血が溢れ出る。

志摩諒「なんですか?貴方既に死に体じゃないですか」

 

黒姫零「死に体?ならそんな僕に止められてる君は所詮無抵抗な相手を傷つけることしかできないやつだってことだよ」

 

志摩諒はその言葉に笑顔が引き攣る。

しかし、既に動かなくなった2体の人型を見て分が悪いと思ったのだろう。

志摩諒「……ではあなただけでもあの世に連れていきましょう」

 

不知火「黒姫ー!気をつけろー!お前狙うって言ってんぞ!」

五十嵐〔相棒、あの時の怪我が開いたら危険だ無理をするな〕

 

黒姫零(嫌だ…!アイツは僕が!)

ガクガクと膝を手で叩く。

黒姫零「気合い充分」

 

少女ゾンビの攻撃

こぶし50.50%→69.10 1人成功

噛みつき30%→9 成功

 

黒姫零「来なよ…!」

【回避】50%→34 成功

【受け流し】79%→69 成功

 

紙一重で引っ掻きの様な攻撃を後ろに飛び続けざまに飛んできた少女の口に刀を入れ込み受け流した。

 

黒姫零「はぁ…はぁ……」(あぁ、しんどい…)

 

朱鈴「れい?大丈夫?」

黒姫零「……大丈夫。」

向日葵「君はこんな所で倒れちゃいけないよ」

 

~2ラウンド~

ミケルのターン

ミケル「マッタク、大人気無イナ、君ニハ余裕ガ無インダヨ余裕ガ」

【電気銃】50%→20 成功

1d10→7ダメージ

 

ゾンビがまた1人糸の切れた人形様に崩れ落ちる。

 

不知火紫のターン

不知火「いいもん見せてやるよ」

 

【武道立ち技×キック】75.75%→47.58 成功

ゾンビの一体に素早い身のこなしで近づき、回し蹴りをいれる。

3d6+1d4→(6.1.6+3)(ダメージ軽減)8ダメージ

 

抵抗できないまま吹っ飛ばされたゾンビはピクリとも動かなくなる。

不知火「私は戦えないって?…忍ナメんなよ」

 

~五十嵐レイノルドのターン~

【拳銃】80%→62.98.98 1部成功 ファンブル

2d6→(3.3)6ダメージ

 

五十嵐〔相棒に無理はさせられな…〕

1発の弾丸が胸元を抉り抜く。

ガキン!と音を立てた銃を無理やり撃とうと引き金を引くと銃口が爆ぜた。

 

不知火「おいおい大丈夫かー?」

五十嵐〔………痛ぇ〕(まじか…両方しゃかった)

HP12→11

 

周囲にいた少女の人形は全て骸へと戻り志摩諒1人が残った。

黒姫零「…もう君一人だよ」

 

その言葉を聞いて尚殺人鬼は不敵に微笑んだ




新年早々リアルSAN値が削れていて中々しんどい
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