そういえばクリティカルもファンブルも無かったですね、平和です
黒姫零は目を覚ます。
昨日見たものは夢かはたまた現実か、身体中が痛いのでおそらく後者だろう。ふらふらする身体とは対照的に意識はしっかりとしてくる。
体を起こすとどこからか にゃーん と嬉しそうに鳴く猫の声が聞こえた。
枕元には小さな黒猫の様な生き物のキーホルダーが転がっていた。
黒姫零「……ケットシー?……とりあえず学校行こ…」ギシッ
ベッドから身体を起こす。全身が悲鳴をあげている。新しく出来た傷も痛みを訴えている。
黒姫零「あ〜そういえばかほちゃんが昨日包帯とかくれたっけ…」
応急手当DICE
黒姫零【応急手当】50%→67 失敗
黒姫零「片手だと上手く巻けないや、ぐっ…痛い…とりあえず行こ」
黒姫零は制服に着替え、ケットシーのキーホルダーをスマホにつける
黒姫零「とりあえずここにつけとこっと」
そうして学校えと向かった。
昨日より怪我が増えてることに他の生徒や先生がざわついたのは言うまでもない。
放課後、黒姫零が帰ろうと校門に行くと人影がある。
黒姫零「(誰かいる…生徒の迎えとかかな?…)」
疑問に思うも帰ろうとすれ違った時、人影に呼び止められる。
キミカ「零…くん…だよね?」
黒姫零「……!キミカちゃん!?あれ、どうしてここに!?」
キミカ「零くんがここの高校通ってるって教えたんでしょ?」
黒姫零「あっ…そういえば」
キミカ「ついてきて、怪我とか見てあげる♪」
黒姫零「それじゃ…お言葉に甘えよう…かな?」
キミカと黒姫零は町外れにポツンとある一軒家へとたどり着く。
黒姫零「えーっとここは?」
キミカ「ふっふっふ…ようこそ黒姫零くん、私の研究室へ」
そうドアを開けながら手招きする。
黒姫零「……わぁ…!お邪魔します!」
目を輝かせて黒姫零は中に入っていく。
キミカ「研究室とは言ったけど私のお家、ここにはないけどちゃーんと錬金術師っぽいのもあるわよ、とりあえずそこのソファに座って〜」
黒姫零「初めてそういう人の家に入ったなぁ〜」
キミカ「まぁ中々無いとは思うわよ?、それじゃあはい、腕出して」
黒姫零「あっはい、お願いしまーす」
医学DICE
キミカ【医学】55%→54 成功 1d3回復 →2
黒姫零HP3→5
キミカ「それと、はいっこれ私の特製ポーション」
そういうと懐からちゃぷっと液体の揺れる音と共に怪しいフラスコに入った液体が出てくる。
黒姫零「……飲めってこと?」
キミカ「飲めってことだよ♪」
黒姫零「Really?」
キミカ「りありー♪♪」
黒姫零「…いただきます……、、、」ゴクゴク
飲み終わると同時に青い顔で黒姫零はふらつきながら言う。
黒姫零「……にがい…」HP2d3回復→5 HP5→10
キミカはその様子を見て楽しそうに笑っている。
黒姫零「うへぇ…すっごいにがい」
キミカ「良く飲めました♪ 偉い偉い そうだ、零くん携帯出して〜」
黒姫零「携帯?これ?」
キミカ「あっ、そのキーホルダー、君も貰ったんだ?私のとはちょっと違うみたいだけどね。」
黒姫零「キミカちゃんも貰ったんだ?」
キミカ「中々いい物貰っちゃったね!そして零くんにはこれもあげよう」
そう言ってスマホを操作する。
キミカ「はい、私の連絡先、なにかあった時は頼りなさい?」
黒姫零「ありがと…わーい凄い人と連絡先交換しちゃった〜」
キミカ「あとそのキーホルダー」
黒姫零「?これがどうかしたの?」
キミカ「それに呪文を唱えた時と同じ感じに魔力をこめてごらん?」
黒姫零「いきなり言われてもあの時は無我夢中でやったからやり方とか分からないよ?!」
キミカ「まぁまぁ やってみて?」
黒姫零「うーん…」MP9→7 【???】40%→10 成功 1d2→2
黒姫零がキーホルダーを握りしめ試行錯誤をしながら唸っていると、キーホルダーが光り輝き目の前に小さな子窓が現れる。
キミカ「おっ成功してる?」
黒姫零「??? なぁにこれぇ」
すると子窓が開き小さな黒猫が出てくる。
黒猫「ニャーン」
黒姫零「…キミカちゃん!可愛い猫出てきた!」
キミカ「……クスッ…あのね?零くん、私の仮説が合ってるならその子は多分ケットシーちゃんよ?」
黒姫零「……そうなの?」黒猫の方を見る。
黒猫はニャーンと言いながら足に擦り寄りゴロゴロと喉を鳴らしている。
キミカ「ほら?多分そうよ」
黒姫零「猫語は履修してないなぁ…」
キミカ「無事呼ばれて良かったわね!ケットシーちゃん♪」
黒猫は黒姫零の肩の上に乗り器用にバランスをとっている。
黒姫零「えっと…改めてよろしくね?ケットシーちゃん?」
キミカ「ケットシーって言うなら種族の名前だから零くんが名前付けてあげたら?」
黒姫零「…付けていい物なの?」
キミカ「別にどんなものでも良いわ。けど、ちゃんと考えてあげてね?
それがその子に対する最初の等価交換よ」
黒姫零「…ノワール…はどう?」
キミカ「へ〜どうしてその名前にしたの?」
黒姫零「猫好きだし、ノワールって確かフランス語か何かで黒って意味でこう…ピンと来た?」
キミカ「ケットシーちゃんどう思う?」
キミカが尋ねると、肩に乗った黒猫は黒姫零の頭に軽く頭突きをしてニャーン
と鳴いた。
キミカ「気に入ったのかな?」
黒姫零「そうだといいな、ネーミングセンスとかなくてごめんよ〜」
キミカ「あっ…なんだかんだいい時間だしそろそろ帰らないとだよね?」
黒姫零「えっほんとだ、名残惜しいけどそろそろ帰るね!」
2人と1匹は立ち上がり玄関の方へと向かう
キミカ「またね〜零くん、それにノワールちゃん♪」
キミカは黒姫零の肩にいる黒猫にそう言って玄関のドアを開けた。
黒姫零「ありがと!キミカちゃん、またね〜!」
そう言いながら遠ざかっていく背中を見送りながらドアを閉める
キミカ「いや〜面白い子だったな♪」
〜事象解決〜
SAN値回復1d6 →3 , 5 回復
黒姫零【SAN値】85→88 キミカ【SAN値】75→80
技能成長無し
New Item
黒姫零→ケットシーのアーティファクト
MPを1点分溜め込むことが出来る MPを2支払い 40%【黒姫零のPOW×5の半分】の確率に成功することでケットシーを呼び出せる 呼び出した際1d2を振り1なら人、2なら猫の姿で呼ぶことができる
キミカ→黒猫のアーティファクト
MPを3点溜め込むことができる