超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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皆この物語がハッピーエンドで終わることを望んでますね ふふふ



水面の向こう側

黒姫零が貯水池に落ちて早くも3分が経過していた。

 

暗町「…潜水…というか零くんがどれくらい潜ってられるのかわからんがそろそろ何かアクションがあってもいいんじゃないか?」

 

佐藤「…俺泳げるんでいつでも行きますよ?」

 

天野宮「……零くん…」(なんでまだ上がって来ないのかな…溺れてる?!)

 

3人が固唾を飲んでいると暗町是男のスマホが鳴る。

 

暗町「…?…零くん!?えっあいつ水中でスマホ触る余裕あんのかよ!?」

佐藤「うぉ、どうかしたんですか?」

叫びだした暗町に少し動揺しながら話しかける。

 

暗町「いや、零くんからLINEがあってな…飛び込んでおいで? 怨霊になるには早すぎないか…?」

 

天野宮「そんな漫才してる感じなんですか…?」(とりあえず無事みたい…よかった…)

 

佐藤「飛び込むと何かあるんでしょうか?」

 

暗町「わからんが…行ってみるか?」

 

佐藤「…あ〜、普通じゃないことに巻き込まれていってる…」

 

天野宮「零くんを信じて行くべきかしらね…」(あんまり濡れたくないけど…)

3人が水面に飛び込むと上がるはずの水飛沫はひとつも起きず、スっと3人を水面へと吸い込んでいった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

目を開けるとそこは倉庫のような場所で薄暗く物が散乱している。

 

黒姫零「あっ来た、」

 

暗町「…まったく、そういう無茶」

天野宮「零くん!大丈夫?怪我は無い?」(無事そう!良かったぁ)

 

佐藤「…天野宮さん?」

天野宮「…コホン、危険な真似はあまりしないようにな?」

 

黒姫零「はーい」

 

そうして辺りを見渡すと複数人の少女が整列して立っており、全員が心ここに在らずといった目でそこにいた。

 

佐藤「リストにいた子もいますね」

 

暗町「ということはここが取引現場ってことか?」

そんな話をしていると

 

聞き耳DICE

全員自動成功

 

コツ、コツと倉庫の外から足音が近寄って来ていることに気がついた。

 

天野宮「…誰か来るわ」

 

暗町「やるか…」

【隠れる】自動成功

暗町はごちゃごちゃとした倉庫を上手く使い身を潜める。

 

すると倉庫の扉が開き人影が倉庫に足を踏み入れる。

天野宮「…野茂院長!」

 

野茂「はっ?なんであんたらここに!」

そう言って踵を返し、ここから逃げ出そうとする。

 

暗町 是男【忍び歩き】73%→62 成功

【暗器】 80%→56 成功

 

暗町は逃げようとする野茂へ角指をつけた手で攻撃を仕掛ける

2d4+1→7

完全に不意を着いた男の背中を大きく切り裂く、しかし野茂は少しふらつきながらも走ってその場を後にする。

 

黒姫零 天野宮「暗町(佐藤)くん!」

追跡DICE

暗町 是男【敏捷対抗】90%→41 成功

佐藤 翔太【追跡】50%→21 成功

2人が名前を呼ぶと同時に男の後を追跡し始めた。

出遅れはしたが、時期に追いつくだろう。

 

天野宮「さて…零くん?」

黒姫零「なに?」

 

天野宮「なんで追わなかったのかな?」

黒姫零「簡単、こんだけ手が込んでるんだから複数犯で尚且つ、院長さんの取引相手もそんなに離れた場所に居ないでしょ?」

 

天野宮「そうね、あっちは2人に任せて私たちは別の犯人を追いましょう」

奥へ進むと扉があり、開けると階段が続いていた。倉庫を出ると女性の悲鳴が聞こえる。

 

SAN値チェック

黒姫零【SAN値】81→52 成功 減少無し

天野宮 蛍【SAN値】75→77 失敗 1d3→2

天野宮 蛍 SAN値73

 

黒姫零「蛍さん!行こう!」

天野宮「っ! そうね!」

悲鳴を聞き、少し動揺したもののすぐに落ち着きを取り戻し、悲鳴の聞こえた場所の方へと走り出した。

 

その先にあった扉を開ける。薄暗い部屋の中央には真っ赤な魔法陣が描かれていた。魔法陣の周囲には無数の死体が転がっており、みな誰だかわからない程顔面を切り刻まれているようだ。死臭と血の臭いの入り混じった不快な空間の中、中央にあるベッドには写真で見た、佐々木葵が横たわったまま縛り付けられており、そのそばで、葉月綾乃が部屋の奥を見てへたりこんでいる。部屋の奥には、人型をした醜い肉塊が体中から血液を滴らせ、体を上下に震わせ、こちらへと蠢き始めた。

 

SAN値チェック

黒姫零【SAN値】81→40 成功 2減少

天野宮蛍【SAN値】73→10 成功 2減少

黒姫零【SAN値】79

天野宮蛍【SAN値】71

 

黒姫零「うっわまじかぁ」

天野宮「ひっ…気味が悪いわね…」

 

ー戦闘開始ー

2人が部屋に入ると佐々木葵はこちらを見て「早く逃げて!」と叫ぶ。

次の瞬間肉塊が大きく蠢いたと思うと、大きな槍のような形をした腕を貫かんと伸びしてくる。それを間一髪で躱した先の壁が大きく崩れ、穿たれた。

 

黒姫零「ひゃ〜くらったらまずいね」

 

天野宮「あそこの葉月ちゃんと葵ちゃんを救出したら逃げましょう!」

 

天野宮「そういえば黒姫くんが背負ってるそれって竹刀袋よね?ということはなにか武器になるものがあるの?」

 

黒姫零「ふっふっふ…ててーん、木刀2本」

 

天野宮「…二刀流なんて器用なことできるのね」

 

行動順

天野宮蛍→黒姫零→肉塊

 

天野宮蛍のターン

天野宮「零くん!この化け物のヘイトは私が買うわ!その間に葉月ちゃんをお願い!」

 

黒姫零「了解!」

 

天野宮蛍

【日本刀】70%→44成功 1d8+1d4→6

 

少し化け物はよろめいたように見えた。

同時に佐々木葵は「止めて!逃げて!」と声を荒らげている。

 

黒姫零のターン

黒姫零「さて行くかね」

【DEX対抗】70%→8 成功/スペシャル

 

肉塊伸ばした触手のような腕を体操選手の様に躱し、葉月彩乃と佐々木葵の元へとたどり着いた。

 

肉塊のターン

【槍】40%→33 成功 攻撃対象→天野宮蛍

天野宮蛍【回避】32%→67 失敗 1d6+2→3

HP14→11

 

躱し損ねた槍は脇腹浅く切り裂いていった。

 

黒姫零「蛍さん!」

天野宮「大丈夫よ、零くん、浅いから…」(ぐぅ…痛い…)

 

黒姫零「無理しないでね!よしっ葵せんぱいの縄解けたし葉月ちゃん逃げるよー!」

 

ーーーーーーーーーーー

一方野茂院長を追いかけていた2人は拘束に成功していた。

野茂「くそっ!」

 

佐藤「観念するんだね」

 

暗町「ふぅ…言い逃れはできないよな?」

 

野茂「あぁ…できねぇよ…ただな、あんたらのお仲間は残ってあいつのところに行ったみたいだな」

 

佐藤「…本当だ…向こうは大丈夫だろうか」

 

暗町「一先ずパトカーが来るまでお前はこのままいるんだな」

そう悪態を着いていると

 

野茂「はっ、お前らのお連れの奴らは死なないといいなぁ!」

佐藤「大人しくしてろっての」

 

暗町「大丈夫だ、零くんは強いからな無事に捕まえてくれるさ。」

 

ーーーーーーーーーーー

 

天野宮「零くん!!」

天野宮蛍が叫ぶ視線の先では

 

黒姫零「……ゴフッ…まじか、それは…予想…して…なかっ…た」

黒姫零が背後から葉月彩乃にナイフを刺され口の端から血を流し膝をついていた。

 




ついに女性に刺されました。
キミカちゃんの言っていたいつか女性に刺されるが現実となりましたね
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