超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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良い子は入院した時はちゃんと大人しくしていようね


そうだ、深夜徘徊をしよう

窓の外がすっかり暗くなった頃、扉の外が何やら騒がしく感じる。

 

聞き耳DICE

黒姫零【聞き耳】70%→45 成功

心都勤 【聞き耳】33%→14 成功

 

心都「なんだなんだ?もう9時過ぎだぞ?」

 

黒姫零「…騒がしいね」

 

どうやら遠くで男が叫んでいるようだ。

 

「近寄るな!なにしてんだ!お前らおかしいんだよ!!」

 

「なんで!俺なんもしてねえ!!殺す気か!?やめてくれ!うぁぁ!!」

 

「やめろーしにたくなーい!しにたくなぁぁい!」

 

黒姫零「普通…こんな叫び声する?」

 

心都「…きっと、あれだ大袈裟なやつが騒いでるだけさ」

 

SAN値チェック

黒姫零【SAN値】82→28 成功

 

心都勤【SAN値】90→80 成功

 

動揺はしたものの集団幻覚で運ばれた人がいることを思い出し、気が動転しているのだろうと思うことにした。

 

そして少しの静寂の後、施錠を外す音と共にナースが顔を出す。

 

ナース「お騒がせしてすみません。ちょっと他の患者の方が暴れてしまいまして……。」

 

ナース「ご迷惑おかけしました。もしお2人も何かあれば、枕元のボタンでお知らせください。」

 

心都「あの?僕って退院は明日か明後日かって決まりました?」

 

ナース「…すいません、今対応に追われてまして…後ほど対応します」

 

ナースは吐き捨てるようにそういうと扉に施錠をして足早に去っていく。

 

心都「えぇ…」

 

黒姫零「明日聞くしかないのかな?」

 

心都「そうかぁ…それにしてもさっきは驚いたね」

 

黒姫零「そうだね、僕の同室は落ち着いた人で良かった」

 

心都「ははっ、僕も君みたいに話せる人で良かったよ」

 

そんな話をしているとどうやら消灯時間のようで、保安灯の小さな明かり以外の電気が消えた。

 

黒姫零「いきなりだね…」

 

心都「不親切きわまりないね、まったく」

 

30分程経った頃だろうか?2人が少しずつ睡魔に襲われ始めていた頃、その音は唐突に聞こえた。

 

ガチャン

 

何度か聞いた扉の施錠が開いた音、それが前触れもなく響き渡る。

 

カツン カツン

 

足早に靴の音が遠ざかっていく音も聞こえた。

 

黒姫零「…もう朝…な訳はないよね?」

 

心都「いったいなんだ?」

 

黒姫零がベッドからするりと抜け出し、扉に手をかける。

 

心都「オートロックとかじゃないよな?」

 

黒姫零「手動だったはずだから…誰かいる?」ガチャ

 

扉を引くと真っ暗な廊下が広がる、左右を見渡すも人影は無い。

 

黒姫零「誰も…いないみたいだね?どうする?外出て見る?」

 

心都「あ〜そーします?」

 

黒姫零「あれだけ厳重に閉めてたくせにこんな夜中に開けるのは考えにくいしね」

 

心都「それもそうか…探検…する?」

 

黒姫零「しようよ、病院での深夜徘徊」

 

心都「まぁ行くなら静かに行こう」

 

黒姫零「りょーかい」

 

2人が扉の外に出る。

 

目星DICE

 

黒姫零【目星】70%→33 成功

 

心都勤【目星】80%→26 成功

 

エレベーターが3階で止まっていることに気づく。

 

心都勤「開けた本人は今3階か?…なんか怪しいけど?」

 

黒姫零「でも何かこの病院がやばいことしてるんだとしたら逃がそうとしてくれてるのかもね」

 

心都「それなら3階に行くべきか?」

 

黒姫零「そうだね、行こう」

 

エレベーターに2人は乗り込み、3階へと向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

3階に着くと事務室の前の雑誌置き場から1冊の雑誌が落ちているのが目に入る。

 

黒姫零「なにこれ」

 

どうやらゴシップ誌の様でこの病院の噂についても書いてあった。

そこには

『ココ最近重度の精神疾患の治療に力を入れている』

『2年程前から入院患者の脳死率が異常に高い』

との記載があった。

 

心都「これが本当なら大分この病院はきな臭くなってきたよ」

 

黒姫零「そうだね…」(また何かに巻き込まれているんだろうか?)

 

2人が歩いていると院長室の前に辿り着く。

扉が少し空いているようだ。

 

聞き耳DICE

黒姫零【聞き耳】70%→56 成功

 

黒姫零「特に物音とかはしないかな」

 

心都「中に誰もいないのか?」

 

黒姫零「そうみたい、」

 

少し扉を押して中の様子を見ると作業机の上に何か手帳の様なものが置いてある。

 

心都「なんだ?手帳置いてどっか行っちゃったのか?」

 

黒姫零「…」ペラ

 

心都「容赦なく見るんだね、なんて書いてあった?」

 

黒姫零【日本語】80%→28 成功

 

黒姫零「えーっと…『二年前に未知なる存在と接触』

『《隠し部屋》を作り未知なる存在に協力』

『近頃秋野浪漫とかいう新人が怪しい動きをしている』

『当たり前のように患者を殺した』

『100人以上は未知なるものに捧げた』

『秋野浪漫は驚異になり得ない存在だ泳がせておこう』」

 

心都「未知なる存在…?そういえばその秋野さんって人 黒姫くんの担当医だったよね?」

 

黒姫零「うん、何か知っているのかな?聞きに行こう。」

 

院長室を出てきた2人は廊下に沿って医者の個室を見ていくと、秋野と書かれた小さい個室を発見する。

 

扉の隙間から明かりが漏れており、耳をすませばキーボードを叩く音が聞こえた。

 

黒姫零「……」コンコン

扉をノックすると内側からカチャリと鍵を開ける音がした。

 

心都「どうぞってこと?」

 

黒姫零「かな?」

 

2人が扉を開けると、マグカップに入れたココアを冷ましながら口をつける秋野浪漫がいた。

 

浪漫「やぁ、こんばんは ここに来たってことはある程度この病院が危ない所ってわかったかい?」

 

診察の時と同じ様な柔らかい笑みを持って、2人を出迎える。

 

浪漫「ゆっくりお話を……なんて言ってられないんだごめんね?僕に協力してくれないかい?」

 

そう言って浪漫は手を差し伸べた。




きゃー浪漫さんかっこいい〜
潜入してるのバレてるけど!脅威にも思われてないけど!
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