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これからも皆様に黒姫くんを中心に取り巻く不可思議な世界をお送りしたいと思います。楽しんでいってください♪
手を差し出し、笑みを浮かべる浪漫に黒姫零は
黒姫零「僕は協力するのは構わないけど、一体何をすればいいのかな?」
置いてある和菓子の特集記事がまとめてある本を持ちながら訊ねる。
心都「僕も困っているなら手を貸しますけど、具体的に何をするんですか」
浪漫「そうだね、何をするにも信用を得ないとだ 聞きたい事があればなんでも答えるよ」
しまった、といった顔を浮かべ浪漫は2人にそう伝える。
心都「それなら手記にあった未知なる存在ってなんだか知ってるかな?」
浪漫「あぁ〜それなんだけどね?僕も詳しくは知らないんだ、ごめんね?」
心都「知らないんですか?!」
浪漫「あ〜でもね?隠し部屋の存在は知っているんだよ? ただ一人で行くのは心配でさ?」
黒姫零「他に協力者とかいないの?例えば、電話の相手とか」
浪漫「あちゃ〜聞かれてたか…彼女は表立っては行動をしないタイプでね?裏方を任せてるんだ」
黒姫零「なるほど」(彼女、協力者は女性か危険かもしれないから連れてこなかったんだろうな)
心都「じゃあ、えーと浪漫さんだっけ?はさっきここの危険性とか言ってたけどここでは具体的に何があったんですか?」
浪漫「脳死患者が多いって記事を見てね、気になって研修医としてきてみればビンゴ! 退院記録が無いのに明らかに居なくなってる人がこの1ヶ月でも確認で着てるだけで10人は軽くいるんだ。」
心都「未知なる存在とかいうのに院長が会ったのが2年前っていうなら……100人以上はいなくなってることになりますよ!?」
浪漫「そうなんだ、君たちは偶然ここにいた訳だけどきっと、困ってる人はほっとけないタチだろう?」
心都「否定はしません……」
黒姫零「………そうだね…僕は困ってる人はみんな救うって決めたんだ」
浪漫「よしよし、それじゃあみんなでこの病院の悪事を暴こう!」
2人の返答にうんうんと満足そうに笑みを浮かべ、扉を開けて出発の舵を取る。
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黒姫零「それで結局院長室に戻ってきたわけだけど」
浪漫「院長室に隠し部屋があるからね☆」
心都「それなら先に合流してから来た方が良かったんじゃ」
浪漫「おっと聞こえないぞ〜、さぁ入った入った」
3人が部屋に入ると浪漫は真っ先に本棚へと向かう。
心都「そこに何かあるんですか?」
浪漫「えぇっと確かね……ここだ!」
浪漫が本棚にあったボタンの様な物を押すとガコンッと本棚が壁から外れ動かせるようになる。
黒姫零「……おぉぉぉ」
浪漫「気持ちはわかるよ、中々イケてることをするよね!」
浪漫が本棚を動かそうとすると廊下側から足音がする。
浪漫「おおっと?誰か来たようだよ」
院長「…おや?気づかれてしまったか、まぁ欺くつもりは無かったさそこの男と違ってな!」
院長はしっかりとした印象の初老の男性で浪漫の方を指差し告げる。
院長「お前が色々と嗅ぎ回っていたのは知っていたさ、もっともお前のような小物はいつでも除ける」
院長「そんなことよりだ、そこの浪漫とかいう男はどうでもいい。
私は君たち2人に警告をしようと思ってね」
浪漫「警告?追い詰められてる側言っても説得力というものがないと思うのだけれど?」
心都「全くもって同感だね」
院長「そう言うな、私は君たちにどうこうするつもりはない。
そのエレベーターの先に行くのは大いに結構だが、君たちはそこで待つ大いなる存在には勝てない、決してな。」
院長「だから儂は君たちに生存の余地を与えようと思っているのだよ」
院長「この病院で見た事を全て忘れて去るんだ、警備員とは追いかけっこになるかもしれんがな、悪い話ではあるまい?」
そう言ってニコニコと表面上に貼り付けた笑顔をこちらに向けて返答を待っている。
黒姫零「口が減らないね、要は君の犯罪の共犯者になれってことと変わらないじゃんか」
心都「黒姫くんの言う通りだよ、僕らはそんなことを言われてもビビらないよ?」
浪漫「…だそうだよ?どうやら僕の方が信頼してもらうのが上手みたいだね?」
院長「ふっ好きにするがいいさ」
そう言うと院長は口の端に笑みを浮かべながら通路の先のエレベーターに向かう3人を眺めている。
3人乗せたエレベーターは何かが潜む地下の闇へと向かっていく。
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エレベーターが下へ下へと向かう途中、浪漫が口を開く。
浪漫「僕がいても戦えないし足手まといかもしれない、でも2人に協力を頼んでおきながら安全圏からそれを待つなんて真似は僕の良心が許さないんだ。」
心都「いい心がけだと思いますよ。僕も戦闘は苦手ですけどね…」
黒姫零「僕も武器無いと戦えないよ?」
浪漫「え?」 心都「え?」
3人の間を微妙な空気が流れる。
浪漫「心都くん?君にこれを渡しておく、何かヤバいやつがいたら投げてくれ」
心都「えーとこれは?」
浪漫「濃硫酸」
心都「あぶないですよ!?先に言ってから渡してください!」
浪漫「えーと黒姫くんは……メスでどうこうできる?」
黒姫零「…………がんばります」
そしてゆっくりと3人を乗せたエレベーターは薄暗い地下へと到着した。
そう!この3人一人称が僕統一なのである。
口調が混ざらないか心配です