超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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頭の中で4.5回は書き直すくらい大分難産でした


未成年をナンパとか恥ずかしくないんですかぁ?

黒姫零「さてさて、何を食べようか」

屋台を見て回っていると唐突に背後から

 

???「わぁ!」

と背中を叩かれ、声をかけられる。

 

 

黒姫零「っ……キミカちゃん? 急に驚かしてくるのはやめてよぉ」

 

キミカ「ごめんごめん!後ろ姿見かけてさ!思わず…ね?」

両手を合わせニコニコと微笑みながらそう返す彼女の顔は少し赤みを帯びている。

 

黒姫零「…」(酔ってるなぁ?)

 

???「キミカ?誰か知り合いでもいたの?」

キミカの後ろから女性が顔を出す。

 

キミカ「あっ、零くん紹介するわね?私の親友で普段は松本神社ってところで巫女をしている小山よ!」

 

小山「ご紹介に預かった小山左佳よ、一応はじめましてね」

 

黒姫零「一応?」

 

小山「そ、一応 君のことは最近のキミカから良く聞くし姿だけなら私は君のことを1度"視"ているわ」

 

黒姫零「そうなんだ、自分の知らない所で自分が話題に出てるのはなんか照ちゃうな!」

 

あははっと照れくさそうに頬を染める黒姫零を小山左佳はまじまじと見つめる。

 

キミカ「どうかしたの?小山〜」

 

小山「いやね?例のあの子を観察してたのよ」

【???】??%→??

 

黒姫零「僕そんな含みのある覚えられ方してたんだ」

 

小山「巻き込まれ体質っぽい貴方の事をねキミカったらすごい心配してたのよ?」

 

黒姫零「そうなの?」

 

小山「そうなのよ、キミカったら君のことまるでおt」

そこまで言ったところでキミカが肩を掴み、

 

キミカ「あまりそういうのを本人に言うべきじゃないと思うのだけれど?」

と軽く圧をかけた物言いをする。

 

小山「…ひぇ…申し訳ねぇ…あぁ…さっきのは気にしないでね?」

 

黒姫零「えぇ…結構無理のあるお願いな気がするけど…」

 

キミカ「零くんもノワールちゃん達と一緒に来てるならある程度回ったら一緒に回る?」

 

黒姫零「いいね!花火とか上がるなら一緒に見ようよ!」

 

キミカ「そうしましょうか」

 

小山「それじゃ、行こうかキミカお酒買い足そ」

 

キミカ「そうね〜行きましょう、またね零くん」

 

ニコニコと手を振る黒姫零に手を振り返し、2人はその場を後にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し歩いた所で2人は足を止めて

 

キミカ「で?改めてみた感想は?」

とキミカは小山左佳に聞く。

 

小山「素直そうでいい子じゃない?キミカが入れ込んでる弟くん」

 

キミカ「そういうのは良いから、で?"視"たんでしょ?」

 

小山「…バレてた?」

バツの悪そうな顔でキミカの方を見る。

 

キミカ「どうせ見たんだろうなって思ったのよ」

特に気にしてないといった表情で言葉を切り返す。

 

小山「前見た時と違うわね、特にあの眼」

 

キミカ「…眼?」

 

小山「パッと見普通の目に見えるけどなんていうのかしら、月明かりの無い夜空の様な深くて暗い変な感じがしたわね、私の視る力とはまたちょっと違う力があるんだと思うわ」

 

キミカ「…そんな力前は無かっと思うのだけれど…何かの拍子に目覚めた…?」

 

小山「もしかしたら元々あったものを取り戻しただけかもしれないわ」

 

キミカ「元々あったもの?」

 

小山「いずれにせよ、力や知識なんて使い方次第よ深く考えるだけ無駄無駄、」

さっきまでの真剣な表情はどこに行ったのやら、飄々とした緩い表情でそう言う。

 

キミカ「もう、いつも肝心なところで適当なんだから」

呆れた様子のキミカに

 

小山「今日はお祭りよ?楽しまなきゃ損よ」

 

キミカ「それも…そうかしらね?」

暗くなっていく空を眺めて、考えることをやめるのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方2人と別れた後の黒姫零はというと

 

黒姫零「…えぇ…」

 

見るからに不良A「嬢ちゃん良いじゃねぇかよ」

 

不良B「そうそう、連れの男だって今はいないんだから俺らと遊ぼうぜ」

 

????「うぅ…なんでこんなことに…」

 

黒姫零「今どきこんなはっきりしてるナンパとかあるんだ…」

 

不良A「な?連れの男より俺らといた方が楽しいって」

 

不良B「はっそれ言えてるわ」

 

????「どうしよう…」

 

黒姫零「2人がかりじゃないと1人の女の子にすら話しかけられないやつが楽しませられるとか到底思えないんだけど?」

 

不良B「なんだお前は!?」

 

不良A「お嬢ちゃん?いやガキか?」

 

黒姫零「どう見ても男だよ」

 

不良A「そんなことどうでもいいんだよ!お前さっきなんて言ったよ」

 

????「えーと…」

 

黒姫零「大丈夫だよこいつら根性ないし」(わぁ…歳近そうだなぁ)

 

不良B「あ゛?」

 

黒姫零「2人で寄ってたかって未成年をナンパとか恥ずかしくないんですかぁ?」(๑ò ༥ ó )

正しくプークスクスと言った感じの顔で煽り散らすと流石に頭に来たようで

不良2人組は今にも殴りかかってきそうな顔をしている。

 

それを見た少女も笑いを少し堪えた様子で

????「さっ…流石に言い過ぎじ…じゃないですか?」

 

黒姫零「ホントの事だぜ?きっと君の連れの男性が怖くてナンパできなかったんじゃない? ほら、言い返せないからあんな悔しそうにしてるんだ」

 

不良A「こいつ殺す!」

そう叫ぶと同時に2人が襲いかかる。

 

黒姫零「一緒に逃げよ」

隣にいた少女の手を掴み走る。

 

????「えぇ!?この場で颯爽とやっつけるとかじゃないんですか!?」

 

黒姫零「えーやだ、まだ殴られてないから正当防衛にならないし」

 

????「正当防衛なら戦うんだ…」

少し呆れた感じで言葉を返す少女に

 

黒姫零「そうだ君のお連れ様の元まで行こうよ、こいつらがびびって腰抜かすとこ見たい」

 

????「ええっと(方向を指差しながら)向こうの広場で場所取りしてます」

 

黒姫零「おっ雨音ちゃん達待たせてる所と同じとこだ行こう行こう僕は黒姫零、零くんって呼んでいいよ、君はなんて呼べばいい?」

走りながら名前を聞く。

 

エーリカ「エーリカです!フルネームはエーリカ・アルトマーゲシャス・トースゲールドです!」

 

黒姫零「なっが!?…エーリカちゃんって呼んでいい?」

 

エーリカ「良いですよ!キャ〜!早く逃げないと捕まっちゃいますよ〜!」

 

黒姫零「あはは!にっげろ〜!」

 

黒姫零「ところで僕16歳なんだけどエーリカちゃんも同じくらい?」

 

エーリカ「私は18!君よりお姉ちゃんだよ!」

ふふんっといった感じに自慢げな顔をする。

 

黒姫零「…エーリカお姉ちゃんだった…」(同じくらいか下だと思ってた…)

 

こうしてナンパしてきた不良との追いかけっこが幕を開けたようだ。




意外なところが出てきたと思ってる人は多いかもと思う人選です。
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