超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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あーあーいつものだよ

段々と大きくなっていく祭囃子の音は段々とうるさく感じてくる。

 

キミカ「うーん結構煩いわね?」

 

黒姫零「確かに祭りって騒がしいものだけどここまで音が大きいと流石に煩いね」

 

武拳「そんなに演奏する人が多い様には感じないんだがな」

 

小山「何だが様子が変ね?」

 

考える様に顎に手を当てそう述べる彼女を横目に黒姫零はやぐらへと向かう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方エーリカ達はというと

 

エーリカ「ほうほう零くんとはそういう事なんだね」

 

雨音「そういう事なんです」

 

ノワール「」(;-ω-)

 

エーリカ「凄く気持ちがわかるなぁ〜、振男もね!すーぐ危ないことに首を突っ込むの!」

 

雨音「もうほんとにそれですよね!心配する身にもなって欲しいです!」

 

ノワール「!?」(つд⊂)ゴシゴシΣ(°⌑°;)

 

エーリカ「どうしたのノワールちゃん?」

 

ノワールが指を指す先では和太鼓を叩くやぐらに近づいていく黒姫零の姿がある。

 

エーリカ「あの〜…雨音ちゃん?零くんが何やらやろうとしてますよ?」

 

雨音「……」スン

 

エーリカ「」(わぁ…結構危ない目してるなぁ)

 

ノワール「」:( ; ´꒳` ;):ガタガタガタガタ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方やぐらへと向かう黒姫零

 

黒姫零「こんだけ人数いるんだから女の子がいることくらい不思議に思えっての」

 

ヤグラの前に着くと同時に上から颯爽と何かが飛び降りてくる。

 

黒姫零「うわっびっくりした」

 

どうやらその正体は少年のようで上の鳥居から降りてきたようだ

 

???「お前はこの状況に疑問を持ったんだな?」

 

黒姫零「それってどういう」

 

どうやら花火が上がり始まったようでヒュ〜っという音が鳴り出す。

 

雨音「零さん?何をして」

 

花火が破裂する音が鳴る…その瞬間、辺りは静寂に包まれる。

周りを見渡せば祭りの痕跡なんてものは無い暗く静かな境内が残るだけ。

そんな静寂に取り残されたこの場にいる全員に目の前にいる和服の少年は

 

???「こういうことだ、おまえらは事象に巻き込まれたな」

 

そう淡々と述べる少年に武拳は尋ねる

 

武拳「君は何か知っているのか?」

 

???「いや?きっと不愉快な連中が面白半分で何かしようとしてるんだろうなってことくらいだな」

 

???「お前らも平穏な日々を送りたいなら大人しく帰るんだな。

そしてもうこの事には関わるな」

そう言って和服を着た少年は境内の階段を降りて行く。

 

呆然とするこの場にいた彼らにキミカが提案をする

 

キミカ「時計を見たら今深夜の2時なのよね、今日は遅いしまた後日集まるってのはどう?」

 

武拳「そうだな、連絡先を交換しておこう」

 

小山「うーん、若干飲み足りなかったなぁ…」

 

黒姫零「それじゃ、またあした?」

 

踵を返して帰ろうとする黒姫零をキミカは呼び止める

 

キミカ「あっ零くん」

 

黒姫零「?どうしたの?」

 

キミカ「これ、持っておきなさい」

そう言って黒いケースの様なものを手渡される。

中身を見るとカプセル状の薬の様な物が入っているようだ。

 

黒姫零「…なにこれ?飲んだら子供になるやつ?」

 

キミカ「ふふっ、残念だけど違うわよ。…もし、何か耐えられないことがあった時はこれを飲んで」

 

黒姫零「精神安定剤的な?」

 

キミカ「…そういうことよ すっごい強いやつだからくれぐれも飲みすぎないで」

 

黒姫零「ありがと…… それじゃぁまた明日ね」

 

ケースをポケットにしまい、帰り始める。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

帰り道

 

黒姫零「はぁ…」

 

ため息をつく黒姫零を雨音が慰める。

 

雨音「まぁ巻き込まれちゃったことはしょうがないですよ…それにお祭り一緒に回れて楽しかったですよ?」

 

ノワール「」(՞ . .՞)"

 

黒姫零「今度はもっとちゃんとしたところに行こうね」

 

雨音「そうですね!」

 

黒姫零「その為にも頑張って今回の事も解決しよう」

 

雨音「やっぱりそうなるんですね?」

 

黒姫零「乗りかかった船ってやつだよ…あーあーいつものだよって思って許しておくれ」

 

雨音「まぁ…何かあっても零さんなら無事に私達のところに帰ってくれるって信じてますので」

 

黒姫零「あはは、裏切らないようにしないとな…」

 

ノワール「」( ੭ '')੭

 

雨音「ノワールちゃんしれっと手繋いでてずるい!」

 

2人がじゃれ合っているのを見て黒姫零はキミカから貰ったケースを開ける。

 

黒姫零「…ん、」(にっが)

 

軽くクラっと来る苦さに立ち止まるっていると

 

ノワール「」(・・)??

 

雨音「どうかしたんですか零さん?」

 

心配したのであろう2人が声を掛けてくれた

 

黒姫零「大丈夫、なんでもないよ」

 

雨音「そうですか?わっ、もう3時だ!ほんとに夜遅くなっちゃいましたね!早く帰りましょう!」

 

黒姫零「そうしよっか」

 

自分の前を走る二人を見ても何も感じなくなった。

内に蠢いていた殺意は影も形もなくなった様にさえ思える。

 

黒姫零(……何があっても守って見せるさ…必ず)

 

そう思う心に呼応する様に瞳は蒼の虹彩をまるで今自分達が歩く夜空の様に深く暗く輝くのであった。




薬物乱用教室
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