超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

76 / 115
和服ショタジジイは初期段階では早めの登場をさせようと画策したけど中々いい感じの登場シーンを書けなかったのでここで満を持して出しました

会話シーンは書いてて楽しいんですけど描写を挟むのが難しくてどうしても似た構文になってしまうのが悩みですね


祭りの跡地にて

奇妙な祭りから帰った次の日、靴を履いて玄関の前で軽くぴょんぴょんと跳ねた後に後ろ髪をヘアゴムでちょこんと結び、振り返る。

 

黒姫零「よしっ準備完了! 行ってくるよ」

 

雨音「もう、この際止めはしないですけど…必ず帰ってきてくださいね?」

 

黒姫零「大丈夫、ちゃんと無事に解決してくるよ」

 

雨音「行ってらっしゃい」

 

黒姫零「行ってきます」

 

そう言って扉を開けて外へと飛び出した。

雨音は普段と変わらない柔らかい笑みを浮かべる彼を見送った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日祭りがあった神社へと向かうと武拳振男がすでに到着していたようでストレッチをして身体をほぐしている。

 

黒姫零「やっ武拳くんおはよー昨日ぶり」

 

武拳「おっ零!おはようさん」

 

挨拶を交わした後に武拳は黒姫零に訪ねる

 

武拳「どうだ?昨日言った動きのイメージは固まったか?」

 

黒姫零「考えたというか…自然と思いついた感じなら固まったかな?」

 

武拳「自然に思いついたならそれが一番合ってるってことだろう 1個やってみてくれないか?」

 

黒姫零「それじゃぁ昨日不良くんにやろうとしたやつ」

 

【黒姫流体術】0.75.75% →92.19.16 1部失敗

 

黒姫零はその場で深くしゃがみこみ身体を捻りながら勢いよく飛ぶと同時に後ろ蹴りを上へ向かって蹴りあげる。

 

武拳「おー! 中々良いな、相当身体が柔らかくないと使うのが難しそうだが面白いと思うぞ!」

 

賞賛する武拳の言葉に黒姫零は顎に手を当て、納得のいかない表情を浮かべる。

 

武拳「なんだ?何かイメージと違ったか?」

 

黒姫零「そうだね…もっとこう1発じゃなくて何発かやっておきたい」

 

武拳「単発で終わらせたくないのか…なら前段階で殴った後とかならどうだ?」

 

黒姫零「そういうんじゃなくてね、蹴りを何発か入れたいなって」

 

武拳「いや、あの構えから腹部から上段へかけての後ろ蹴りだからな!?1発が精々だと思うぞ?どう考えても速さが足りないさ」

 

黒姫零「そっかぁ」(速さ…か)

 

キミカ「お二人さんは何をやっているのかな?」

 

いつの間にか後ろに近づいてきていたキミカがひょこっと顔を出して声をかけてくる。

 

武拳「俺たちで零独自の戦い方の開発…かな?」

 

キミカ「へぇ?零くんもそういう男の子っぽいところがあるんだね」

 

黒姫零「まぁまだまだ実用性無いんだけどね?」

 

申し訳無さそうに乾いた笑いを浮かべる。

 

キミカ「そういえばエーリカちゃんはお家に置いてきたの?」

 

武拳「危険かもしれないからな連れて来なかった」

 

3人でわいわいと話していると小山左佳が伸びをしながらゆっくりと歩いてくる。

 

小山「おっもう皆そろってるの?」

 

早いね〜と言いながらキミカにもたれ掛かる。

 

キミカ「小山重い…」

 

小山「重いは乙女に失礼じゃない?」

 

4人が祭りのあった神社の境内へと登ると鳥居を背に寄りかかりながらこちらを睨む少年がいる。

 

???「ちっ、やはり来たな」

 

黒姫零「まぁ偶然とはいえ関わっちゃったからね、もう後には引けないさ」

 

???「ほう?お前は自分の日常が崩れることに耐えられるのか?」

 

黒姫零「後戻りなんてできないところまで来てるからね」

 

キミカ「まぁ私も小山もこういう不可思議事象にはそこそこ関わってるのよ」

 

武拳「俺は初めてだが腕っぷしには自信がある。役には立てるはずだ」

 

小山「まぁそういうこと、キミカは頑固な所あるからこうなったら引かないよー」

 

???「…はぁ……協力したければ勝手にしろ 俺は助けないぞ」

 

黒姫零「それでも構わないよ好きでやってるからね そうだ、僕は黒姫零、君の名前を教えてよ」

 

神凪「………神凪靈徒だ」

 

武拳「お互い協力しよう、そうした方が早く解決できるだろ?」

 

神凪「そうは思わんがな」

 

黒姫零「つれないなぁ」

 

そんなやり取りをしていると1人の警察官が神社にやってくる。

 

警官「あぁ…すまないそこの君たち、この写真の人に見覚えはないかい?」

そう言って警察官は写真を1枚取り出す。

 

角川「私は角川というんだがね、この辺で行方不明になった女の子を探しているんだ」

 

その写真には先日、やぐらの上に居た子だとこの場にいた5人はわかる。

 

警官「おや?君は幼いようだけどここで何をしているんだい?」

神凪霊徒の方を見て警官は訪ねる。

 

神凪「ちっ」(面倒だな)

 

黒姫零「奇遇ですねお巡りさん僕ら実は探偵でして、昨日その女の子を見てここに来たんですけどそしたら歳の近そうな彼を見つけて何か知ってないかなーって?」

 

ねっ?と黒姫零は神凪の方を見る。

 

武拳「そうそう昨日あった祭りにこの子もいたからな。何か知っていないかと思って聞いてたんだ」

 

角川「祭り…君?遊ぶのは良いけど暗くなる前に早く帰るんだよ?」

 

神凪「あぁ」

 

キミカ「所で刑事さんは何かその子について知らないんですか?」

 

角川「知ってはいるが……」

 

キミカ「良いでしょう?早く見つける為にもお互い情報共有しましょう?」

【説得】60%→38 成功

 

角川「そうだな…そうした方が早く見つかるだろう。この子の名前は筑摩ふたばと言う近所に住む小学一年生で、昨日両親が30分程家を留守にしている間に居なくなってしまってそれから戻っていないんだ」

 

小山「30分程家を留守ねぇ」

 

武拳「俺たちとは違う認識みたいだな」

 

2人が小声で話していると警察官は

 

角川「不確定な事だから仕事上余計なことは言えないがね、ただあそこで今は祭はやっていないから君たちの見間違えじゃないか?」

 

そう言って名刺を取り出し

 

角川「何かわかったらこちらに連絡をください。それでは失礼します」

 

キミカ「はーいわかりました」

 

境内から去っていく警察官の後ろ姿を見ながら神凪は黒姫零に話しかける。

 

神凪「黒姫とやら、幼い子供扱いは少々癪だが悪くない助太刀だった 」

 

黒姫零「お気に召したようで何よりだよ」

 

神凪「その調子で俺に手を貸すなら同行してもいい」

 

黒姫零「仰せのままに〜」

 

黒姫零「それじゃぁ早速この神社を調べていこうか」

 

後ろを振り返り、神社の探索を開始するのであった。

 

〜事象開始〜

 




未完成とはいえ黒姫流体術を人間が真似すると身体が壊れるのでやめましょう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。