盛大に体調崩してダウンしてました。
陽は沈み月が昇る
すっかりと太陽が昇った午後1時、場所は都内の総合病院。
雨音「お邪魔します」コンコン
病床の個室をノックしては雨音が部屋へと入る。
小山「あっいらっしゃい、キミカのお見舞いに来たの?」
雨音「はい、お見舞いに来ました。武拳さんは昨日退院してたみたいで…お休み中ですか?」
小山「……そうね?、でも血が足りないだけでこうして輸血してれば大丈夫らしいから」
ちらりと窓の方へ身体を向けベッドに横になっているキミカの方を見て呆れた様に小山左佳は言う。
小山「…正直、心のどこかでは楽勝で終わると思ってたわ。」
雨音「…」
小山「……過ぎたことを女々しく悔やんだ所でどうにもならないわよね…そんな事した所で零くんは帰らない。」
雨音「…零さんは…きっと生きてますよ」
小山「……」
雨音「私、頑張って探します!あっこれ、お見舞いの果物です。」
小山「あぁ、置いといて大丈夫だと思うわ」
雨音「この棚の上に置いときますね?…それじゃぁ…」
小山「…本当に彼が生きてると思うのならば、決して無茶はしないこと。きっとなにかあったら悲しむわよ。」
雨音「はい…」
そう言って雨音は個室を後にする。
小山「…恨んだりはしてなさそうよ?キミカ」
キミカ「…そう…」
小山「いい加減元気になってくれない?彼なら大丈夫よ、きっと」
キミカ「…悔しい…倒せなかった…零くんを…守れなかった…」
そう言ってキミカは唇から血が出るほど噛み締めながら涙を流す。
小山「…私も悔しい気持ちは一緒よ……」
力強く拳を握り苦虫を噛み潰したような顔を浮かべ、窓の外に浮かぶ太陽を忌々しいように睨見つけた。
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場所は変わって、何でも屋
暗町「なるほどな…零くんがな」
雨音「はい、」
暗町「…俺も全力で探しはする。知り合いの探偵にも声をかけておこうか?」
雨音「それはちゃんと私からお願いしに行きます。」
暗町「わかった…あの二人はちょっと癖が強いからな…この探偵の所に依頼するといいよ」
そう言って名前と住所が書かれた紙を差し出す。
暗町「……少し電話をする」
雨音「どうぞ?」
暗町「一応零くんの家族にもこのことを伝えておこうと思ってな。」
そう言って電話をかけると数コールで繋がる、話している内に暗町是男の目線が泳いでいるのを見る。
雨音(やっぱり、何か言われてるんだろうな…)
暗町「…わかりました、それではまた」
電話を切った暗町は雨音の方へと向き直り告げる。
暗町「…あの…だな?」
雨音「はい」
暗町「ぜひとも…君に会いたいそうだ」
雨音「はい?」
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一方、学校では先生から黒姫零が行方不明という報告を受けていた。
夢幻剛「まぁまぁ、あいつなら無事に帰ってくる…だろ?」
神山あきら「零君が…?え?」
九十九瞳「行方不明って…どっか行っちゃったの?」
高野小次郎「はっ…はは、武蔵のことだ…俺と同じで山籠りでもしてるんだろ?な?」
葛城かほ「えっ?れ…零…くん…?行方…不明…そんなの…」
ざわつく全員を横目に白王十夜はいつも黒姫零が居た席を見て思う。
白王十夜(お前がいなくなるなんて聞いてねぇぞ…)
白王(ぜってぇ無事に帰ってこい…じゃなきゃ…ぶん殴るぞ?零…)
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場所は変わって現在午後3時、とある塀に囲われた日本家屋の前に雨音はいた。
雨音「ここが零さんのお家…あっでも血は繋がってないんだっけ」
玄関の周りをウロウロと動き回っていると足元に小さな小窓の様なものが現れ、そこから見覚えのある黒猫が出てくる。
雨音「うわっ…びっくりした…ノワールちゃんも来たの?」
ノワール「ニャー」(1人だとなんかやらかしそう)
雨音「零さんじゃないから何言ってるか分からない…せめて人の姿でお願い…」
ノワール「」(はぁ、)
【人変化】80%→66 成功
ため息をついた後にくるりと回り人の形をとる。
ノワール「ん、」扉を指さす
雨音「え?…あっ呼び鈴だ……そうだよねずっとここにいても…しょうがないもん」
深く深呼吸をした後、呼び鈴を押す。
すると戸を開けて若そうな着物を着た女性が顔を出す。
???「あら?あらあら?誰かと思ったら可愛らしいお客様!」
雨音「どうも!えと…初めまして、私たち零さんの」
???「あらぁ!零の彼女さんね!あの子ったら暫く見ない内にやるじゃない〜!」
キャッキャッとはしゃぐ女性に困惑していると奥から和服を着た男性が歩いてくる。
???「こほん、お客様が置いていかれてるよ?」
???「あなた〜ねね聞いて!この子達零のね!」
???「聞こえてたよ、まったく君は親バカだな」
???「あら、零が一人暮らしするって言った時何時間もごねたのはどこのどなたかしらぁ?」
???「ぐっ…それはもう過ぎた話じゃないか…」
???「勝手に盛りあがっちゃってごめんなさいね?さぁ!ようこそいらっしゃいました!"黒城家"へ!」
???「あぁせっかくだからゆっくりしていってくれ」
こうして2人は屋敷の奥へと手引きされて行くのであった
ただいま