カーテンを締め切った真っ暗な部屋の中抜き身の小太刀をこちらに向け黒城白は無言で眼を見つめる
雨音「零さんとは…」
白「お兄とは?」
雨音「家族同然の付き合いはしていますけど…」
白「けど?」
雨音「男女の付き合いはしていません…」
白「……本当に?」
雨音「…本当です」
白「そこの子も?」
ノワール「」(*꒪꒫꒪)( ._.)コクコク
白「なんだ、てっきり私が目を離した隙に彼女作っちゃったのかと…いや違うのお兄を疑ってた訳じゃないよ?お兄は病気で髪がこんなになってる私にも優しく接してくれた人だしきっと学校でも色んな人にモテモテなんだろうなって思っただけで、そうだ お兄はあれから背とか伸びたのかな?前にあった時は確か168cmくらいだったけどもっとかっこよくなっちゃったのかな?あ〜お兄にまた会いたいなあの頃みたいにお兄の膝の上で一緒にゲームしたい……あわよくば泊まらせてお兄がお風呂に入った所に突撃した…ところでお兄は一緒に来てないの?」
ノワール「」(・-・;
あまりの勢いに唖然としながら
雨音「えっあっ、来て…ないよ?」
白「……なんだ…来てないんだ」
あからさまに落胆した様子の黒城白に雨音は思わず
雨音「零さんと…兄妹仲が良いんだね?」
と言ってしまった。
白「兄妹仲…そう、血が繋がってないのにお兄は私の事妹の様にしか見てない、おかしいギャルゲーだったら間違いなく私も攻略対象に入ってると思うのに…」
雨音「ギャルゲー?」
白「お兄は歳上っぽいところもあってちゃんとかっこいいのにご飯食べてる時とか所々子供っぽいところもあるのがすごく良いと思わない?」
雨音「…あっ…それは、わかります」
白「あなたもお兄の魅力がわかる?…良いね、見る目がある…狙うだけなら許してあげる…彩葉ちゃんにもそれは許可してる…でもお兄を盗ったら絶対殺すけど…」
雨音「あっありがとう?」
白「ところでなんでお兄は来てないの?」
雨音「えっと…実は零さんは……」
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白「…お兄が行方不明…ね……あぁぁ心配…」
雨音「そうですよね…ちゃんと生きt」
白「現地でまたフラグ建ててないか」
雨音「そっちなんですか!?…まぁ少し気になりますけど」
白「わかった、何かあれば協力する。」
よいしょっと言って雨音の身体を起こす白
雨音「ほんとう?ありがとう!」(暗いし座ってたから気づかなかったけどノワールちゃんと身長が同じぐらいだ…)
白「……ネットで色々調べ物をしなきゃ」
雨音「私も頑張って探すよ」
白「…良いことだけど、無理して怪我とかしたらお兄が悲しむから程々に頑張って」
雨音「はい!あっじゃあそろそろ行かないと、行くよノワールちゃん」
ノワール「」(。-`ω´-)
2人は部屋を後にする。
白「………家族同然の付き合い?」
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場所は変わってとある探偵事務所
雨音「ここだよね?ノワールちゃん?」
ノワール「」ʅ( ・᷄֊・᷅ )ʃ
雨音「えーとなんて読むんだろ炎…?」
入口の前で2人が話していると後ろから男性が話しかけてくる。
???「あ〜え〜と?依頼者さん?」
雨音「あっはい!そうです!」
???「今日は珍しい日だ…2つも依頼が来るなんてなぁ…」
そう言って男は事務所の扉を開け、中へと手招きをする。
焱轟品森 「ようこそ、炎轟(えんごう)探偵事務所へ、俺は炎轟品森ご依頼の話を聞かせてもらおう。」
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炎轟「あ〜暗町が言ってたのは君達かぁ話は通ってるよ、黒姫零くんを探して欲しいんだよね?」
雨音「はい、」
炎轟「えーと申し訳無いんだけど君達が来る前にさもう1個行方不明の捜索依頼が来ちゃってさ?その後でも大丈夫かな?」
申し訳なさそうに炎轟品森は謝りながら顔色を伺う。
雨音「あっはい」
炎轟「いやぁ…2つも依頼が来るなんて思わなくてさ、大丈夫!仕事はすぐに取り掛かるし必ず見つけて見せるよ」
雨音「…よろしくお願いします」
ノワール「」お願いシマス( ̳ᴗ ᴗ)
炎轟「依頼、承った!」
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その後、2人の少女が帰った後の探偵事務所にて
炎轟「さて、まずは目先の依頼をこなさないとな…えーと?息子さんが新枢区で行方不明…と」
パラパラと情報を見ながら呟く。
炎轟「情報が少ない…そうだ、あいつを誘ってみるか」
パタンとファイルを閉じて電話を取り出す。
炎轟「性癖はおかしいけど腕は確かだしな」
そう言ってどこかへ電話をかけるのであった。
ちょっと短いですがキリが良いので