超人達のクトゥルフ神話   作:黒姫卿

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残念ながら失踪してません
詳しく?は活動報告の所に書きました⩌⌯⩌
週2以上の更新目指します


嗤う影と廃墟の街

突如として辺りをサイレンの音が包み込む

 

諸星「うおっ!なんだなんだぁ!?」

 

炎轟「いったい…何が起こって」

サイレンの音を合図に急激に町や空が深紅へと染まり、目の前にある建物の一つ一つが形を変えていく。

…いや変わっているのでは無い、探偵故の直感だろうか?

目の前の光景は

 

最初からこうなっていたのだ

 

赤く信号を点滅させる信号機、老朽化して大きくヒビの入った道路や黒ずんだシミを残した地面、そして音を立てて軋む建造物

 

それらに生命の灯火は感じられず、営みの跡地が過去に生きていた者達の息吹を匂わせるかのように存在している。

 

SAN値チェック

炎轟品森【SAN値】73→32 成功 1減少 72

諸星上名【SAN値】63→66 失敗 1d4→3減少 60

 

諸星「ま…まじかよ こんな事…ありえるのか?確かに俺は…この目で見て…触れて……あれは全部偽物だったのか!?」

明らかに動揺した様子で諸星上名は現状の異常性を再認識する。

 

炎轟「まるで夢の中だな…」

そんなことを呟く2人の周りにある風景はいとも簡単にまるで水面に映る月のように簡単に崩れ去る。

 

赤く染っていく空に呼応するように瓦礫にまみれた町並みは人がいる様子はなく、白かったマンションの壁も黄ばんで鉄骨が顔を出す。

 

ふと振り向けば建物の残骸から飛び出た影から黒い塊がこちらを凝視している。

 

諸星「おいおいおいこれってまずいか!?品森ぃ!」

炎轟「あぁ!間違いなくまずいぞ上名!一刻も早くここから逃げるぞ!」

 

叫ぶ2人を獲物を狙うかのように町のあちこちから伸びた影がこちらを見ている。

 

目星DICE

炎轟品森 【目星】65→52 成功

諸星上名 【目星】80→80 成功

 

建物に突っ込んで大破している車を見つける

それは周りと比べると比較的新しいように感じた

 

諸星「品森!動くかこれ!?」

そう言われ車の前方部分を確認するがぐしゃりとわかりやすく潰れておりエンジンがダメになってるのは容易に想像出来た。

 

しかし歪んだスライド扉から中を確認してみるとPCが電源がついたまま放置されている

PCはネットには繋がっていないようだが、送信済みのファイルを発見することが出来た

 

【報告書(送信済)】

裏樞区

管理レベル:β(‪α‬への格上げを検討)

概要:暗黒の民の収容及び監視

 

先日に発生した裏樞区住民による脱走を受けて調査を実施。

50年の封じ込めにより大幅に住民が減っていると同時に結界の老朽化も深刻になっている。

予定通り同年7月2日17:28に掃討作戦を決行する。

住民以外の人物は見つけ次第保護し記憶処理を施す

抵抗、または憑かれかけの場合は処分する

 

アイデアDICE

炎轟品森 【アイデア】65%→63 成功

諸星上名 【アイデア】80%→26 成功

 

炎轟「おい待て色々気になるがもしかしてさっきのサイレンって!」

諸星「まじかよ!作戦開始ってかぁ!?」

 

警告の音と共に、作戦開始の合図なのではないか?という最悪な想像が頭を過ぎる

このままではこの掃討作戦とやらに巻き込まれてしまうのかもしれない

 

炎轟「急いで逃げるぞ!」

諸星「逃げるって言ってもどこに逃げるんだぁ!?」

 

炎轟品森は考えた末に1つの答えに辿りつく。

 

炎轟「山道だ!俺たちはタクシーに乗って山道を通ってきたんだ」

諸星「山道を通っていけばいいんだな!そうと決まれば!」

2人は山のある方へと足を向け、

 

炎轟・諸星「逃げる(ぞ)!」

走り出した

 

ーーーーーーーーーー

2人は裏樞区と樞区の間にある山を登っていく

多少整備された山道だったが、気が鬱蒼と生い茂っているため日の光もまばらだ

ここには誰もいないようだったが、暗い奥には何かの息遣いさえ聞こえてくるようだった。

 

炎轟「この道を真っ直ぐ行けばいいはずだ」

諸星「信じるぜ品森〜?」

早々に立ち去ってしまおうと緊張した息を吐く

 

「あははははははっ」

 

耳の奥まで響くような笑い声と一緒に数人の足音がする

振り向けばそこには、黒い影があった

何十人もの影があなたを見つめ、笑みを浮かべている。

 

見覚えがある顔があるあの町で見た住民だ。

最初に声をかけてきたあの女性も、葬式場にいた連中も

今では一様に生気を失い口の端から黒い液体をだらしなくたらし、笑みを浮かべている。

 

ふと、表皮がその場に止まるのが耐えられないかのようにドロリと落ちていく。

どうして足がひしゃげているのにもかかわらず自分達と大差のない速度で歩けているのか

痛みを感じる神経でも抜け落ちてしまっているのか、などとしょうもないことを考えてしまう

それでもその人の皮をかぶった”影”は歩みを止めずこちらを追いかけてくる。

 

この場にある唯一の生きた存在である2人を求めて迫ってきている。

 

SAN値チェック

炎轟品森 【SAN値】72→6 成功 1減少 71

諸星上名 【SAN値】60→9 成功 1減少 59

 

炎轟「くそ!そう簡単にはいかないよな!」

諸星「暫くお前の依頼には付き合わないからな〜!」

 

~チェイス開始~

 

[ラウンド1]

 

<DEX対抗>

炎轟品森 50%→13 成功

諸星上名 75%→77 失敗

 

1d20→ 5

5つの影が出遅れた諸星上名を捕らえようとする

 

【こぶし】50%→33.81.20.75.91 2体成功

 

諸星「だぁっ!くそ!」

諸星上名【回避】76%→11%成功

【心理学:動作分析】80%→95 失敗 1d3→2ダメージ

諸星上名 HP16→14

 

後ろから殴り掛かる存在の初撃を躱す事に成功するが避けた後の体制が悪かったのか2体目の打撃を見切る前に背中を殴打される

 

諸星「痛ってぇ!」

 

しかしそれが後押しとなったのか追いつかれた他の3体からは距離を離せた

 

炎轟「大丈夫か!?」

諸星「大丈夫だぁっ!」

 

横並びになった2人は安否を軽く確認しつつ再度走り直す

 

[ラウンド2]

 

<DEX対抗>

炎轟品森 50%→41 成功

諸星上名 75%→71 成功

 

少し後ろに怪物共の息遣いの様なものを感じた気がしたが離した距離をそのままに2人は走り抜く

 

炎轟「この先のトンネルをくぐれば裏枢区の出口だ!」

 

諸星「ラストスパートだな!」

 

[ラウンド3]

 

<DEX対抗>

炎轟品森 50%→54 失敗

諸星上名 75%→91 失敗

1d20→13

2人は少し先にトンネルが見えた安堵か?それとも走り続けたことによる疲労か思わず減速してしまう

 

そこに数多の影が押寄せる

 

【こぶし】50%→12.93.17.83.94.26.21.47.75.23.59.63.90

5体成功

攻撃対象

炎轟品森→2体  諸星上名→4体

 

炎轟「うおっ!?あぶねぇ!」

炎轟品森【回避】80%→34.27 成功

 

迫り来る日本の腕を躱し、前へと加速する

炎轟「こんなよく分からないとこで死ねるか!」

 

諸星上名【回避】76%→63.46 成功

【心理学:動作分析】61%→41 成功

【マーシャルアーツ:受け流し】61%→81 失敗 1d3→3ダメージ

諸星上名 HP14→11

諸星「あっぶねぇ!」

順番に殴り掛かる2つの腕を掻い潜り、向かってくる一体に対して

 

諸星「来ると思ってたぞ!」

【マーシャルアーツ・キック】(61.60)%→44成功

2d6+1d4→(5.3.1)9ダメージ

鋭いカウンターとなる蹴りを腹部へと蹴り込む

 

ダメージこそ無さそうだがバランスを崩し倒すことに成功した

諸星「よし!」

炎轟「おい!油断するな!」

 

そして気が抜けた一瞬に叩きつけるように腕が諸星上名の腹部へと叩き込まれる

 

諸星「ぐっ…あっ痛ってぇな…」

炎轟「掴まれ!上名!」

炎轟品森は攻撃を受けた諸星上名の腕を引き、残りの数十メートルを一気に駆け抜ける。

 

~チェイス終了~

 

トンネルへと2人が足を踏み入れる

どれだけ走っただろうか?足に甘い痺れが出始めた頃に、目の前にはトンネルの出口を知らせるように光が差し込む

 

それと同時に

「よく頑張った 安心しろ、もう大丈夫だ」

 

そんな声を聞いたと思うと2人は倒れ込むように意識を失った。

 

 




次回でこの事象は終わりです
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