そこへ、一本の電話が入って来た。
「はい、公安特捜班、えっ、岐阜県警高山署、はい、います、ちょっとお待ちください。」
と、小海は電話を南に変わってもらった。
「もしもし、えっ、殺人事件。」
高山達は驚いていた。
「えっ。」
「何だって、飛騨高山で殺人!?。」
「ええ、殺害されたのは朝日奈洋子、わかりました、どうも。」
「どうした、南。」
高杉は南に言った。
「班長、岐阜県の高山で絞殺死体の身元照会があり、被害者は観光客で旅館の宿帳からそれらしい人物が出てきたので、確認してくれって。」
「ほう、それでその女性の身元は。」
「はい、名前は東京から来られた朝日奈洋子と判明しました。」
「そうか、よし、南は高山と鶴岡でその女性の身元を捜査してくれ。」
「わかりました。」
「よしっ、住所はここだ、四谷2丁目だ。」
「わかりました。」
早速、高山と鶴岡は朝日奈の身元照会へ向かった。
「えっ、洋子が。」
「はい、岐阜県の高山で殺害されまして。」
「えっ、そんな。」
「あなたは、洋子さんと一緒に旅行へ行ったんですか。」
と、高山は言った。
「いいえ、私は事情で洋子と一緒に行く旅行は行けれなかったんです。」
「ほう、それはどういう事なんですか。」
「実は、昨日は熱で休んでいたから、それで。」
「そうですか。」
「はい、病院の薬はこれだけです。」
詩織は、病院の薬袋を見せてもらい、確認した。
「ほう、咳がひどかったんですね。」
「はい、旅行へ行く日に熱と咳がひどくなったから。」
「それで、病院へ行ったのか。」
「ええ、友人のゆかりと洋子と沙紀はお土産買ってくると言っていたから。」
「ほう。」
そして、高山と鶴岡が特捜班に戻って来た。
「何、彼女は友人と一緒に飛騨の旅へ行った。」
「ええ、ただ友人のしおりは旅行当日に咳と熱で行けれなくなったと洋子に電話したと言っているんです。」
「ほう、それでそのしおりは確認取れたのか。」
「はい、医院にも確認取れました。」
「そうか。」
「やはり、彼女は先日から咳がひどかったと言って確認したら、彼女は持病で喘息だそうです。」
「ほう。」
「今回の事件は新幹線「のぞみ」と飛騨高山の殺人に関係しているんでしょうか。」
「それも考えられるな。」
「よしっ、次の日飛騨高山へ行って見ようか。」
「ええ。」
「うん、きっと何か分かる筈だ、早速飛騨へ向かってくれ。」
と、高杉は言った。
次の日、南と高山は東京発7時07分発の東海道新幹線「ひかり33号」に乗って名古屋へ向かっていった。
「まさか、僕も高山へ行くとは驚いたよ。」
「まぁな、高山。」
「でも、どうやって高山へ行くんですか。」
「ああ、まずは東京から名古屋までは新幹線に乗り、名古屋からは特急「ひだ」に乗り換えていくと高山へは昼の12時頃だ。」
「主任は、飛騨高山へ行ったことあるの。」
高山は南に言った。
「ええ、一度だけな。」
「そこからは、特急「ひだ」に乗れば高山だったな。」
8時59分、新幹線「ひかり33号」は名古屋に到着した。そこからは名古屋で高山本線経由の特急「ひだ」に乗り換えるだ。
「次の特急「ひだ3号」は9時40分だったな。」
「ええ。」
南と高山は9時40分の特急「ひだ3号」に乗って高山へ向かった。
「結構、いい眺めだね。」
「うん、飛騨川に沿って走るんだから。」
11時59分、特急「ひだ3号」は定刻通り、高山駅に到着した。
「やっと、高山か。」
「ええ、ここはロマンチックだそうだな。」
と、高山は言った。
「あれ、南さん。」
「あっ、歩夢ちゃん。」
「どうして、高山に。」
「ああ、ちょっと事件の捜査でね。」
「それで、高山に来たのね。」
「うん。」
「それで、殺人を発見したのは、誰なの。」
と、南はレオンと歩夢に言った。
「うんうん、死体を発見したのはかのんちゃんと千砂都ちゃんって言うの。」
「ほう、なるほど。」
「それで、君たちがさんまち通りを観光していたら死体を発見したんだね。」
「ええ、そうよ。」
早速、南と高山はかのんと千砂都と一緒に三町通りへ向かった。
「ここだよ、死体が発見されたのは。」
「ほう、ここか。」
「そうよ。」
「それで、殺害されたのは男か女かわかるか。」
「女性だったわよ。」
と、南はかのんに写真を見せた。
「もしかして、この女性か。」
「そうよ、この人よ。」
「なるほど。」
「と言う事は、絞殺の後に水がめの中に入れて遺棄したと考えられますね。」
と、高山は言った。
「ええ。」
そして、下呂でも事件が起きるとは歩夢達は予想もしなかった。