俺は、武田信玄の使用人に用意された布団で体を横にしていた。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ。それよりもお前は、みんなのとこに行かなくていいのか?」
俺たち2人は、ほかのメンバーと違って、まだ客室間にいた。
理由は俺が負傷しているからである。
「たしかに、こんな場所に来た以上、作戦会議に出ないわけにはいかないけど
お兄ちゃんの傷のほうが心配だよ。
それに誰かが見てなかったら絶対に無茶しちゃうでしょ。
昔、私が誘拐されたときだって、1人で私のこと探し出して誘拐犯まで仕留めて私のこと助けてくれたよね」
「当たり前だ。
実の親にお前のことを忘れろと言われたんだぞ。
俺は親が我が物顔で、俺たちを子供っていうのは、とてもじゃないが許せない。
何より、お前の代わりを平然と寄越した母親は、とてもじゃないが許せない」
「ありがとう、お兄ちゃん」
sidechange 武神オーズ
時は少しさかのぼる。
『タカ!カマキリ!バッタ!』
僕はベルトからトラメダルを取り出しカマキリメダルに入れ替えオースキャナーで3つのメダルを読み取った。
(信長さまは、多分さっきの崩れた城の下敷きになってしまっただろう)
「武神鎧武、僕はウィザードのように甘くはないぞ」
「ほざけ、ウィザードなど敵にもならんかったは」
「お前は、知らないだけだ。武神たちが自分の定めたルールを破るとき、とてつもない力を発揮する」
「そんなもの、はったりにしか聞こえんぞ!」
武神鎧武は無双セイバーを僕めがけて振り下ろした。
僕はそれをカマキリソードで受け止める。
「なら聞くが、お前はウィザードのフレイムスタイル以外を見たことがあるか?」
「なに?」
「僕が知ってるだけでもウィザードはフレイムスタイル以外に3つのスタイルを持っている」
「あの者め!我、相手に手を抜いていただと」
武神鎧武は怒りで一瞬だけ我を忘れ、武器に入れる力も緩めてしまった。
そして、それが反撃のかなめになった。
僕はカマキリソードで、武神鎧武を武器ごと弾き、バッタレッグでけりつけた。
「ガハッ!」
「そして、僕には環境に合わせて戦う方法がある」
ベルトからタカメダルを抜き取り、クワガタメダルへと入れ替え
コアメダルをオースキャナーで3つのコアメダルを読み取った。
『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータ ガタガタキリバ ガタキリバ!』
紅いタカの仮面は緑のクワガタのような仮面へと変わった。
「喰らえ!」
僕はクワガタホーンから武神鎧武めがけて、雷を放った。
「グァ!」
雷は武神鎧武を容赦なく地面にたたきつける。
「お前の弱点は、最大中距離までしか攻撃が届かないところだ」
「己、どこまでも我を侮辱し寄って!」
武神鎧武はベルトからロックシードを外すと白いロックシードを取り出した。
「まさかあの者からの貰い物を使うことになろうとは」
『ワイズマン!』
上空からなんと、武神鎧武といた白い者の頭によく似た鎧が上空に出現した。
武神鎧武はそのままロックシードをベルトにセットしブレードをたおした。
「ロックオン!ギュンギュンギューン!ワイズマンアームズ!白き賢者 Re:START!」
上空に出現した鎧は鎧のない武神鎧武の頭にセットされると展開された。
「これからは、われのステージだ。誰にも邪魔はさせない」
武神鎧武の手にはハーメルンケインが握られていた。
オーズは直感的に感じ取った。
(あれは本気を出さないと殺される!)
「仕方ない。これは使いたくなかったけど、使わないとやばいよね」
オーズはベルトに無理やり紫色のコアメダルを入れ込んだ。
するとベルトに入っていたコアメダルは弾き出され紫色のコアメダルがセットされていた。
「武神鎧武!ここがお前の墓場だ!」
『プテラ!トリケラ!ティラノ!プットティラノザウルース!』
僕は変身した瞬間、体を本能に預けた。
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