仮面ライダーパーシヴァル 奇跡の果実   作:ルノア

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武神ライダーとマヨラーその14

俺たちは、キマイラの後ろに着く形でロックビークルを走らせていた。

「そういや、武神鎧武は最初からいたのか?」

俺はキマイラの一番後ろにいた武田に聞いた。

「いいや、突然、現れたのだよ」

「その前の戦で倒れた武神はいなかったのか?」

「武神ブレイドは、武神カリスとの一騎打ち後、行方不明になり、

武神ディケイドは名前だけがあるだけでどこにいるのかが全く分からなく、

武神リュウキは、私の武神だったカブトが仕留めた」

「そうなのか」

俺たちが話し終えると1羽のハトが飛んできた。

そのハトの脚には1枚の手紙がついていた。

「伝書鳩、今頃にか」

武田はハトから手紙をとるとハトを空に放った。

「そんなことが!?」

武田は驚いたように手紙を見つめていた。

それにきずいた黒野が後ろから手紙を読んだ。

「えーと、武神クウガと武神キバが打ち取られた!?」

「まさか、あの二人が武神鎧武一人じゃ絶対にたおせない強さだったのに」

「急ぐぞ、このままではほかの武神も危ない!」

武田がそう叫ぶとキマイラが加速し始めた。

それに合わせて俺たちもロックビークルを加速した。

どうやらここではどれだけロックビークルを加速させてもあの森には飛ばないらしい。

加速したかいもあって目的地が見えてきた。

すでにそこは武神鎧武とアーマードライダー鎧武とバロンが戦う戦場になっていた。

「鎧武、手助けするぞ!」

俺がそう叫んで近づいて行くと目の前に武神王蛇と白い魔法使いが立ちはだかった。

「邪魔は、させねーぞ」

「貴様も俺の計画には邪魔だ。だから殺す」

俺がロックシードを構えると黒野が横に並んだ。

「白い魔法使い!お前の計画が何だかは、知らないが目の前で知り合いが殺されるのはいい気がしないぞ」

「あのチビが異世界の武神か、殺し概がありそうだな」

「パーシヴァル、俺にとって貴様は予想外であり殺すべき対象だ。だから出し惜しみはしない」

『テレポート!ナウ!』

白い魔法使いが指輪をベルトにかざすと後ろから俺たちの周りを囲むように大量の怪物が現れた。

「これは、やばいな。変身!」

『レモン!』

俺はロックシードをベルトにセットするとブレードをたおした。

『COMEON!レモンアームズ!PALADIN OF SPEAR!』

『SET!OPEN!L・I・O・N!ライオーン!』

俺たちは2人が変身し終わると夏音と優真もロックシードを開錠した。

『ピーチ!』

『リンゴ!』

「「変身!!」」

『ハイー!ピーチアームズ!桜・華・扇!ハッハッハ!』

『COMEON!リンゴアームズ!VALKYRIE OF CALIBUR!』

俺たちはそれぞれ武器を構えると後ろから叫び声が聞こえた。

「待てーい。俺も混ぜてもらおうか!」

声のした方に振り向くとなんとそこにいたのは、狩弥だった。

「狩弥!何でここに?」

「そんなことは、後回しだ。まずは、この怪物集団をかたずけるぞ!変身!」

『アボカド!』

狩弥はロックシードを戦極ドライバーにセットするとブレードをたおした。

『ソイヤ!アボカドアームズ!森羅・万象!』

狩弥の頭上に現れた鎧は、狩弥の頭を包み込み展開した。

そこからは重鈍な鎧武者を思わせるような鎧に荒武者のようなマスクはまるで自然そのものが戦うような姿をしていた。

「俺の名は、アーマードライダースサノオ!やっぱ、こういうのはみんなの前で名乗ってこそかっこいいよな」

後半は何、言ってるのか聞こえなかったが狩弥は目の前でアーマードライダーに変身した。

「お前、それ、どこで手に入れたんだ!」

俺が質問すると狩弥はこちらにむかって走りながら答えた。

「そんなこと、あとでもいいだろ。それより目の前の敵倒す方が優先だ!」

それが合図になったかのように怪物たちが襲い掛かってきた。

俺はその怪物の群れをかいくぐり武神王蛇の前に出た。

「お前は、俺を楽しませてくれるのか?」

武神王蛇の質問に俺は仮面の下で笑いながら答えた。

「楽しむ暇がないぐらいに痛めつけてやるよ!」

武神王蛇の杖とレモンハルバードがぶつかり合う。

「どうした?そんなもんじゃ、面白くねーぞ!」

真正面から打ち合った結果、力では押し帰せないと分かったので一旦、距離をとった。

「距離を取るつもりか。なら、これだ!」

『アドベント!』

武神王蛇のかたに角がついた武器にカードが入れられるとガイが使役していた人型のサイが召喚された。

「逃げ道をふさげば、距離はとれまい」

「クッ!」

「パーシヴァル。今、助けてやるぞ!」

その叫び声とともに武神王蛇めがけて無数の銃弾が放たれた。

突然の攻撃だったので王蛇はひるんでしまい、逃げ道が出来た。

「この攻撃、武神ビーストか!」

「そうだぜ、おれっちだ!」

「武神ビースト!あんたはあの固い怪物を頼む!」

「引き受けぜ!」

「力押しで勝てないなら、これでどうだ!」

『カカオ!』

俺はレモンロックシードを外してベルトにカカオロックシードをセットしブレードをたおした。

『COMEON!カカオアームズ!NIGHT OF REAPER!』

アームズが変わったことにより武器がレモンハルバードからカカオサイスに変わったのでカカオサイスで武神王蛇を切り上げた。

「グワッ!」

さらに切り上げた後に拳を叩き込んだ。

「グハッ!」

さらに蹴りをかまそうと王蛇の頭めがけて足をふるうと武神王蛇は紙一重でそれを避けた。

「てめー!絶対に殺す!」

武神王蛇はカードを今度は腕の盾に入れた。

『アドベント!』

すると武神王蛇の横に宙を泳ぐ赤いエイが召喚された。

「また、敵が増えたのか」

「おどろくには、まだ早いぜ」

武神王蛇はさらに杖にカードを入れた。

『アドベント!』

今度は巨大な紫のコブラが出現した。

「いったい何体、隠し持ってるんだよ」

これで合計3体、召喚された。

「まだ、奥の手を隠し持ってるがお前を殺すぐらいこれで充分だろ」

「たしかに俺1人じゃ、とてもじゃないが勝てない、だが」

「「2人ならどうだ!!」」

俺が後ろ向きにジャンプするとスサノオの肩に着地し、スサノオのアームズウェポンの森林丸が武神王蛇めがけて横なぎに放たれる。

そして俺は、武神王蛇が召喚したエイめがけてカカオサイスを振り下ろした。

スサノオの攻撃は巨大なコブラによって防がれるがエイは、俺の攻撃が直撃し地面へと叩き落された。

さらに後ろから、武神ビーストに戦ってもらっていたサイ人間がとばされてきた。

「おれっちの敵はたおしたぜ!」

「これで3対2だ。奥の手、使ってみろよ」

俺が挑発すると王蛇はベルトから1枚のカードを抜き取った。

すると周りに雷が降りそそぐ。

「俺に本気を出させるとどうなるか、思い知らせてやる」

さっきまで使っていた杖とは少し違う杖に王蛇はカードを入れた。

『サバイブ!』

一瞬、王蛇の姿が重複したかと思うといっそう、まがまがしい姿へと変わっていた。

頭の側面に有ったコブラの腹のようなものは肩まで伸び両肩の鎧の下から棘のようなものが生えていた。

さらに王蛇は杖にカードを入れた。

『アドベント!』

するとサイとエイとコブラの怪物が合体し始め、1匹の竜を生み出した。

「獣帝 ジェノサイダーの降臨だ」

あまりの存在感にひるんでいるとジェノサイダーの尾の一撃が俺に降りかかる。

とっさにカカオサイスを盾にするが、たやすくそれを折り、重い一撃を受けてしまう。

俺の体は、まるで玩具のごとくたやすく吹き飛ばされる。

「パーシヴァル!!」

吹き飛ばされた、俺に心配してかスサノオが近づいてくる。

「スサノ・・オ、後ろを見ろ!」

俺が注意を促したおかげか森林丸で王蛇の攻撃を受け止める。

「これは鞭!」

きずいた時にはもう遅く、森林丸をからめとられ、奪われてしまった。

武神ビーストもジェノサイダーの強靭な腕の一撃により別方向へと吹き飛ばされていた。

『あなたたちは、ここで倒れてはいけない!』

ふと、いつぞやの幽霊ぽい何かの声が聞こえる。

「今更、あれの声が聞こえるんだ?」

不思議に思い立ち上がろうとすると手元に1枚のカードが置かれていた。

「あんた、誰なんだよ!こんなところに居て、危なくないのかよ!」

倒れているので、よくわからないがスサノオが何かを叫んでいる。

「大丈夫!」

声がした方に顔を向けるとミカエルがこちらに走ってくる。

後に着くように歌仙も走り寄ってきた。

「あぁ、大丈夫だ」

「お兄ちゃん、無理しちゃいけないよ」

立ち上がろうと力を入れるとまるで今まで受けたダメージが嘘のように体が軽くなった。

『さぁ、目の前の障害を振り払って、そのための力は今、目の前にある』

「まさか、武神鎧武が言っていた。運命の巫女が味方してるとでもいうのか」

どうやら、さっきの幻影は、俺だけに見えていたわけではないらしい。

「ミカエル、歌仙、スサノオ!さぁ、ゲームを始めよう!」

俺が掛け声をかけると3人は俺の横に並ぶ形で立った。

俺たちに見えている幻影が目の前を通り過ぎていくとそこにロックシードになる果実が生えてきた。

『さぁ、戦うなら。目の前の力をとって』

その声とともに俺の手に握られていたカードが光り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 




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