たいへん長らくお待たせしました。
コラボ小説、第20話です。
目を覚ますと俺は地面に横たわっていた。
「うっ・・・、俺はいったい?」
起き上がると横には傷の手当てをしてもらっている優真の姿があった。
その瞬間、今まで何をしていたのかを思い出した。
そして絶望が喉の奥までこみ上げてきそうな気がした。
そんな俺を察したのか一真は声をかけてきた。
「大丈夫か?気分悪そうな顔をしてるけど」
「大丈夫だ」
喉までこみ上げてきた絶望を腹の中に抑え込む。
「それより、優真は大丈夫なのか?」
「はい、思いのほか傷は浅かったようなので」
「そうかそれは良かった」
起き上がろうとすると左手の指に一つの指輪がついていた。
「なんだこれ?」
「それはお前が絶望しないようにするための指輪だ」
「そうか、ならいい」
立ち上がると、夏音がこっちに来た。
「どこ行く気なの?」
「鎧武たちの手助けに行く」
「お兄ちゃんは休んでなきゃだめだよ!」
「それは聞けない」
「なら俺も付いていく」
「勝手にしろ」
俺はそう言うと戦極ドライバーを装着した。
「変身」
『レモン!』
戦極ドライバーのくぼみにレモンロックシードをつけブレードをたおした。
『COMEON!レモンアームズ!PALADIN OF SPEAR!』
さらにロックビークルを開錠し、それにまたがる。
そして鎧武たちが戦っている戦場へと向かう。
「おーい、パーシヴァルー!」
馬に乗ってスサノオがこちらに走ってきた。
「お前、ロックビークルは持ってないのか?」
「そんなもんは知らん!」
「そうだ、おまえ紫の怪物はどうした!」
「あれか不意を突いて倒した!」
「そうか」
二人は巨大な木と融合した武神鎧武を目指して走った。
すると敵が続々とやってくる。
「スサノオ、敵を頼む」
俺は襲い掛かってきた敵を踏みつけ。
飛び上がった。
そして新しいロックビークルを開錠しそれに乗る。
「空飛ぶロックビークルだ」
襲い掛かる武神鎧武の巨大な蔓をかわしながら武神鎧武へと近づいていく。
「鎧武、それと赤い奴、手助けに来たぞ!」
「パーシヴァル!助けに来てくれたのか」
「赤い奴って、もしかして俺のこと?」
後ろを振り返って確認する二人の後ろから巨大な蔓が襲い掛かってきた。
「二人とも、前方から攻撃が来るぞ!」
二人は間一髪で避けたがこのままでは避けることが難しそうなのでロックビークルから飛び降りた。
『ブレイド!』
俺がロックシードを開錠するとともにロックビークルは破壊される。
『COMEON!ブレイドアームズ!KING OF SPADE!』
「俺はもうロックシードなんぞに体を奪われたりしない!」
感情を整理しロックシードの力をできる限り使いこなす。
それが出来ればもう俺は体を奪われることはない。
鷲のアンデットの力をしようし飛び上がる。
「二人とも奴を倒すぞ!」
「おう!」
「わかった」
俺はせまりくる蔓をキングラウザーで切り落としながら進んでいく。
「天下は・・・俺のものだ!!!!」
なんと武神鎧武は自分で体を割いた。
「くっ、止れねぇー!!!」
急いでブレーキを掛けるがなかなか体は止まってくれない。
『ギュンギュンギューン!ドリアンスカッシュ!』
だが突如横から飛んできたドリノコによって体が横にそれた。
それにより俺だけは中に取り込まれることはなかったが二人は取り込まれてしまった。
「大丈夫!Mr.レモン?」
「大丈夫だ。それと誰がMr.レモンだ」
ブラーボが助けてくれたらしい。
「どうすれば・・・」
「これで私が天下最強の武神ライダーだ!」
高笑いを上げていた武神鎧武は突如苦しみ始めた。
「グッ、体が・・・何故だ!取り込んだはずなのに!!!」
次の瞬間、武神鎧武の中からスイカアームズの鎧武とドラゴンに乗った赤い奴が現れた。
さらに鎧武はスイカアームズを大玉モードにすると中から飛び出した。
それを赤い奴はドラゴンを巨大な足に変形させスイカアームズを蹴り飛ばした。
スイカアームズは巨大な木の部分を打ち抜いた。
「この程度では私は散りはしない!」
「「これでとどめだ!」」
二人のライダーキックが武神鎧武を襲う。
「グァー!!!」
武神鎧武はこれで散ったと思われただが、
「まだだ!私が天下をとるのだ!!!」
倒れた木の部分を蔓で無理やり繋ぎ止め武神鎧武は木の中に入って行く。
血は次第に変形し巨大な武神鎧武の上半身を作り出す。
そのまま両腕が地面につくと仮面の口の部分が割れより怪物性を増していく。
「私は不死身だ!!!」
後ろから飛び出した蔓が襲い掛かってくる。
「くっ、なんて野郎だ!」
キングラウザーで襲い掛かる蔓を切って行く。
「くそ!!放しやがれ!!!」
武神電王が蔓につかまり身動き取れない状況に陥っていた。
「グリドーン!!!」
黒影はぎりぎり防いでいるようだがグリドンはつかまってしまったようだ。
「初瀬ちゃーん!!!」
グリドンは黒影に手を伸ばすが手が届くはずもなく武神鎧武の蔓にからめとられ連れていかれる。
「坊や!!!」
「オシショーサマー!!!」
そのままグリドンは武神電王とともに武神鎧武に飲み込まれる。
「これデ、15のライダーを飲み込んだぞ!」
さらに蔓は武神ビーストを捕まえる。
「おれっちピンチなっちまった」
二人とも抵抗したがほとんど意味はなく武神鎧武に吸収される。
「コれで、16人!」
「掴まれ!パーシヴァル!」
キマイラから放たれたレーザーが蔓を焼き払っていく。
そしてビーストがこちらに手を伸ばしてくる。
俺はそれにつかまりキマイラに飛び乗った。
「黒影、お前も付いて来い!」
俺は黒影を捕まえキマイラに乗せる。
「いくぞ、ちゃんとつかまってろよ!」
キマイラが空へと飛び出し武神鎧武の頭上に出る。
「黒影、これつかえ」
「えっ、あっ」
「早くしろ!」
「わかった」
『パンプキン!』
黒影はマツボックリロックシードを外すとパンプキンロックシードと入れ替えた。
『ロックオン!ソイヤ!パンプキンアームズ!JACK O LANTERN!』
このままじゃ、邪魔になるので黒影を突き落とした。
「何すんのー!?」
「中のとって握れ。そうすれば飛ぶ」
パンプキンアームズは落ちていく黒影を取り込み飛行する。
「ちゃんと、飛んでろよ!」
俺はそのままパンプキンアームズの上に乗った。
「ビースト、全力で行くぞ!」
パンプキンアームズは全速力で武神鎧武にむかっていく。
「ウォー!!!!」
『COMEON!ロイヤルストレートフラッシュ!』
光り輝くキングラウザーで襲い掛かる蔓を切って行く。
さらに飛行型の怪物が襲い掛かってくるがキングラウザーですべて落としていく。
「邪魔だ!」
目の前の怪物を切り伏せると武神鎧武は口を大きく開け光線を放ってきた。
裂けきることができずにパンプキンアームズが破損し墜落する。
さらに11のカードを攻撃に使っているので空を飛ぶことができない。
キマイラも避けきれずに損傷し落ちていく。
「くそ!このまま落下しちまうのか!」
絶体絶命と思われたがそれは向こう側から放たれた光によってかき消された。
次回でコラボ小説の方を最終回にしようと思うので、
本編お待ちのかたは楽しみにお待ちください。