ここ1週間は武神ライダー事件の間の埋め合わせとして補修に出ている。
単位さえとればなんてことはないのだが向こうにいた期間が
ちょうど試験期間とも重なっていたこともありこの1週間で埋め合わせをすることにしたのだ。
その間、チーム鎧武たちが野良インベスの捕獲とやらをやっているらしい。
そこまで興味のないことだったので補修期間に充てることにした。
インベスとは関係はないがそろそろ上着を着ないと寒い季節になってきた。
「さみー」
補修からの帰り呉島光実と出会った。
「君が補修に出ているなんて珍しいね」
「試験をすべて欠席したんだ。あたりまえだろ」
「君なら試験の1つや2つ点がなかろうともどうにかできるだろ?」
「だがその間に我が物顔で頂点から見下ろされるのは気に食わなくてな」
お互いの視線が少しの間ぶつかる。
「次は必ず僕が頂点をとる」
「口先だけにならないといいがな」
お互いの視線が同時にずれる。
そのまま二人は真逆の方向へと振り返り去っていく。
そのまま家に帰り玄関前のポストを確認する。
そこには1枚の手紙が投函されていた。
その内容は各アーマードライダーが同時にロックシードの成る森に向かい
どれだけ多くのロックシードを手に入れるかというゲームだそうだ。
本来、俺はダンスチームを設立した覚えなどないのだが。
勝手にチームとしてでっち上げられランキングに入れられている。
一応、俺たちに勝手な行動をさせないための拘束かなにかだろう。
「さて、どうするか」
あの森を調べるついでにロックシードを回収するもよしだ。
手紙にはロックビークルの代わりに当日入手した
ロックシードをすべて無償提供と書いてあるが自分たちはすでにロックビークルを所持している
ゆえにこれに従うかどうかはこちら次第だ。
それに勝手に巻き込んでおいて知らぬ約束を強制された
ところで俺たちがまともに飲むはずもなかろうに。
俺は自宅へ帰宅し携帯を取り出し電話帳からメイド長の番号を選びかける。
「メイド長かなぞの森の探索どうなってる」
『裏で暗躍している組織がわかりました』
「どういう組織だ」
『ユグドラシルコーポレーション』
「ユグドラシルだと」
『はい、表向きは医療福祉企業ですが研究員戦極凌馬と呉島貴虎を筆頭に数人の幹部により構成された秘密組織のようです』
「そこに潜入し情報を集めれるか?」
『お望みとあらば』
「けっして築かれるなよ、組織の人間にも両親にもな」
『御意』
その言葉と共に通話は途絶える。
「こちらも独自で調べるか」
自室へと戻り当日の準備を進める。
いつごろからか頭痛がするようになった。
だんだん両親の存在がいびつに感じてきた。
一体何事かは解らないが両親を危険人物とすることにした。
できれば彼らはただの両親であってほしいが。
ゲームの当日、今回は一人で会場まで来た。
そこには駆紋、初瀬、城之内、そしてミッチが居た。
「遅いですよ、チームブリテン」
「何がブリテンだ。王すらいない円卓に騎士の国を名乗る資格なんてねぇよ」
「つまらないですね、そこはこれから俺が王になるとか言えないんですか?」
「俺が
できればこういう危険な事案は一人で解決したかったのだが。
「なら私は
「なぜにお前ら二人がいるんだ」
「「あなたこそなんでついて来いって言ってくれなかったの!?」」
「優秀な騎士が二人もいるじゃないですか」
うちのメイドが
王様的に言うと胃に穴が開きそうな事案だよ。
「面白そうなことやってるじゃないか!」
「そこは同意見だわ」
この声は狩谷とシャルモンか。
「その声はシャルモンのおじさんとモードレッド!」
王様きっと胃に穴が開いたよ。