Fallout4 Another War Story   作:Gombei

12 / 105
 シルバー・シュラウドのクエストです。コミックのヒーローに扮して悪人を裁く内容で、中々に面白かった印象です。


第12話 シルバー・シュラウド見参!

 ニックの決着がついたので、ハンコックに謝罪しに行こうと思う。本当はすぐに行くべきだったんだけどニックの案件が優先度があるような気がしたので後回しになってしまった。

 恐る恐るハンコックに謝罪すると、彼は怒っていなかった。ボッビさんに騙されていなければもっと良かったとだけ言われた。きちんと阻止したことで同罪にならずに済んだようだ。以後は本当に気を付けよう。

 そして、彼は僕にこれからグッドネイバーを出て自分を鍛え直すと言い出した。なぜなのかと問うと、そうすることで正直でいられるらしい。権力に自身を侵されることを防ぐためとのこと。グッドネイバーをより良くするためには必要なことだと確信を持っているようだ。本当にこの町を思っているんだなと実感する。

 

ハンコックは放浪の旅へ!

 ハンコックはバルコニーにて市民達にこれから休暇を取ると宣言した。自分自身に向き合うためと戦い方を忘れないためにだ。止める市民もいたが彼等のためにも帰ってくることを約束した。そして、権力に胡坐をかくことの恐ろしさを皆に説いていた。彼自身が良き市長であるために旅に出るのだ。

 最後にコモンウェルスで一番の町はどこで、自由で、裁かれることがない所はどこだとハンコックが投げかけると、揃って「グッドネイバー!」言った。団結力の強さが伺い知れる瞬間だ。

 ここでニックとは別れて、彼はダイヤモンドシティに帰ることになる。その時は「面倒ごとに巻き込まれないようにしよう」と真顔で言い、ハンコックは「守れない約束はしない」と愉快そうに返した。

 

シルバー・シュラウドの装備を手に入れろ!

 僕はメモリー・デンでアマリさんにケロッグの記憶にアクセスの件のお礼を言いに行った後に、ラジオ放送をしているような男性のグールと出会った。彼はケントという名前のようだ。グッドネイバーの暮らしは長いが悪が蔓延っているのを嘆いていた。

 そこでシルバー・シュラウドを知っているかと言われたので、「最初のオンエアから知っている」と答えた。何せコミックがある頃から大好きだったし。ケントは最初の放送からと言ったことに疑問を投げかけた。確かにグール化以外は当時の事を知る由もないからだ。僕は「冷凍睡眠していた」のだと答えると、今度は「Mr.アボミナブルみたい」だと言って嬉しがった。ええっと、確か洞窟男の名前だったような?それも答えると更に嬉しがった。

 僕としても当時のコミックのキャラを知っている人と談笑出来るのは嬉しくて仕方がない。日本ではこういうのを「オタク」と言うらしいのだが、好きなもので仲良くなれることは素晴らしいと僕は思う。オタク万歳だ!

 

 仲良くなったところでケントはシルバー・シュラウドが現実にいたらどうだろうか?と提案して来た。どういう意味だろうか?

 ケントはシルバー・シュラウドを現実化させてグッドネイバーに蔓延る悪を倒して、他の人々のもっと良いものの象徴を生み出すべきだと言った。ハンコックは「挑戦する価値はある」と言っており前向きだ。僕もやってみても大丈夫だと思う。安心して暮らせるようにはしていくべきだし。

 だが、そのための衣装がないとのこと。その在処は以前訪れたハブリス・コミックにあるのを僕は覚えていた。それを取りに行ってケントに渡そう。

 ハブリス・コミックの撮影所ではグロッグナックのコスチュームがあるのも覚えていた。あの時はそのままにしておいたが、せっかくの戦前から残っている物を風化させないためにも手元に置いておこうと決めてもらうことにした。グロッグナックも戦前から大好きだったし、保管のためだから許されるはずだと自分に言い聞かせた。(限りなく言い訳に近い私物化である)

 

 そして、シルバー・シュラウドの衣装を手に入れた。大好きなヒーローの衣装を手に取れるのは心が躍る!さらに裏側にあった小道具のシルバー・サブマシンガンも入手した。パイパーは以前、これを修理できる人がいればと呟いていたのを思い出したので併せてケントに渡すことにしよう。

 メモリー・デンに戻り、ケントにシルバー・シュラウドの衣装と小道具のシルバー・サブマシンガンを渡した。彼はとても喜んでいたが、自分は「シルバー・シュラウド向けの人間じゃない」と言い、落ち込んだ。レット・ラインハルトや執事のジャービー・ブレイクにはなれるかもしれないが、シルバー・シュラウドは強くて才能がある人物でないとダメだと断言した。う~む、マニアックな。しかし、その気持ちは分かるよケント。拘りと言うやつだね!同じものを好きになった同士だから分かる。

 そこで提案されたのが、なんと僕がシルバー・シュラウドになるという案だったのだ!ええ、僕がなるの?そりゃ大好きだけど僕でいいの?戦前はスーツアクターだから動けるだろうけど、上手くいくか分からない。

 

 それでも彼は笑うだけだったシルバー・シュラウドの事を真剣に考えてくれたのは僕だけだったと説得してきた。世界を良くしたいという願いを込めて。そう言われたらやるしかないだろう。不安だけどやってみよう。衣装と銃は持っていていいらしい。仕事の内容はグッドネイバー内でいる時に聞けるラジオ放送から依頼される形となる。上手くいくように頑張りますかね!

 それと「正義を遂行」したら、名刺を挟むように言われた。これでシルバー・シュラウドが戻ってきたことを伝えるためだ。何となくピックマンとやっていることが同じような気がしたが引き受けたのでやるしかない。

 着替えて外に出ると自警団にからかわれた。知っているのは驚きだが、この格好に慣れるのはまだかかりそうだ。板につくようにしていこうと思った。

 

ウェイン・デランシーを成敗せよ!

 ラジオが流れてきた。シルバー・シュラウドの放送に挟み込む形でケントが仕事を言い渡した。内容は、僅かなキャップのために殺人を行う悪人、ウェイン・デランシ―という名前の男性を成敗することだ。この男の被害者の親子とセレミーさんの無念を晴らさなくてはいけない。 

 路地裏にいたのを見つけた。僕はその無念を晴らすためにシルバー・シュラウドに成りきり、「この罪はあまりにも長い間、罰せられてこなかった」と言ったら、ウェインは「どうしたんだ、一体?2,3発撃たれても治らないな?」と言って呆れていた。悔しいけどごもっともなご意見ですね、ハイ。

 そして、銃撃戦となったが2人で攻撃したのであっという間にウェインは死んでしまった。その死体に名刺を挟み込んで仕事は完了した。やっぱりピックマンと同じことをしている気がしてきた。でもこれで無念が晴らせるならそれでも良いのかな...。

 

AJを成敗せよ!

 今度の放送で言い渡された仕事の内容は、子供に危険薬物を売りさばくAJという名前の男性を成敗することだ。かつてのボッビさんの家の前でたむろしているAJとそのボディーガードがいた。僕はまたシルバー・シュラウドに成りきり「子供に毒を撃っているのか?このシルバー・シュラウドが相手だ」と凄んで見せた。

 AJはすぐにケントの仕業だと察した。そこで「50キャップ払うから黙っていてくれ」と言った。止めることはなさそうなのでさらに凄むことにしてみた。

 僕は「子供に薬物を売るのはやめろ、悪者め。それとも我が怒りに触れたいか」と言った。ハンコックも「その口を黙らせてやるよ」と言ってノリノリだった。AJはついに我慢の限界に達して攻撃してきた。今度は人数がいたのですぐには決着がつかなかったが遮蔽物を利用して1人ずつ殺して最後にAJを殺し、名刺を挟み込んで完了した。

 何だかやっていることがヒーローと言うよりも殺し屋に近い気がしてきた。最後まで上手くいくか心配だ。

 

 

 

 

 僕は次のシルバー・シュラウドとしての仕事でケンドラという名前の人物を始末することになった。ラジオの内容ではリトル・ジョーの小屋を爆破して、罪のない流れ者を4人殺したそうだ。最近はグッドネイバーのサードレールと言う名前の酒場に行くようになったらしいので、ホワイトチャペル・チャーリーに話を聞くといいらしい。早速行くとしますかね。

 

 サードレールを訪れると、流れ者の女性に「批判するわけじゃないが、子供番組のやつじゃないか?」と言われてしまった。心をスラッガーでホームランされた気分だ。今はシルバー・シュラウドなんだからいいんだよ!気を取り直してケンドラの情報を知っているホワイトチャペル・チャーリーを探したら、バーテンダーをしているMr.ハンディがそうらしい。そのチャーリーからも「ろくでなしの格好をしている」と言われてしまった。オタクには生きにくい世の中だなぁと心の中で泣いた。

 心を落ち着かせてからシルバー・シュラウドを演じながらケンドラを探していると話したら、チャーリーは「シュラウドか、もっといかれた奴に見える」とブラスターライフルの直撃を受けたような心の痛みを感じた。あ~もう辛い!

 

ケンドラを成敗せよ!

 話を聞くとケンドラは凄腕の傭兵らしい。関わる者全て死んでしまい、水路に頭を突っ込むことになるようだ。居場所を聞こうとしたらキャップを要求されたので、僕は「シルバー・シュラウドと公正なる正義の間に立つのは賢明ではないぞ」と凄んだ。大人げないけどさっきの仕返しである。

 渋々チャーリーはケンドラの居場所を教える気になったらしい。ウォーターストリート・アパートにいるようなので早速行くとしよう。

 最後にチャーリーは「嫌な仕事だが頑張れよ」と彼なりに応援してくれた。なんだ、優しい所あるじゃん。さっきは仕返しをしてしまったけど、お詫びとして仕事があれば手伝うようにしようと僕は思った。

 

 ウォーターストリート・アパートに行くとケンドラの手下達がこちらに気付くなり攻撃してきた。僕とハンコックは応戦し手下達を殺した後にケンドラと対峙した。ケンドラは女性の傭兵だったようだ。だがその気迫は並々ならないものがあった。

 ウェイン・デランシ―はケンドラの仲間だったらしく、その敵討ちを考えているらしい。僕は日本で言う所の飛んでい火にいる夏の虫になっているらしい。だがここで死ぬ気はない。僕は屋内であることを利用してケンドラの攻撃をかわして確実に攻撃して殺すことに成功した。僕もそれなりに戦えるようになったんだなと実感しながら、名刺を挟み込んだ。

 

ノーシーを成敗せよ!

 ケンドラを成敗した後にハンコックが話があると言ってきた。聞いてみるとケントが成敗するように言っていた相手はシンジンという名前の2つのレイダー組織を纏め上げる極悪人で、ウェイン・デランシ―やAJ、ケンドラはその仲間であったことが分かった。大事になってしまった。正義の味方をやろうとしたらレイダーの恨みを買っていたとは。まぁ、僕がやったのは殺し屋のようなことをしただけだから恨まれても仕方がない。その後始末は僕自身がつけるしかないだろう。何とかうまく行動できればいいが。

 シンジンの他の仲間はハンコックが知っているらしい。スマイリング・ケイトはバンカー・ヒルという場所の近く、ノーシーはプロスペクト・ヒルという場所の近くだそうだ。早速行動開始だ。

 プロスペクト・ヒルの近くでノーシーと思われる男性とそのボディーガードに見つかり次第先制攻撃を受けた。遮蔽物が少なくて困ったが、ハンコックの援護で事なきを得た。残ったノーシーは僕達に立ち向かう訳ではなく逃げの一手だった。逃げる相手を殺すのは気が咎めたがケントに危険が及ぶのはいけないので心の中で謝罪しながら殺した。名刺を挟み込むのも忘れずに行った。

 

ハンコックの原点

 ノーシーを成敗した後にハンコックは話をしたいと言ってきた。何だろうと思い聞いてみると、ボッビさんの事を対処してもらって済まないと言った。僕は「大したことじゃない」と言ったらハンコックは「権力はそういう風に振りかざすもんじゃない。でないと大変なことになる」と語気を強めた。久しぶりに怖いハンコックを見た気がする。

 そう言った訳は彼の原点に由来するようだ。権力を乱用しない市長になったのは前市長のヴィックが暴虐の限りを尽くしていたようなのだ。厳ついゴロツキを雇い、一般市民相手にストレス発散するのが常態化していたようなのである。それに反論した流れ者は、肉詰めの缶を開けるような調子で切り刻むようといった凄惨な殺しを受けたようだ。それを皆は見ているしか出来なかった。ハンコック含めて。

 そして、薬物で苦しみから逃れるために「ハイ」な状態で気を失ってしまった。だが気が付くと旧州議事堂の前で目覚めたようだ。そこにはジョン・ハンコックの服があったらしい。まだ「ハイ」な状態が続いていたかもしれないが、服が話しかけて来たらしい。何をすべきかを。凄惨な事件は一旦置いて、その服を羽織り、新しい生活を送るようにしたらしい。日本ではこのような状態を「天啓に導かれる」と言うのだろうか?何にせよハンコックを形成する点はここにあると見ていいだろう。

 

 その後は流れ者達を集め、廃墟で戦闘訓練を行ったらしい。次のヴィックの蛮行に備えるためだ。そして、彼等は決行した。ゴロツキ達は呆気にとられて立ちすくんでいたらしいが、ハンコック達は殺す必要はなかったらしいが皆殺しにしたようである。最後はヴィックの首をロープでくくりバルコニーから放り投げて首つりさせたらしい。思いっきり私刑であり反論したい気持ちはあったがグットネイバーを良くするための行動であり、暴虐に立ち向かうためであったので僕は異議を唱えなかった。法が機能していれば良くなかっただろうが今の世界にはそれがない。立ち向かうしかないのだ。良きにしろ悪きにしろ。

 

 その後、バルコニーから市民達が駆け寄ってきたのでハンコックは上手く言葉が出なかったらしい。その場でハンコックが出した言葉が「人民の、人民のための」だった。それはグッドネイバーに深く浸透するようになった言葉であった。

 それが主に就任演説となり、市長に抜擢された。もう傍観者ではなく正義のために戦うと誓ったのだ。法無き世界で人々を守るために戦うハンコックは本当にカッコイイと思う。僕はそんなハンコックと仲間になれて良かったと思う。彼の信念を尊重すると改めて心に誓った。

 

スマイリング・ケイトを成敗せよ!

 バンカー・ヒルの近くにスマイリング・ケイトを発見した。風貌は恐ろしげなメイクをしてガンナー風に武装した女性だった。「シンジンのお気に入りのおもちゃの兵隊を倒してごらん」と挑発しながら部下を統率して攻撃してきた。意外としぶとく最後に残りながらも奇声を上げながらスナイパーライフルを撃って来る。その時はハンコックにお願いして挟み撃ちにする格好でスマイリング・ケイトを殺した。そして名刺も忘れずに挟み込んだ。

 だが、ここで問題が発生した。「シルバー・シュラウドを探せ」という題名のホロテープにはグッドネイバーにシルバー・シュラウドを探しに行くというような内容だった。急いでメモリー・デン二戻らなくては!

 ケントの安否を確かめるためにメモリー・デンに戻ったが時既に遅かったようだ。イルマさんはケントはレイダーに連れ去られたと言った。その時の一部始終はレイダー達の手により、ケントがラジオに流す形で僕を呼び寄せるように仕向けたらしい。場所はミルトン・ジェネラル病院である。早急に行かねば。

 

シンジンを成敗せよ!

 ミルトン・ジェネラル病院で入るとシンジンの部下が攻撃してきた。僕達はそれらを掻い潜りタレットやナース・ハンディ等も返り討ちにしながら最深部を目指した。

 最深部に行くと、シンジンと思われるグールの男性は今にもケントを処刑しようとする場面だった。何とか間に合ったらしい。

 

 シンジン「ハッ!シルバー・シュラウドはコミックの中のキャラクターだ。現実の存在じゃない!それにだ。お前らは友達ごっこしているだけなんだよ!」

 パーマー「友達を持つ事は弱点じゃないし、悪い事じゃない。人を強くするんだ!」

 

 だが、シンジンはそれを鼻で笑い、ケントを殺したら僕を、最後はグッドネイバーの市民達を殺すことを宣言した。阻止するためには僕を殺すように誘導しなくてはならない。僕は「ケントが本当に辛いのは友人を、ヒーローが目の前で殺されることだ」と誘導するように話した。

 そうするとシンジンは僕の誘いに乗ってケントを後回しにした。これで危険は最小限になった。僕とハンコックは早急にシンジンの手下を殺して、最後に追い詰めたシンジンを殺した。規模をさらに大きくされる前に始末出来て良かった。最後はシルバー・シュラウドの名刺を挟み込んで終了した。

 

ケントの再起

 ケントは助かったが彼は打ちひしがれた。犯罪や悪と戦うのは思っていたのとは違うと気付いたようだ。それは僕も同感だ。戦うのは痛いし怖いのだ。正義の戦いだって敵にも仲間や愛する家族がいるのだ。殺すことは命を奪うと共に恨みを買うのだ。だから戦うのならそれなりに覚悟しなければいけないことが多い事を僕は今までの戦いで思い知った。

 落ち込むことはないと励ましたがそれでも心が折れたようで戦う気が失せてしまったらしい。グッドネイバーへは自分で帰るから心配しないでいいようだが、またメモリー・デンに行って様子を伺うとしよう。

 ハンコックにシンジンを殺したことを報告し、報酬のキャップを受け取った。彼はケントが浮かない顔をしているので元気づけようとした。拷問された上にラジオ番組と勝手が違うので立ち直れないようではあったが、ハンコックは「誰でもたまに拷問されるし、敵との戦いの対価はいくつかの傷だと相場が決まっている」と言って励ました。

 その言葉に立ち直ったケントはシルバー・シュラウドのための計画を行うらしい。またラジオで報告するから準備が出来たら聞くとしよう。

 




 ケントのノリノリなラジオやシンジンの悪役ムーブは漫画的で中々面白かったです。シルバー・シュラウドもカッコいい装備ですから大好きです!
 文中をいくつか修正しました。令和7年3月現在
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。