Fallout4 Another War Story 作:Gombei
僕はキュリーをサンクチュアリヒルズに招待した。そこでVault‐Tecの技術の結晶であるワークショップを起動させてみせ、様々な物を建築してみせた。
装備を強化するアーマー作業台、武器を強化する武器作業台、薬品や弾丸を製造出来る何とも言えない魔法な感じのケミストリーステーション等を製作した。こんな物まで制作出来るなんてVault‐Tecは倫理感さえまともなら、永続出来ただろうにと思わざるを得ない。
その後、キュリーは「こんな技術の塊を見れて素晴らしいです。でも、貴方がいるととても気が散ります。この事をご存じですか?」と言ってきた。僕は彼女に何か酷い事をしたはずはないけど...。どういう事だろうか?
キュリーの胸中
キュリー曰く、感情のコントロールが以前よりも酷くなり、僕は頼りにならず、からかっていたりすると言う。褒めたりすることはあるけどからかうことはしなかったはずなんだけどなぁ?
だが、それは僕だけでなく、他の人に髪形を褒められても同様に慌てることがあるようだ。奇妙で不思議な提案もされることがあり、それで混乱するという。僕はキュリーの前向きかつ奔放な所が素晴らしいと褒めた。それを聞いた彼女は照れて口に出して言うものではないと咎めた。まぁ、キザなセリフだったとは思うよ。
パーマー「キュリーのその活発で前向きな性格に魅力を感じるんだと思うよ」
キュリー「そういうのは胸の内に留めておくべきです」
キュリーは研究のためにしっかりしなければと呟き、この会話を終えることになった。
海の怪物退治
サンクチュアリヒルズを見物した後、キュリーは海を見てみたいと言っていた。確かにVault81では知識として知っていても実際どういうものか分からないだろうと思ったので連れて行くことにした。場所はシャムロック酒場の裏手側のボードハウス近辺だ。マイアラークが数匹いたが全部返り討ちに出来た。
キュリーは初めての海を見た時、かなりはしゃいだ。そういう所も魅力的だと思う。
キュリー「潮の香りが強いですね。そして、実物の海が見れて感動しました」
連れてきて良かったと思う。そして、近辺を歩いていると子供の声が聞こえてきた。どうやら海に怪物がいるらしい。
それを言っていた子供はドニー・コワルスキーという名前の男の子で、目玉が海から突き出て辺りを見回していたと言っていた。誰も襲っていないが待っているだけかもしれないと言っていた。
僕は目玉以外に見たことはあるかと聞いてみたが、ドニーは目玉だけ外に出て虫みたいになって見ていただけだと言っていた。何かを狩っているのではとも言っていた。
ドニーは、新鮮な肉を欲しがっていると言っていた。そして、怪物を殺せば「肉片や血やらをまき散らすことになる。凄いだろうな」と言っていた。中々に物騒な話をする子供だがその空想は面白い。僕も子供の頃は空想が大好きだった。日本の怪獣映画はとても好きだ。海の怪物と言うのでそれを思い出し、童心に帰った気分だった。
僕はきっと怪獣がいるだろうと熱く語り、ドニーはそんな僕を呆れながら返答していた。
パーマー「素晴らしい想像力だよ少年!きっと海の中には怪獣がいるんだ!」
ドニー「空想じゃない!本当だよ!っていうか怪獣ってなんだよ?」
キュリー「子供よりのめり込み過ぎじゃないですか?」
そのやり取りを見てキュリーは呆れていた。だって怪獣大好きなんだもん!
そんな長いコント染みた会話をそれ位にして実際に海に潜ることにした。キュリーも同行した。上手くいくのか不安だったが大丈夫らしい。僕はブラックウィドウ・アーマーのおかげで海中でも良く見えた。進んでいくと怪獣はいなかった。いたのは潜水艦だったのだ!
レッドメナスの生き残り ザオ艦長
潜水艦南部に入るとグールの男性が近づいてきた。服装からしてこの潜水艦の艦長なのだろうか?僕達がドニーと話をしている場面や泳いで来るのも見ていたようだった。僕の事を有能そうで危険がないと見込んで何やら頼みたいことがあるようだ。話を聞いてみよう。
彼はザオという名前らしい。中国海軍の艦長で、この潜水艦「長江‐31」で航行してきたのだそうだ。彼はレッドメナス、共産主義者という事か...。ニュースはあまり見なかった方で世論の風潮は興味が無かったから、学校の教科書で習ったこと位にしか知らない。
これが今の立ち位置がネイトさんやノーラさんだったら開口一番に口汚く罵っていたり、殺していたのかもしれない。だが、僕はそんなことはしない。戦前の生き残り同士、アメリカ人も中国人もない。資本主義も共産主義もね。このウェイストランドとなった世界においてはそれらは意味を成さないからだ。だから、敬意を持って話し合うのだ。
ザオ艦長は何故ここに来たのかを聞いた。ここには財宝等無いと言った。時々中国語?を交えて話すので話の内容を掴み辛いがそんな感じだ。僕は興味があったから来たと答えた。彼は海賊やレイダーならすぐに襲い掛かってくると分かっているので僕の話を信じてくれた。そして、僕に助けがいると言った。どんな内容だろうか?
どうやら航行可能ではなく、修理が必要なようだ。長い間ここに閉じ込められたのでは正気を無くしてもおかしくなかっただろうに...。僕は手伝う事を決めた。ザオ艦長はそれを聞いて「友よ」と言ってくれた。彼の人種や主義は関係ない。僕は助けるべきと思ったから助けるのだ。それがお互いのためになるんだ。
だが、そのためにはエネルギーが無いと言う。まずはそこからだ。
そのためには制動コイルと呼ばれる部品が必要らしい。それを入手するにはサウガス製鉄所と呼ばれる場所にあるのだとか。僕が行っている間にザオ艦長はブリッジ制御システムの修理をしておくと言っていた。早速取りに行こう。
フォージを倒せ!
ザオ艦長に教えてもらったサウガス製鉄所を目指す際に、フィンチ・ファームと呼ばれる場所を経由した。そこの管理者と思われる身なりの良い男性が「探し物をしているみたいに目をキラキラさせている」と言って僕に話し掛けてきた。彼の名前はアブラハム・フランシス・フィンチという名前のようだ。
僕は制動コイルを探していると答えると数日前には持っていたが他の物と一緒に盗まれてしまったようだ。
その盗んだ一団は「フォージ」と呼ばれるレイダー集団で、炎と金属が大好きらしい。その一団がサウガス製鉄所を占拠しているのだとか。息子のジェイクは何とフォージに加わってしまったようで、その際に家宝に近い祖父の古い剣を持ち出してしまったとのこと。取り返してくれるならキャップを報酬として支払うようだ。どうにも困っている様なので力になるべきだろう。
だが、息子のジェイクはどうするのか?僕はそのことを聞いてみるとアブラハムは「息子をレイダーに育てた覚えはない」と突き放した言い方をした。彼に言わせれば死んだも同然と思っているようだ。レイダーに加わるならば縁を切ろうと思っているようだ。う~ん、何とか修復出来ないものか...。
それはさておき、困っていることには変わりがないので早急に対処するのが賢明だろう。
サウガス製鉄所に到着すると早速フォージが襲い掛かってきた。通常のレイダーとは違い、火炎放射器を標準装備しているようであった。火力が段違いなのでスティムパックの多用やキュリーからの応急処置を受けることになった。
内部もかなり壮絶な銃撃戦となり、スティムパック等の物資をかなり使ってしまった。後で補給しないと。
最深部に到着すると、パワーアーマーを着た男性が見たこともない剣を振りかざして捕虜の入植者を処刑する場面に出くわした。恐ろしい事を...。それをやった男性はスラッグという名前のようで、どうやら彼がフォージを指揮しているようだ。
そこには若い男性がスラッグに抗議していた。家宝の剣を持ち出してフォージに加わったのには理由があるのだろうか?スラッグは剣だけでは強さの証明をしたことにはならないと言い、話を聞く気は無いようだ。剣を持ってきた事に免じて最後のチャンスを与えると言っていた。それは捕虜を殺すことだった。
それを聞いたジェイクは更に抗議した。コモンウェルスの外で襲撃するはずだと言っており、ここの人々は脅威ではないと言った。彼がフォージに加わったのは家族と周りの人々を守りたかったからかもしれない。それでもやり方を間違えた事には変わりはないけど、彼を助けねばなるまい。僕は助け船を出した。
パーマー「立ち去るんだジェイク。こんなことをする必要はない。家に帰るんだ」
ジェイク「そうだ...。こんな事しちゃいけないんだ!」
スラッグ「余所者め...、余計な入れ知恵をしてくれたな!」
ジェイクはフォージとスラッグに対してもう関わらないと宣言した。だが、それを許すスラッグ達ではなかった。
守りながらの戦いとなる。キュリーにジェイク達の身を守らせて、僕がフォージを相手にすることを耳打ちして行動開始した。
僕は素早くウィドウショットガンを連発して側近のフォージ達の頭を吹き飛ばして殺した。残るスラッグは上層にてレーザーピストルや家宝の剣を用いて抵抗してきた。
パワーアーマー装備なので厄介だったが、僕はフレーム部分を重点的に狙った。これはB.O.Sにてプロクター・イングラムがパワーアーマーのフレーム部分は耐久力が低下することを教わっていたからだ。
それを続けたのでスラッグは先程の高圧さが噓の様に弱弱しくなった。そして、とどめのウィドウショットガンの一撃を受けて絶命した。その後、家宝である「シシケバブ」と呼ばれる剣を回収した。これをアブラハムさんに返還しよう。そして捕虜である入植者を解放した。これで一安心だ。
ジェイクはフォージに加わろうとしていた事を恥じていた。彼は僕に状況説明のために来てほしいと言った。無事に家に帰るためには避けては通れないから僕は出来る限り手伝うつもりだ。このシシケバブを持ち帰るとお礼はしてくれるはずと言った。いつもフェアな取引をするようにしているらしい。
待ち合わせ場所はフィンチ・ファーム付近にある陸橋脇で待っていると言った。
その後、ダンブロッドスリープを開き、制動コイルを入手した。フィンチ・ファームの件が解決したらザオ艦長の所に持って行かなければ。
そして、陸橋脇でジェイクと合流して一緒に帰った。彼はとても不安そうだ。家に着くと老齢の女性と若い男性が現れた。女性の方はアビゲイルという名前で母親であり、男性の方はダニエルという名前でジェイクと兄弟らしい。
ジェイクはフォージに参加することでここを襲われないように出来ると思ったと謝罪したがアブラハムさんは聞き入れない。だが、この諍いをアビゲイルさんが止めた。
この2人の喧嘩を昔から見ており、2人で解決してこなかった事を指摘し、彼等を黙らせた。アブラハムさんに対しては、「息子はもう1人前の大人」として、もう子ども扱いは止めるように諭し、ジェイクに足しては、子供をあやすように話し掛け、「外の世界は危ない」からと注意した。
双方を宥めて無事解決した。次また喧嘩を始めたらこれだけじゃ済まないと暗に警告した。母は強しとうやつだろうか?
アビゲイルさんの 責でお互いに頭を冷やした事で喧嘩はこれ以上発展しなかった。アブラハムさんはジェイクと家宝の剣を無事に取り戻したことに感謝していた。
制動コイルは貰う約束はしていたが、なんと家宝の剣であるシシケバブを僕に譲ると言ってくれた。本当にいいのかと聞くと、アブラハムさんは「人助けのために振るわれたと思えば、祖父も喜ぶ」と言って譲ってくれた。大事にしようと心に決めた。
ザオ艦長の悔恨
制動コイルをザオ艦長の下に持って帰ると、今度は核燃料が必要になると言った。だが、その前にザオ艦長は罪の告白をした。200年前に長江に搭載されていた高出力核ミサイルを全て発射したという内容だ。それを200年間、罪悪感を抱えながら生きてきたという。当時はベイ等が酷く燃えたとも言っていた。
確かに許せない行為だ。だが、もう200年前の事だ。簡単に許すのは違うかもしれないけど、僕は許そうと思う。200年も抱え続けるのは相当に苦痛だったはずだ。死刑になるよりも苦しかったかもしれない。これ以上酷くなる必要はないと僕は考えた。だから、最後まで手伝うことにした。
その核燃料は発射に失敗したミサイルが1つあり、その弾頭を取り外して持ってくればいいようだ。
ただし、警告として昔の乗組員がいると言った。ザオ艦長は襲わないが僕達は襲うだろうと言っていたので、フェラル・グール化したのだろうと推察した。
ザオ艦長は「彼等を殺せない」と言った。大事な乗組員であり、家族だと言った。だが、やらねばならないと苦しみながら言っていた。僕は彼と、彼の部下である乗組員達のために苦しみから解放すると決めた。
道中は思っていた通りフェラル・グール化した乗組員で溢れていた。キュリーにはブラスターライフルを手渡して援護してもらった。返り討ちにして進むと光りし者が出てきたので僕とキュリーで挟撃して始末した。懐を探るとこの光りし者は一等航海士だったようである。
目的地にやっとのことで到着し、核ミサイルを発見した。その中から弾頭を抜き取ったのでザオ艦長の所に戻ろう。
ザオ艦長に次の指示を聞くと制動コイルとさっき入手した弾頭を持って行くように言われた。最初に制動コイルを挿入し、次に弾頭を原子炉に入れるのだと説明した。順番が大事だと言っていた。
弾頭を先に入れると失敗となり、全員死んでしまうと警告した。僕もまだ死ぬつもりはない。しっかり順序は守るつもりだ。
そして、原子炉の赴き作業に入った。最初は制動コイルを挿入し、最後に弾頭を入れた。不安になりながらも行動したが無事に成功したようだ。
さらばザオ艦長!
長江が無事に航行可能になったことでザオ艦長は歓喜していた。そして、僕に報酬を与えると言った。彼らは「奉仕には奉仕」で対応すると言っており、追加ビーコンをくれた。これは長江から発射出来るミサイルの追尾シグナルの役割を果たすという。何だか嫌な予感がするなぁ...。
予想通り、ザオ艦長は小型の戦略核爆弾であり、出来るだけ離れて使うようにと言った。ついでにグレネードのように投げて使うべきと言った。その後、核爆弾が投下されるらしい。ヌカ・ランチャーを使うのも僕は遠慮願うのにこれを渡されても...。
だが、これを使う事で長江に残っている核兵器を一掃すればザオ艦長の長い苦しみが少しでも癒えるかもしれないと思えば、使うべきかもしれない。気は進まないが貰った分の追加ビーコンは使い所を見定めて使うべきだろう。
ザオ艦長は中国に帰還すると言った。家族の下に帰るのだろう。運が良ければグール化しており生きて会える希望もあるがそれが絶対という保証は無い。だが、帰る場所があるのは良い事だ。僕は彼と別れの挨拶をした。名残惜しいが仕方がない。引き留めるわけにはいかないのだ。
ザオ「資本主義者にしては悪くはなかった」
パーマー「それは僕も同感です。無事帰還する事を心より願います」
陸に戻ると、ドニーが戦ったのかと聞いてきた。僕は子供の夢を壊さないために作り話をする事にした。
パーマー「飲み込まれたけど、ナイフを使って心臓をくり抜いてやっつけた」
ドニー「超カッコイイ!」
見たかったけどここからは良く見えなかったのでドニーは悔しがっていた。とりあえず殺してくれてありがとうと言っていた。彼には嘘を吐いてしまったけど、純真(?)な子供心を守った事で良しとしてもらおう。
キュリーとの絆
ドニーに別れを告げて、僕は旅の準備をしようと思ったらキュリーが研究成果を発表したいと言ってきた。どんな内容だろうか?しっかり聞こう。
キュリーは科学に貢献し、医術の研究を発展させるために人造人間になったと言った後にようやく突破口が見えたのだと言う。それは新種のマットフルーツを使用して、スティムパックの回復力を大幅に改善させるという内容だ。
キュリーは大地を揺るがすほどではないと残念がっていたが、ひらめきの存在を証明出来たと言った。僕は「簡単ではなかったはず。凄いよ」と彼女を称えた。
それを聞いたキュリーは喜び、考えや実験で頭がいっぱいであり、失敗も多くなるがそれに見合う発見に出会えるはずと期待していた。
この才能は僕が授けてくれたとキュリーは言った。それ以上の事もであると言った。世界は活気と可能性に満ち溢れていると希望を抱いていることが伺えた。彼女は僕の最大限のお礼を言ってくれた。僕はとても嬉しかった。
キュリー「とても大切な人。大切な友人。いつか必ず恩返ししたいです」
パーマー「キュリー、その気持ちとても嬉しい。最高の友人だよ」
そして、新しいスティムパックのサンプルをくれた。その後、研究成果を発表しなければと意気込んでいた。海を見るつもりがザオ艦長の手助けと、フォージ壊滅とキュリーの研究発表にと様々な出来事はいっぺんにやって来た。
中々に忙しかったが誰かの助けが出来て良かった。このまま旅を続けられればと僕は思うのだった。
ザオ艦長が帰った後は幸せになってほしいと願う今日この頃です。
文中をいくつか修正しました。令和7年3月現在