Fallout4 Another War Story   作:Gombei

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 サブクエスト系は文章がかなり短くなることもありますのでご了承下さい。パーマーがその時その時感じた事を書き記したという感じです。


第3話 ご利用は計画的に

 僕はコンコードで手に入れたショットガンを携行してダイヤモンドシティに向けて出発した。その町に行けばショーン君の手掛かりを掴む何かを得られるのかもしれない。道なりにドラムリン・ダイナーを超えようとした所で何やらトラブルが起きたようだ。ここは200年以上前は24時間営業の店だったので僕も良く帰りに利用したものだ。思い入れがあるだけに見過ごせない。何とかしてみよう。

 

パーマー「まぁまぁ、ご両人!ここは落ち着きましょう...」

ウルフギャング「何だぁ~てめえ!このスカベンジャー(漁り屋)さんがよぅ」

 

 そして、パイプピストルを構えている男性が僕に気づいてスカベンジャー(漁り屋)と例えてから牽制した。確かに僕は死体から武器や装備、必要な雑貨を漁ったけど死体漁りは趣味じゃないよ。この崩壊した世界で生き抜くためには仕方ない事さ。まぁそれは置いておいて話を聞いてみよう。

 

違法薬物によるトラブルを解決せよ!

 パイプピストルを構えている男性はウルフギャングという名前で違法薬物を売買しているようだ。その違法薬物の支払いの口論でこの場は殺気立つ形となったようだ。説得したがここの店主であり母親のトルーディが支払いを渋っているので銃があるなら手を貸して欲しいとのことだ。

 その薬物は息子のパトリックが18歳になったので「ジェット」なる違法薬物を売ったらその子供は虜になってしまい、どんどん泥濘にはまったらしい。

 やっぱり違法薬物には手を出すのは良くないね。僕が関わっている業界でもその手のトラブルで役者人生を終えることになったりしたのを間近で見ているから猶更良くない。早くその悪循環から断つべきだ。ウルフギャングのアコギなやり口には呆れるが流血沙汰にならないように何とか頑張ってみよう。

 

 その問題の薬物ジェットとは売り上げトップの代物らしい。信じられない位「ハイ」な状態になるようで、動きが早くなり喧嘩の前に使うのがいいのだとか。200年以上経っても薬物の怖さは健在なりか。僕は薬物の恐ろしさは間近で見てきたのでやめておくことにしよう。生き残るためとはいえそんなものには頼りたくはない。

 パトリックは一人前になりたくて違法薬物に手を染めたようだがそれは売人の思う壺というやつだ。大量に買った分のツケを支払う羽目に陥ったので何とかしなくてはならない。僕がトルーディに話をつけてみるとしよう。

 

流血回避!相互不干渉による協定!

 ウルフギャングは僕が交渉してみることに納得したようで快諾してくれた。うまくいかなければ援護すると言った。つまり殺し合いになったら援護するという事だが生憎殺し合いに発展させるつもりはない。話し合いで決着をつけたいと思っているからだ。うまく交渉成立すればいいんだけど。

 トルーディは僕がウルフギャングが話しているのをしっかり目撃しており、支払う気は一切ないと宣言した。

 僕はスーツアクターを長年やってきたが役者の演技もそれなりに間近で見てきたのだ。交渉事のセリフも言っていたのを覚えていた。ここでのポイントは映画ではそれっぽいと相手に信じ込ませる話し方をすることだ。だから僕もそれが道理であると語り掛けるようにした。慎重に相手の良心に訴えかけるように。

 

パーマー「上手くいけば血を流さずに済むんです。安いと思いませんか?」

トルーディ「まぁ確かに。これでパトリックに関わらないなら、そうかも」

 

 トルーディは僕の話で支払うのが道理と思い、ウルフギャングに今後息子にジェットは売らないことを条件にして支払うことに同意した。ウルフギャングの方も息子からはもう利益は得られないのでそれで成立した。内心うまくいくかどうか冷や冷やしたから大変だったよ。

 パトリックの方もジェットは今後関わらないことを誓った。その方がいい。薬物で人生ダメにすることはないんだから。

 流血を回避できてお金も手に入ることが成功してウルフギャングはホクホクだった。相変わらずジェットは販売するようで僕にも勧めてきた。僕はそれとなく断り、他に何があるか聞いてみた。

 

 薬物以外は200年以上前からある(ややこしいから戦前とこれからは言うことにしよう)怪我の治療薬として有名なスティムパック、放射能除去のためのRADアウェイ等だ。これらは買っても大丈夫だろう。最後にウルフギャングは適度に使えよと笑いながら言っていたが僕はジャンキーではないので治療品だけしか買わないからね。

 

ウルフギャング「お前みたいな口が達者な奴は初めてだな!何処でそんな術を学んだんだ?」

パーマー「まぁ...役者みたいなことをしていたんですよ。前職は...」

 

 上手く流血沙汰にならなくて良かった。話が通じる相手ならなるべく交渉してみるのもいいかもしれないと僕は思うのだった。

 




 ウルフギャングはアコギなキャラですが、個人的には好きなキャラです。
 文中をいくつか修正しました。令和7年3月現在
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