Fallout4 Another War Story 作:Gombei
ニックの案内でグッドネイバーに到着した。ここに入ると旧州議事堂が見えた。町を統治するために使用しているのだろうか?
物思いに耽っている内にフィンという名前の男性が僕に探偵の助手なら保険に入らないかと勧誘してきた。ニックは嫌味を言ってその会話を止めようとしたがフィンはそれを受け流して僕に話しかけてきた。
嫌な予感がするので尋ねてみると持ち物を全部寄越せと言ってきた。「事故が起きる」だろうからと脅してきた。どうやらフィンはゴロツキだったようだ。何とかその場を乗り越えようとしたらグールの身なりのいい男性がそれを制止した。どうやら市長のようだ。
グッドネイバーの市長 ハンコック登場!
この市長、名前はハンコックというらしい。ニックとも顔見知りのようで通せとフィンに言った。しかし、フィンは食い下がる。何度かの問答の末にハンコックはフィンの気を逸らせた後にナイフで何度も急所をメッタ刺しにした。
ハンコックはフィンの死体に皮肉を言って事を終えた。なにも殺さなくてもいいのに...。
僕はいきなり殺しに走ったハンコックに度肝を抜かれた。ここまでしなくてもと思ったからだ。だが彼曰く、グッドネイバーでは日常茶飯事でその内慣れるだろうと言ってフォローしてくれた。驚いたけど僕も慣れるしかないという訳だ。咎めることを言ってしまい申し訳ない。
グッドネイバーは「人民による、人民のための場所」らしい。誰でも受け入れる場所とのことだ。彼の言う通り慣れるために落ち着いて行動しよう。
だが、町に入ると視線を感じた。その主は禿げ頭のサングラスを掛けた男性だった。ダイヤモンドシティ・セキュリティに似たような人がいた気がしたが、気のせいだろうか?似過ぎだよなぁ...。
まず最初に武器を調達しようと思い武器屋に入ると店主がアサルトロンだったことに驚いた。名前はK‐L‐E‐Oといい、どうやら女性らしい。声は男性の声な感じだけど、女性なのだろうか?エンジニアではないので不明だが元々アサルトロンはこの男性の声のような感じで皆女性なのだろうか?よく分からないが女性であるならそのことは尊重しようと思う。
武器や防具は豊富に扱っているようだ。しかし話をする中で顔が近づくプレッシャーのようなものを感じたけど気のせいだろうか?
その次は雑貨を購入しようと思い、女性のグールの店に立ち寄った。店主はデイジーという名前のようだ。僕がグール差別をしないから礼儀正しい人間だと評した。何だか照れくさいなぁ。
そこで仕事はあるか聞いてみると、ボストン公立図書館がスーパーミュータントに乗っ取られたから始末して欲しいと依頼された。戦前は本好きな女性で思い入れがあるので何とかして欲しいようだ。そのことなら以前パイパーと行動している時に全滅させたのでもう大丈夫と報告した。
彼女はとても喜び、報酬のキャップを支払ってくれた。それとついでの時に返却期限の切れた本を返して欲しいとお願いされた。近くに行った時に返却しよう。同じ本好きの人と知り合いになれて良かった。
記憶への旅立ち
準備を整えていよいよメモリー・デンに立ち寄った。中は薄暗い感じで座ると閉口して何かを見るためのディスプレイが前方に配置された機械が複数あった。その中央にはミステリアスな女性がくつろいでおり、ニックはその女性と顔見知りのようだった。名前はイルマというらしい。
ニックを追って地下に降りる前に僕は仰天した。機械の中に服装の違うよく見る禿げ頭の男性がいたのだ。何でこうも行く先々の重要そうな街中で見かけるのだろう?怖くなってきた。僕は早々に地下に降りたのだった。
地下に降りると以前話に上がったアマリという名前の女性がそこにいた。ニックは奇跡のような無茶を承知で何とかならないかと頼んでみるが、彼女曰く、生きている無傷の脳が必要とのことだ。つまりケロッグが死んでいる今、情報を手に入れるのは不可能という事になる。
だが、僕達は諦めなかった。ニックは説得し、僕はケロッグを殺した時に手に入れた機械類をアマリさんに渡した。これは海馬であり、それに装着されている物は神経インターフェイスらしい。これを用いることは不可能ではないらしい。ニックには互換性があるとのことで試してみるようだ。しかし、ニックに多大な負荷がかかるようでリスクは承知で取り組まねばならない。僕も覚悟を決めてお願いしよう。
ニックはケロッグのようになったら止めてくれと冗談を言ったが僕はとても緊張して来た。アマリさんはニックに話し続けることで不調を確認しやすくするように促した。調整してニックに調べてもらおうとしたが上手くいかなかったようだ。インスティチュートの安全装置が発動してロックが掛かったらしい。
記憶の暗号化を解くには僕とニック二人同時に見る必要があるようだ。上の部屋にもあった機械、名前をメモリー・ラウンジと言い、それを使って記憶を辿るようにしなければならない。上手くいくか分からないがここまで来たのだ、やるしかない。
上手くいきますようにと願いながら僕はメモリー・ラウンジの座席に着いた。アマリさんは記憶の信号が出ていると言った。その中で特に強い記憶を呼び起こすようだ。それを聞いた僕は意識が遠のいた。気が付くと特殊な空間にいた。脳細胞のニューロンに似た形のものが浮いていた。これが記憶の風景なのだろうか?
このケロッグの記憶の中に答えがあると信じて僕は記憶の中に旅立った。
僕はケロッグの記憶の中へと旅立った。今見ているのは幼少期の頃のようだ。ケロッグはコミック好きな少年であったようだ。コニーというニックネームで呼ばれていたようだ。母親は優しくはなかったが良い人そうだった。しかし、父親は常日頃家庭内暴力を振るっていたようであった。そして、母親はケロッグに銃を手渡した。中々に大変な家庭環境であることが伺えた。
新カルフォニア共和国(NCR)という名前がラジオで聞こえてきたが僕が冷凍ポッドで眠っている時に興った国なのだろうか?
ケロッグの過去
人物や物にアクセスするとケロッグの独白が聞こえた。母親は優しくはなかったが愛はあった事、父親はどこかのレイダーのギャングに加入していたのではないかという事、暴力を振るわなかった時期もあったのではないかという憶測、銃を渡されたのは父親を殺して欲しかったのだという母親の願い、ケロッグは殺さなかった罪悪感から家を逃げ出したこと等だ。
何というか辛いなと思った。残忍な男性であるのは変わりはないが、生まれながらの極悪人はいまい。いたとしたら怪物か人間の形をした異形だろう。
次はケロッグが結婚して幸せな家庭を築いていた頃の記憶だった。彼の妻の名前はサラ、生まれたばかりの赤ちゃんはメアリーという名前らしい。本当に幸せそうな、普通の夫婦に見えた。
だが、ケロッグがこの時にしている仕事は危ない仕事だったようだ。もしかしたらこのいずれかの時にケロッグを大きく変えてしまう「何か」が起きたのかもしれない。
この時のケロッグの独白は幸福論についてのものだった。幸福は失って初めて気づくこと。どんなものか理解するためには、振り返ってその後待ち受けるものと比較時だけだと言っていた。
妻のサラは自分と結婚しなければ長生きできたのは間違いないと悲しんでいた。もし死ななかったら幸福に生きてケロッグも今のようにはならなかったのだろう。
娘のメアリーを授かったことは幸福であったはずだが、自分は娘を持つ資格が一瞬たりとも無かったと独白していた。この後何があったのだろうか?気になるが見たくはないなぁ。
更に次はどこかの隠れ家のような通路だった。そこではスピーカーから男性の声が聞こえてきた。その内容はケロッグに対する報復宣言だった。かつてケロッグが何をしたか分からないが相手に恐ろしい事をして、その報いで妻子を殺したと告げていた。
一言も発さなかったがケロッグはその声の主と仲間を殺したのだろう。つまり復讐したのだ。
声の主の言っていた内容は分からないが因果応報というものだろうか。このことがきっかけでケロッグは今の道を選んだのだろうか?妻子の無念は晴らせたがケロッグの心は晴れなかったという事なのだろう。
更に移り変わって今度は酒場にケロッグはいた。2人の男性が後ろ暗い依頼をしていた。話の内容から言って表沙汰に出来ない内容であるがケロッグは気にしなかったようだ。
復讐を終えたケロッグは汚れ仕事を生業にする傭兵稼業を営んでいたようだ。痛めつけるだけで済むがほとんど殺しの仕事だったらしい。それも仕事の内と考えて受け入れて行動して報酬を貰う。それがこの時のケロッグだった。
東を彷徨いながら生計を立てていたが本当の理由はサンフランシスコから出来るだけ遠くに行きたかったのだと独白した。妻のサラと娘のメアリーの非業の死の事だろう。僕は結婚は経験したことはないがとても辛かったのは分かった。
更に進むとインスティチュートが接触してきた時の記憶を見た。ケロッグの傭兵稼業で損害を被ったので警告するためにに現れたらしい。。どこ吹く風でケロッグが受け流してインスティチュート側が人造人間3体を使い先制攻撃を仕掛けようとしたが、歴戦の傭兵となったケロッグの敵ではなかった。
あっという間に3体もの人造人間を破壊してしまったのだ。僕が勝てたのは運が良かったことを実感する。あの時もう少しコンバットナイフを心臓に突き刺すのが遅かったら死んでいたのは明らかに僕の方だったはずだからだ。
最初の人造人間の出来は良くなかったとケロッグは独白していたが明らかにインペリアル・トルーパーの見た目なんだけど?記憶がごっちゃになっているせいなのかな?まぁそのことは置いておいてケロッグは生身でも凄かったという記憶なのだろう、多分...。
インスティチュートは地上の出来事は人造人間に頼りきりだったらしいのでケロッグは契約を結ぶに辺り長期的な展開になるのは明らかだったと独白していた。確かに地上の事はケロッグしか知らない。殺すより相互利用していくのが望ましかったのだろう。
そうこうする中でコモンウェルスに行き着いたらしい。人生に折り合いをつけ、世界と向き合うために今度は行動したようだった。
そして、僕が初めてケロッグと冷凍ポッド越しに対面した記憶に移った。インスティチュートの科学者も2人同行していたようだ。その後、ノーラさんを射殺してショーン君を攫ったのだ。展開は分かっていたが何回も見たくはないなぁ。
インスティチュートは地上の人間を汚染されたものであるとしてケロッグの命令を嫌がっていたらしい。対してケロッグは力づくで分からせていたようだ。
ノーラさんを殺すことになったが赤ちゃんを殺さなくて良かったと独白していた。冷酷なろくでなしであるがそれでも人間なんだと言っていた。確かに、子供を殺して喜ぶのは精神が怪物になった人間ぐらいであろう。ケロッグは極悪人だが人間だったのだ。
地上の指揮はケロッグに一任されており、何かあればケロッグに頼まれるらしい。ならば現在は地上への指揮は空白になっているのだろうか?うまくいけば隙を突けるだろう。
最後は「バックアップ」予定のポッドに向けていずれ復讐されるだろうと独白していた。そう、本来であれば僕ではなくネイトさんが解凍されケロッグと戦っていたはずだ。だが運命の歯車が狂って僕が助かったわけだ。あの時の困惑顔はやはり計算違いだったのだと分かる。
インスティチュートへの道標
最後はダイアモンドシティのケロッグの家での記憶だった。そこで10歳位の少年がいた。どうやら僕が冷凍ポッドから解放されたのは10年後だった事が分かる。赤ちゃんだったショーン君がこんなに大きくなっちゃって...。無事のようで安心した。
ケロッグは最初はこの状況を酷い考えだと馬鹿にしていたが最終的には気に入っていたらしい。運命が違っていれば彼も家庭が続いていたのかもしれないからだ。しかし、この状況はインスティチュートの上層部の考えではなく、別の誰かの指示だったらしい。その誰かによりケロッグは餌とされ最終的には僕によって死ぬ羽目になようだ。誰の指示だったのだろう?
その後、インスティチュートはエージェントではなく人造人間を向かわせショーン君をインスティチュートに連れ帰った。その人造人間は「コーサー」と呼ばれる戦闘用に特化した殺人マシーンなのだとケロッグは独白した。出来れば出会いたくないなぁ。でもインスティチュートと関わるとコーサーとも戦う必要があるわけだ。気を引き締めなければ。
コーサーはケロッグに次の任務の指示を出した。インスティチュートの裏切り者である「ブライアン・バージル」という名前の科学者の抹殺だった。場所は「輝きの海」と呼ばれる場所にいるらしい。次の手掛かりを見つけることに成功したかもしれない。
最後にショーン君はコーサーに連れられて帰ってしまった。見た感じテレポーテーションというやつだろうか?「スペース・ウォーズ」でも宇宙戦艦を遠距離に移動させるために使用していた表現だったなぁ。まさか現実に出来るようになっていたとは驚きだ。神出鬼没の謎が解明された瞬間である。
この時のショーン君とケロッグのやり取りは家族の一時の別れの挨拶のようだった。ショーン君はまた会えると思っていたようだがケロッグはもう会えないと悟っていたのかもしれない。さよならと言った時に寂しそうな声色だったからだ。
こうして記憶の旅は終わった。僕はケロッグの家のテレビを見て起きる前に記憶の中のケロッグに敬意を込めて最期の挨拶をした。
パーマー「さよなら、Mr.ケロッグ」
輝きの海に向けて準備せよ!
起きた時にアマリさんはケロッグはどういう人物だったかを聞いてきた。僕は「ケロッグは極悪人には違いないがそうなる要因があった」と言った。環境や人のせいにしてはいけないと教わったが皆が心が強い訳ではない。法や正義が機能しない世界では修正が効かないことがある。
だから、ネイトさんやノーラさんには悪いけど僕はケロッグを許すことにした。ケロッグはろくでなしだったろうけど人間の心はあったからだ。今までの罪は僕が殺すことで浄化されたと個人的には考えている。彼は地獄に落ちるだろうがいつかその罪が完全に償ったら妻子のいる天国に行けたらいいなと思うのだ。
アマリさんは「聖職者なら正解ね」と若干呆れていたが。まぁ、当然かな。ケロッグは世間一般では極悪人だろうから。それでも僕は許すと決めた。それは今でも変わらない。
そして、インスティチュートの裏切り者である科学者バージルを探さねばならないことを伝えた。輝きの海が目的地だと言ったらそんなはずはないと彼女は言った。そこは名前の通り、放射能汚染が極めて酷い土地だからだ。もしかしたら爆心地なのだろうか?放射能が人間を秒殺する死の世界なので対策は万全にしておかなくてはならない。
ニックは先に移植脳を取り除いて上の階で休んでいると言っていたので話し掛けると、ケロッグの声で話し掛けてきたのだ!驚いた僕がもう一度確認してみるとニックは正気を取り戻した。一瞬だがケロッグだったような気がしたが死ぬことを見越して記録音声を忍ばせたのだろうか?それとも化けて出たのだろうか?記憶の印象が残るとニックは聞いていたようだがあまりにそっくりだった。
輝きの海の事を話すと人造人間には問題がないがパワーアーマーを用意した方がいいかもしれないと言った。それにRADアウェイやRAD-X等の放射線対策の薬の調達だ。早速準備しよう。
外に出るともう夜だった。そこで旧州議事堂のバルコニーからハンコックがインスティチュートに対抗するためにグッドネイバーの市民に団結するための演説を行っていた。市民達は熱心に聞いてインスティチュートと人造人間に対抗心を燃やした。ここまで結束が固ければ落とされる心配はないだろう。ハンコックは人を団結させるのがうまいと感じた。僕もこれから本格的に戦うことになるので注意しなければ。
嫌いな人は多いでしょうが、私はケロッグが大好きです。パパママのIFの存在でもあるのが魅力ですね。
文中をいくつか修正しました。令和7年3月現在