鋼鉄の巨龍   作:常磐提督

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奇襲攻撃

1950年 7月4日

後の世に第三次世界大戦と呼ばれる未曾有の大戦争はこの時始まった。

突如ノーフォークにジェット戦闘機の群れが襲いかかったのだ。

その正体はドイツ機動部隊だ。

彼らは誰にも気づかれることなく大西洋を渡ると、その刃をノーフォークに向けたのだ。

編成は以下のようになる。

CV×6

<フォンリヒトフォーヘン> <ヘルマンゲーリング>

<エーリヒレーヴェンハルト> <マックスインメルマン>

<カールマイヤー> <マックススティンスキー>

BC×2

<デアフリンガー> <フォンデアタン>

CL×1 DD×8

<フォンリヒトフォーヘン>級は満載排水量8万t近くに達する巨大空母で、70機を超える艦載機を運用可能だった。  

このクラスに匹敵する空母は日本でも未だに保有しておらず、大戦後半まで待つこととなる。

<エーリヒレーヴェンハルト>級も翔鶴級やヨークタウン級に匹敵する空母で、イラストリアス級をベースに<グラーフツェッペリン>級と比べてより空母としての艦船度が高い。

<カールマイヤー>級は鹵獲したイラストリアス級で、アングルドデッキが試作的に装備されている。

これらの空母には戦闘機としてTa183Tが、戦闘爆撃機としてMe262Tが搭載された。

これらの機体はそれぞれTa183とMe262の艦載型で、誘導弾を主武装としていた。

この時ノーフォークには戦艦4隻、空母5隻他多数の艦艇が停泊していた。

二波にわたる攻撃で、戦艦2隻、空母2隻を撃沈し、その他多数の艦艇を撃破するという大戦果を挙げた。

そしてこれが世界初の航空機による単独での戦艦撃沈となった。

しかし、これらの艦艇の多くが旧式艦艇であった。

さらに、合衆国の怒りを買ってしまったという面においても戦略的には失敗といえるだろう。

合衆国はこの攻撃を「卑怯な騙し打ち」と非難すると、徹底抗戦を宣言した。

このことにより、日米英対独仏伊の対立構造が完成し、半世紀もの間血みどろの争いを繰り広げることとなる。

 

 

合衆国が奇襲攻撃を受けたことにより始まった第三次世界大戦だが、主戦場はインド洋にあった。

インド洋ではドイツの誇る潜水艦隊による通商破壊戦が活発に行われており、さらに戦艦も投入されようとしていた。

また、イタリアやフランスの艦隊もインド洋に派遣され、通商破壊戦や陸軍の作戦の支援を開始している。

日本はこれに対して八八艦隊計画艦を中心とする有力な艦隊を派遣した。

インド洋を巡って行われる死戦は始まったばかりだ。

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