鋼鉄の巨龍   作:常磐提督

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インド要塞強襲

空母<蒼龍>の艦上では艦載機が発進しようとしていた。

まずは烈風改が、その次に流星改がカタパルトによって空中へ放出される。

空母<飛龍>や<瑞鳳>、<イラストリアス>の艦上でも同様の風景が見える。

目的地はドイツ海軍の拠点であるゴアだ。

 

ゴアはインド西海岸中部のマンドウィー河の河口にある島に位置し、天然の良港を有している。

この地は1510年にポルトガルに占領されると、インド支配の中心地として栄えた。

欧州をドイツが席巻すると、ポルトガルは自らの植民地をドイツに差し出すことで保全を図ったのだ。

このようにしてゴアにドイツ海軍の根拠地となったのだ。

 

日本海軍と英国海軍はインド洋作戦の一環としてゴア攻撃を立案した。

最初に艦載機で奇襲し、停泊しているドイツ艦隊を撃破すると共に飛行場を攻撃し、ドイツ側の身動きを封じた後、戦艦部隊がUボートのブンカーを砲撃、破壊するというものだった。

参加艦艇は以下のようになる。

甲部隊

CV×3

<蒼龍> <飛龍> <イラストリアス>

CVL×1

<瑞鳳>

CL×1 DD×6

乙部隊

BB×1

<大和>

CL×1 DD×1

<蒼龍>はストックホルム条約の制限下で建造され、排水量は2万tを越え、20㎝砲を装備する多段式空母だった。その後大規模な改修を受け、全通式空母となった。

彼女らに搭載された烈風改と流星改は不屈の闘志をもってゴアに向った。

 

甲部隊の烈風改と流星改は無事にゴア上空に到達した。

烈風隊が翼下に装備した5インチロケット弾で攻撃をかける。

流星隊が雷撃を敢行する。

勿論ただで雷撃出来るはずもなく、ドイツ側は猛烈な弾幕を形成して抵抗する。何機が撃墜されたものの日本の勇者は怯まなかった。

結果<グナイゼナウ>を大破着底させ、その他艦艇にも大打撃を与えることに成功した。

また、同時に空軍基地への攻撃も行われた。

発進しようとした機体に銃撃がかけられ、機体が炎上する。

流星改の500キロ爆弾が燃料タンクに落下し、大炎上を発生させる。

 

こうしてゴアが大混乱に陥っている中、乙部隊の攻撃が始まった。

<大和>の51㎝砲弾がブンカーに飛来する。

ほぼ垂直で落下したソレは頑丈なブンカーを巨大な金槌で叩き割ったような姿に変貌させた。

しかし、破局はいつも唐突に訪れるものだ。

ブンカーを破壊して帰還しようという<大和>を独潜が雷撃したのだ。

運悪く舵に被雷した<大和>は戦線離脱を余儀なくされた。

 

ゴアを失ったドイツ海軍はソコトラ島まで撤退することとなった。

しかし、強力な援軍がやってきた。

イタリア海軍だ。

ついにイタリア海軍はその真価を発揮することとなる。

 

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