第一話 仮面ライダーの存在
「IS学園か…。」
主人公の隣にいる男性はイヤホンを付けていた。何を聴いてるかを気にしている人は近くにいる女子たちだけだろう。
彼の名は「
「ベルトつけたい…。」
女子だけしか居ないIS学園…そこに男2人はいた。ISが使えるのは女だけ。それを覆してしまったのは二人の男性。一人目は「織斑一夏」、受験当日。受けるはずだった「藍越学園」と間違って「IS学園」の試験会場に行き、ISに触れた事で「一人目」となった。
二人目は先程言われた「新谷絆」。一人目と違い、ISと似た力を持っている事で入学されてしまった男。その力は…それは後に明かされるだろう。
「私の呼び声に気づかないとはな。」
そんな彼は…馬鹿だった。そう、自己紹介してるとは知らずに。
「いったぁぁぁ!?」
彼は頭を殴られ、机へと顔面着地する。そして…彼のイヤホンが取られると、流れていたのは…「Trast last」だった。その為か、自分の知ってる音楽ではない事に少し驚いている数人の女子は少し落胆していた。
「頭が二分になる。そう…Wみたいに。」
「もう一回殴られたいのか?」
「いえ!もういいです!だから、親みたいに殴らないで!親に死ぬほど殴られたんで!」
そう涙目に言いながら、笑う彼の髪は茶髪だった。
「なら自己紹介だ。」
「はい!」
彼は元気よくいい、自己紹介に移る。そして、名前と趣味を言う。
「俺の名前は新谷絆!趣味は…。」
彼は少し言葉を濁す。趣味を言ったら引かれるかと思ってしまう。転生前…自分が仮面ライダーが好きだと言うことを言ったら虐められたりしたこと、アンパンマンが好きと言ったら「保育園」の時に虐められたこと。それが脳裏に映る。
「俺の趣味は…ヒーロー映画を鑑賞することで、特に仮面ライダーや…スーパー戦隊が好きです。子供っぽいと思われるかもしれないですが、よろしくお願いします!」
そう言った後、周りからは拍手だった。自分のヒーローは否定してくれなかったことに…少し安堵した絆は、先生の話を聞いた後、一夏に話しかける。
「新谷だったか?あんな勇気持ってるなんて凄いな!」
「少し不安もあったよ。それにあれは勇気じゃない…ただ自信を持ってるだけさ。自己紹介で殴られた織斑さん。」
「うっ…それはいいだろ!それに…千冬姉は正しいさ。」
「そうか?俺にしちゃ緊張でそうなるのはわかるよ。」
「…そうか?みんな驚いてたのに。」
「それは早い終わりだったからさ。織斑さんは悪くない。周りもさ。ただ、周りの常識が違う。それだけさ。」
そう慰めていると、ポニーテールの女子が織斑さんに声をかける。
「知り合い?」
「ああ、幼馴染…かな。」
「なら行きなよ、俺の話は世話話だけさ。少しでも今の関係を守らないと…ダメだしな。」
俺は織斑さんをポニーテールの女子に向かわせると、少し織斑さんが俺を見ていた。俺はそれを見て、距離を離す。
「ほ…き…。」
そんな声を聞きながら、教室に戻る。