仮面ライダーの力を使う男   作:鏡蓮

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第10話 仮面ライダーの(たす)

「嘘だ…。」

 

千冬の前には耐え難い事が起きた。『ただ一人』の家族が、部外者に巻き込まれたのだ。それが千冬の悔しさだった。

 

『一夏!半身を頼むぞ!』

 

『ああ!』

 

彼女は確信に変わった。ISによって変わった世界が、「彼奴」によってまた変わった。世界が、元通りに変わっていくことを。

 

『ぐっ…!?』

 

『絆!?大丈夫か!?』

 

『大丈夫だ。3対2は武が悪いな…。なら、メモリチェンジだ。一夏、黄色のメモリ。』

 

『これか?』

 

私は苦しかった。一夏が戦場に巻き込まれたことを。だが、絆が加速した。絆の不可思議な「IS」の様な「機械」が戦争を作った。


 

LUNA JOKER

 

「うおっ!?」

 

俺の半身が分裂し、アナザーライダーを迎撃していく。最初見たとき驚いたっけか。すると、鈴音が変化したアナザーウィザードが俺に迫っていく。

 

「じゃあ次はこっちだ!」

 

RUNA TRIGGER

 

俺はジョーカーからトリガーに変え、メモリチェンジをする。そして、専用のトリガーマグナムで銃弾をルナの能力で迎撃していく。

 

「一夏!フォーゼのロケット応用するぞ!」

 

「は!?どうやって…。」

 

「まぁやってみればわかるよ!」

 

俺はトリガーからメタルに変え、一夏に指示し、サイクロンに戻す。

 

CYCLONE METAL

 

すると、フォーゼが俺に向かってロケットモジュールをロケットパンチの様に投げ出す。

 

「今だ!ジャンプ!」

 

「おう!」

 

俺は一夏に合図し、フォーゼのロケットに乗る。すると、フォーゼがそれに驚いて引き戻そうとする。それを見て、サイクロンをメタルシャフトのマキシマムドライブに挿す。

 

CYCLONE MAXIMUM DRIVE

 

メタルシャフトにサイクロンの風が巻き付いていく。俺はメタルシャフトを回していき、フォーゼを巻き込んで屋上に飛ばす。

 

「ぐっ…!」

 

パリンッ!とダブルドライバーが割れ、俺と一夏の変身を解除された。だが、俺は諦めずフォーゼドライバーを腰に巻く。

 

「なんで…諦めないの!!」

 

「何ってわかるだろ…。友達を…人を守るためだ!」

 

俺は四つのスイッチを押し…右腕を挙げる。

 

3…2…1…!

 

「変身!」

 

俺はフォーゼドライバーのレバーを動かし、右腕を上に挙げる…すると、俺の姿はフォーゼへと変身した。

 

宇宙キターー!!

 

俺は天高くそういい、胸を叩いて拳を向ける。

 

「仮面ライダーフォーゼ。タイマン張らせてもらうぜ!」

 

俺はオーズに向けて二番のランチャーと四番のレーダーで狙い撃ちする。

 

Rancher On

Radar On

 

「グオオォ!!?」

 

上高く挙げられたオーズを俺は見逃さず、一番のロケットを五番のマジックハンドに変える。

 

Magic Hand On

 

マジックハンドでオーズを掴み、ウィザードに投げつける。

 

「きゃっ!?」

 

俺はダメージを与えたと判断し、オーズとウィザードをまとめて倒せる様、五番を一番のロケットに変え、三番のドリルと一緒に起動する。

 

Rocket On

Drill On

 

俺はその後ロケットで高く飛び、狙いを定める。そして、レバーを押す。

 

ROCKET DRILL LIMIT BREAK

 

ライダーロケットドリルキック!!

 

ドリルで身体を回転していき、オーズに向けて突き刺す。

 

ハァァア!!

 

オーズを突き通した時…鈴音が横にいた。そして…俺に向けて鈴音が氷の魔法を流す。

 

ガッ!?

 

俺は鈴音の攻撃に耐えきれず、壁にぶつかる。だけど、負けない為に立ち上がり、鈴音に向けて殴る。

 

「無駄よ。貴方との差は…歴然よ!」

 

俺は炎に巻き込まれていき、フォーゼの力が失っていく。

 

「ぐ…。負けてたまる…か。」

 

フォーゼドライバーが壊れ、俺は倒れる。意識が薄れて…。

 

「ハハハハ!嫌われて死になさい!親殺し!」

 

最後の言葉が聞こえず、俺は目を伏せた。


「お前のせいで、嫌われた!」

 

「邪魔!」

 

「人として恥だよ。」

 

「自閉症が悪い!お父さんも貴方の煩さで死んだのよ!」

 

「お母さんの言う通りに生きなさい。」

 

「俺のせいで…お母さんが死んだ?」

 

「お母さんが…僕のせいで…。」

 

「僕はお姉ちゃんと違う!人と比較するな!」

 

「僕が死ねば、誰か笑顔になるの?」

 

「仮面ライダーだったら、僕はお母さんを…人を救えたの?」

 

「貴方はヒーローじゃない。ただのお節介よ。」

 

そう言われたから、死んだんだけっけ。僕のせいで、みんな…。僕のせいでみんなを…。

 

「俺、小説家になりたい!みんなに笑顔や希望を持って欲しい!」

 

「小説家がダメなら、保育士!子供の夢を応援して、子供が前へ向かって欲しい!」

 

その俺の言葉が聞こえる。俺は人の為だった。全て。全て…僕は笑顔が欲しかった。他人の幸せが嬉しかった。だから…俺は。

 

「俺は…仮面ライダーになりたい!仮面ライダーになって、人を救うヒーローになりたい!」

 

そう願ったんだ。神様に。だから、僕は…前へ行けた。この世界に転生した。だから…俺は!


 

なんで…生きてるのよ。」

 

「仮面ライダーだからだ。」

 

俺は落ちたオーズドライバーを手にし、コアメダルをオーズドライバーに入れていく。そして…オースキャナーを出す。

 

「行くぞ。鈴、俺が…お前を救う。

 

俺はオースキャナーでコアメダルをスキャンしていく。

 

タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ!タトバ タ・ト・バ!

 

そして、俺は仮面ライダーOOO(オーズ)に変身した。

 

「俺は、もう後悔しない。誰かの命を守る為に…戦う。」

 

フフフフッ…ハハハハッ!来なさい…新谷ぁぁ!!

 

俺は鈴を救う為に走っていく。

 

「ぐっ…!!」

 

俺は地面が揺れても、俺は走った。手を伸ばす。絶対に!!

トラコアメダルのクローをだし、俺は鈴を攻撃していく。

 

「負けて…負けてたまるかぁ!」

 

鈴が炎の魔法を俺に流そうとするが、俺は耐える。死んでも救う。そう決めた!

俺はトラコアメダルを変え、カマキリコアメダルに変え、オースキャナーでスキャンしていく。

 

タカ! カマキリ! バッタ!

 

亜種形態へと変わった俺はオースキャナーでコアメダルをもう一度スキャンする。

 

スキャニングチャージ!!

 

俺は体内に侵食していく炎に耐え、鈴に向かって走っていく。

 

「来るな!!」

 

「嫌に決まってる!お前の手を…君の手を絶対離さない!!」

 

俺は手に持ったカマキリソードで…鈴を斬る。

 

「うっ…。」

 

鈴は俺の背中に倒れ、目を覚ます。

 

「ありが…と。」

 

鈴はそう言って倒れると、俺はその身体を持とうと手を伸ばす。すると、屋上から…ISの様なフルアーマーをした兵器が現れ、俺に向けて銃を乱射していく。

 

「ぐっ!?」

 

鈴を守る為、俺はタカ、カメ、チーターでシールドを削られても守る。人がいたら…死なせてしまう。

 

『新谷!無人機と判明した!倒していいぞ!』

 

織斑先生に言われ、俺はすぐさまタトバコンボにコンボチェンジする。

 

『絆ぁぁ!!行けぇぇ!!』

 

一夏と篠ノ之さんにマイク越しに言われ、俺は仮面の下で笑い、オースキャナーでもう一度スキャンする。

 

スキャニングチャージ!!

 

セイヤァァァァ!!

 

俺は無人機に向けてタトバキックしていく。だが、無人機はバラバラになるにつれ、俺のオーズドライバーが壊れていく。そして…無人機がバラバラになり、爆破した後、俺は着地するが脳内の振動にやられ倒れる。すると、俺の所に友達が走ってくる。

 

「勝てたよ…みんな。」

 

そう言った後、俺は気絶した。


「束、これでいいか?」

 

「うん!でもー、予想外かな⭐︎」

 

千冬は束と連絡していた。そう…束が無人機を送っていたのだ。

 

「何がだ?」

 

「彼の体内、何か埋め込んでるんだよね。それもICチップ。」

 

「ICチップ…!?それは後々でやる予定じゃ…。」

 

「うーん。彼、誰かに狙われてるかもね。ま、私たちと関係なかったらいいんだけどねぇー 」

 

そう言って束は、千冬との連絡を切った。

 

「ほんとに…何者だろうね…かーくん。ほんとに、邪魔すぎるよ。」

 

束は計画に書いてある予定を見る。

 

「全部書き換えられるなんて…予想外だよ。予測もね。」

 

そう笑う彼女は、悪魔に見えた。

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