仮面ライダーの力を使う男   作:鏡蓮

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第11話 仮面ライダーの力の源

「鈴は大丈夫か?」

 

「ああ、大丈夫さ。少し気絶してるんだって。」

 

俺と一夏は屋上で鈴の状態を話していた。しかし、一夏は俺に問いを投げた。

 

「なぁ、絆は、親を殺したのか?」

 

殺してない。

 

「じゃあ、なんで。」

 

間接的には俺のせいだ。父は俺が騒いでたせいで、ストレスにやられた。母は…年齢で死んだ。だけど、それは、俺のストレスで血圧を上げて死んだのだ。

 

「言えない…。俺にとって、辛いんだ。あの出来事は。」

 

「…分かった。でも、いつか教えてくれよ。俺たち友達だろ?」

 

「ああ、友達だ。」

 

そういえば、何か忘れたような気がする。どうでもいいことだったらいいんだけど。

 

「あ!いましたわ!」

 

セシリアは俺たちに向かって走る。それを見て、俺たちは少し変に思っていた。何か遭ったのかと、心配していると、セシリアから言われたのは…。

 

「鈴さんが目を覚ましましたわ!」

 

「え!?」

 

「良かった…。意識は大丈夫か?」

 

「はい…しかし、絆さんと喋った時だけしか覚えてないんです。自分が何を言ったのかも…。」

 

そりゃそうか、アナザーライダーに変身する程気が狂ってたんだ。記憶がないものわかる。すると、ドアから鈴が走ってきた。

 

「き、絆!」

 

「鈴、大丈夫だった…!?」

 

突然、俺を抱きしめてきた鈴は泣きながら謝ってきた。セシリアは少し睨んでるけど…。

 

「ごめんなさい…。私、絆を…。」

 

「大丈夫だって。俺たち、友達だろ?それに、人にはミスがある。救いきれないミスよりまだマシだよ。」

 

俺は少し自虐を混じった言葉を言う。親殺しと言われた俺より…まだマシだ。

 

「絆…。」

 

鈴は俺を離し、すこし距離を外した。少し真っ赤だけど。まぁ元気になったら良かった…。

 

「うっ…!?」

 

俺は急に脳の神経が止まるような感覚がくる。それを見た三人は俺を心配する。心配させないように…立とうとするが、俺は目を閉じてしまった。


「新谷絆の勇気は讃えよう。だが、この場に居てしまえば、必ず世界は変わる。」

 

「しかし…!!」

 

「いいか、この世界は…あいつがいたせいで変わった。」

 

「それを野放しにすれば、世界はあらぬ方向へといく。」

 

「それを考えろ。それが、この世界の行き先が決まる。」

 

「それが…我ら神の役目であり、責任でもある!」

 

「彼は…ただ人助けを…。」

 

「それで世界は変わった。一つの異分子とポイントで変わる。現世と同じターニングポイントだ。」

 

「それでも、彼を守るなら、別世界へと飛ばせ。そして、世界に平穏をもたらすんだ。」


「んっ…?」

 

俺は目を覚ますと、一夏と知らない男の子がいた。

 

「君は…?」

 

「あ、僕!?僕はシャルル・デュノア!君と同じ…男かな。」

 

「そうか、よろしく。」

 

俺はボーッとした思考を回し、シャルルに手を差し伸べる。シャルルは少し戸惑ったけど、俺の手を繋いで握った。

 

「絆、最近疲れてるんだよ。」

 

「へ、へぇー。そうなんだ。」

 

「まぁ、あれだ…眠気が強くてな。」

 

俺は嘘をついた。眠気が強いというより、線の糸が切れた感覚が来る。

 

「そういえば、授業は?」

 

「ええっと、次はISの練習だって。」

 

「そうなのか?俺は不安だな。」

 

「まぁいけるだろ。俺に勝ったんだし。」

 

それはフォローじゃない。ま、行くとしますか。

 

「行こうか。一夏、シャルル!」

 

「おう!」

 

「あ、待ってよ!」

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