「くっ!?なんなんですの!?このスピード!」
山田先生を舐めてましたわ…。まさか、元日本代表候補生がこんなスピードを出すなんて…。私のブルーティアーズの遠距離も全てかわして攻めるなんて…!私がそんなことを考えていると、すぐに、剣は根本についていました。
「負けですか?」
「え、ええっ…。完敗ですわ。」
私はISを地面につけ、解除する。鈴さんも少し落ち込んでいらっしゃいますわ。
「き、絆…私頑張ったわよね?」
「頑張ったよ。2人とも。候補生は強いけど、2人とも勝てるさ。」
絆さんが私たちを見て励ます。彼の笑顔は太陽でした。負けた時、私に何もかけなかった。けれど、彼は信じた。それだけはわかった。
「絆さんは…どうして、そんな前を向けるんですか?」
いつの日か、そうききたい。その代わり、納得しなきゃいけない。自分がどうして、彼に惚れたのかを。
「ん?外に行くのか?」
「そうだ。あ、絆もいくか?俺の友達知らないだろ?」
「ああ、別にいいぞ。嫌な予感はするけど。」
「不吉なこと言うなよ笑。」
俺は絆を誘って、友達がいる食堂処に入りにいく。
「友達、和食か?」
「親が経営してるんだ。まぁまぁ人気はあるぜ。」
「お、楽しみだ。」
そう話しながら、五反田食堂処に入る。
「おっ!きたか!ってそっちが絆か?」
「ああ、俺の友達。」
「あ、どうも。別に一緒に話してていいぞ?俺はここで食べてるから。」
「ん?そうか。」
不思議だな。絆が離れるなんて。あまり、1人にならないからか?
「で、どうなんだ?IS学園。」
「ん?ああ、変わらないよ。でも、パンダの気分が少しわかった。」
「なんだよ笑、それ!笑」
そう笑う弾に、俺も笑う。でも、絆が少し心配だ。
「絆って、仮面ライダーなんだろ?あいつ、ヒーローになりたいのか?」
「ん?どうしてだ?」
「ん?だって、あいつ…完璧じゃ…。」
「違う!」
俺は大きな声を出してしまう。完璧ではないとわかってるのはIS学園で見ればわかった。
「ど、どうしたんだよ。」
「絆は、完璧じゃないんだ。あいつ、自分のことなんて考えずに、他人ばっか考える。他人のこと考えてすぎて、異常なんだよ…。」
「そ、そうなのか…。」
「でも、あいつ、重い過去ばっか背負って生きてるってわかった時、知ったんだ。同じ人間だって。だけど、あいつにしてみれば、人を失くすことは辛いんだ。ゲームする時だって言ってた。」
『誰かが銃を持って人を殺す。それが一番罪だと思う。ゲームはそれをコンテンツにする。それで…人が人を殺したのに。』
「でも、それがゲームじゃ…。」
「ゲームだからだってさ。ゲームに影響を受ける人もいる。アニメに影響を受けるのと同じことだって…。ほんとに、あいつは俺の憧れだ。」
俺の言葉に弾は少し考えていた。でも、ほんとに憧れだった。自分も彼の様に…助けれたらって。
「人の重み…か。」
「ああ、あいつは俺たちと同じ後ろ向きじゃない。あいつは、今と…未来を見てる。だから強いんだって。」
そう言っていると、絆が何かごちゃごちゃ言ってるのが聞こえた。
「なんだよ…迷惑客か?」
弾も付いてきて、一緒に見ると…そこにいたのは、絆が蘭に迫られて押し倒されていた。
「あの、好きになったんです!付き合ってください!」
「い、いや…お兄さんいるでしょ?親もいるんだし…。」
「大丈夫です。キスすれば…。」
「らぁぁん!?」
弾は叫んで、俺を押し退けると、蘭と絆のキスを止めた。ナイスだ。でも、それを学校でも使ってくれ。
「な、なによ!お兄ちゃん!絆さんとキスを…。」
「ダメだろ!!なんも進展なしで!」
そうごちゃごちゃ言ってる時…店の出入り口が壊れた。
「は!?」
俺と絆が叫ぶと…そこに現れたのは、アナザーライダーだった。
「き、キマイラ…!?」
弾はその姿にいう。そう、それはピンクと青と赤の半身とオレンジと白と黒の半身をした奴だった。
「くっ!!変身!」
絆がウィザードに変身し、対抗をしようと走る。