仮面ライダーの力を使う男   作:鏡蓮

14 / 14
第14話 仮面ライダーの敗北

ジカンギレード?

ガンガンセイバー?

 

ナンカ…命燃ヤセル…気ガスル。

 

俺はウィザードに変身し、キマイラに向かって走る。

 

ウィザードソードガン

 

「ハァ!」

 

俺はキマイラに斬撃を喰らわせるが、キマイラはビクともしなかった。

 

「命…燃ヤス。」

 

ドンッ!と俺の腹部に衝撃波を出し、遠くまで吹っ飛ぶと、キマイラは一瞬で俺の目の前に来た。だが俺は臆することなくウィザードソードガンで斬ろうとする。

 

「オマエハ…今死ぬんだ。」

 

ドチュッ!!と俺の胸はキマイラの腕に貫かれた。

 

「き、キズナァァァァ!!!!!」

 

一夏の叫びが聞こえる…。でも、死ぬのか…。もう…死ぬのか。

 

「絆…!!」

 

「いち…か。」

 

一夏は俺の手を強く包んでいた。ああ、ISの機能停止したのか。だから、はっきり…見える。

 

「絆…!生きてくれよ!」

 

「いき…たいさ。でも、二回目か。」

 

「に…かいめ?」

 

「みんなに言ってくれ…。俺は死んだ人間が生まれ変わったって…。」

 

「嘘だろ…それじゃ…。」

 

「あ、ああ…俺は、ただのチート野郎だ…。ほんとに、ごめん。」

 

俺は力を振り絞って、一夏を抱く。これが、人の温度か。ほんとに…暖かい。生きたい。と思えたのはあの時以来だ。

 

「死にたくない…。もっと、仲良くしたかった。みんなと…遊びたかった。色々な所の人と仲良くしたかった。でも、叶えれた夢はあった…。ほんとに、ありがとう…。」

 

腕が緩んでいき、俺の体は冷たくなる。

 

絆さん!!

 

絆…!!

 

「生きてくれよ!お願いだから!!絆!」

 

ごめん。また会えたら…会おう。そう声に出せない声を出す。もっと伝えたら…よかったの…に。


「絆…?おい!返事してくれ!絆!!絆!!」

 

俺の親友は死んだ。あのアナザーライダーによって。友という大切な憧れは消えた。それは、辛い…日常になった。

 

「絆さんを生き返らせるのは!!」

 

「不可能です。」

 

「じゃあ…脳を…。」

 

「無理です。彼にとって、幸せでしょう。」

 

医者は何も返答しない。幸せだって、誰が決めた。

 

「千冬…姉。」

 

俺は遠くにいる千冬姉を見る。何か話し込んでいたので、そっと…帰ろうとした時。

 

何故あの殺し方をした!!

 

…え?俺は耳をうかがった。俺以外誰もいないそこは、千冬姉の声が目立った。

 

「あれが最適だった…?何が最適だ!私はただ…一夏を被害に合わせない様と…。」

 

「間接的に同じ…!?そんなのちが…。」

 

「新谷を殺す方が良かった。それで…計画に狂いがなかったから…。」

 

「生きていた…?」

 

嘘だろ…。千冬姉と…誰かが、絆を。

 

「絆の死は…誰かが仕組んでたって…嘘だって言ってくれよ。」

 

俺は耳を塞いだ。絆の死を受け止めれなかった。絆の死が…ゲームの様に一瞬で死んだ。それがトラウマになっていた。


 

「絆さん?美味しいですか?」

 

私は絆さん?にスプーンを口に運ぶ。でも、何も口にしない。

 

「ふふっ…ほんとに死なないでくださいよ…。」

 

私は涙を流した。医者の対応は無理だけだった。遺書も読んでしまった。チート野郎とかじゃないですよ。努力して掴み取った力ですよ…。

 

「お願いですから…ひとりにしないでください。」

 

私はモニターに映った0となった愛しき王子様の死を…受け入れなかった。そして、墓碑に入れれない様…私は誰にもバレない個人部屋に王子様の墓を埋めた。

 

「…絆さん。蘇ってください。」

 

そう私は願った。


「絆…。」

 

私は初恋ではない彼に恋した。でも、すぐ別れた。ほんとに運のない女ね。

 

「…絆、帰ってきてよ。私、ずっと忘れれないからさ。」

 

私は絆の部屋に入って…泣いた。飾ってあるベルトが音声が鳴る。だけどそれが、何かを案じていた。

 

「絆。大好きよ。ずっと、忘れないから。数ヶ月で帰ってくるわよね?私、待ってるからさ。」

 

少しも微笑みを忘れなかった私は、彼の笑顔を覚えた。ほんとに、また会えるわよね。


「嘘だって言ってよ!!」

 

僕は…私は物を投げた。好きになった彼は数日で死んだ。

 

「あいつが悪かったんだ…。」

 

一夏が…織斑が連れて行ったから…。

 

「絶対に…許さない。」

 

僕はそう言って、絆の顔が映った写真を見て微笑む。

 

「私の大好きな…勇者様。」

 

計画が狂ったとか関係ない。絶対に許さない。

第14話の展開

  • 大丈夫!
  • 無理…。
  • もっと続け!
  • 飽きた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。