仮面ライダーの力を使う男   作:鏡蓮

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第四話 差出人がない仮面ライダー

次の日

 

「ほんとごめん!」

 

俺は織斑さんとオルコットさんに謝る。その姿を見て、二人は笑っているか怒ってるんだと思っている。

 

「え…?いや、別に謝らなくていいですわよ。私のせいで…そうになってしまったわけですし…。」

 

「ああ。俺も悪かったんだ。だから、別に謝らなくていいぜ?」

 

俺の謝りに対して、何故か「怒らない」二人に不思議思ってしまった。

 

「いや…俺のせいで傷つけたかもしれないしさ。」

 

俺は少し苦笑いした後、放送から声が聞こえる。

 

『代表決めだ。新谷絆、セシリア・オルコット、織斑一夏。第三アリーナに来い。』

 

織斑先生…凄い低い声だった。あれみたいだ、幹部がイラついて味方を殴る奴。

 

「行くか。」

 

俺と織斑さん、オルコットさんは自分の配置場所へ向かう。

そこにあったのは…白いISだった。

 

「織斑。これがお前のIS「白式(びゃくしき)」だ。」

 

「これが…俺のIS。。」

 

そのISは、白のISで、織斑さん専用のISだった。あれ?俺のは?

 

「新谷、お前にはこのアタッシュケースを。と上層部が言っていた。」

 

織斑先生から渡されたアタッシュケースの上には手紙があった。それを外し、内容を読む。

 

「君が好きな物だ。君の道に幸があることを祈る…。」

 

俺は意味深な内容を読んだ後、アタッシュケースを開く。そこにあったのは…。

 

「デザイア…ドライバー…?」

 

そこには、「仮面ライダーギーツ」のベルトとギーツIDコア。そして説明書があった。

 

「織斑が先だ。新谷には時間がかかるらしいからな。」

 

「わ、わかった!千冬姉!」

 

「千冬姉…と。ふっ、まぁいい。勝てよ、一夏。」

 

「ああ!」

 

俺は会話を聞いた後、説明書の内容に集中する。内容はこうだ。

変身者は「新谷絆」専用。変身した後、レイズバックルは最初は「ランダム」。その後、ミッションをクリアする物を挙げていく。クリアした物は今度も使えるが、回数制限で「3回」。ブーストバックルは「一回」。だが、君が進化していくにつれ、新たなアイテムと制限なしのバックルを贈る。

 

「誰かは知らないけど…ありがとう。」

 

俺はモニターを見つめる。そこに映る織斑さんとオルコットさんの戦い。その姿は「現実とはかけ離れた世界」だった。

 

「ちっ…あいつめ。」

 

織斑先生は舌打ちをした後、起こったのは…織斑さんのシールドエネルギー切れだった。

 

「え?」

 

俺は驚いた。あの自信満々だった織斑さんが負けてしまったのだ。

 

「新谷…。」

 

「大丈夫。」

 

俺は不貞腐れた織斑さんを抱える。負けるのは当たり前だ。誰しもが持っている敗北は、俺も覚えている。それで怒られたのは苦い思い出だけど。

 

「三戦目待ってろよ。」

 

「…!」

 

俺は織斑さんにそう宣言し、会場に出る。

 

「あら?怒ったのに生身とは…、舐めてますの?」

 

「いや舐めてないさ。だってこれから…「ハイライト」が出来るんだからな。」

 

俺はデザイアドライバーを腰にはめ、IDコアをはめる。すると、贈られてきたのは…「アロー」だった。

呪いとか言われてたな。けれど、今は役に立ってくれ。俺はアローレイズバックルを右にはめる。

 

SET

 

右腕を大きく回し、手の形を狐のマークをした後、前に向けてスナップをする。

 

「変身!」

 

ARMED ARROW

READY FIGHT

 

「き、狐…?」

 

「ギーツ。仮面ライダーギーツ。その言葉を、お前は信じるか?」

 

俺はそう名乗ると、始まりの鐘が鳴る。

 

「ISではない機体は初めてですわね!」

 

「そうかな?」

 

俺はアローを持ち、セシリアに狙いを定める。すると、何処からか、レーザーが出てくる。

 

「あっぶな!」

 

俺はベルトを半回転させ、レーザーを避ける。そう、「リボルブオン」だ。身体は変形し、元に戻る。だが、違うのは、アームドアローが下半身になったこと。

 

「ひっ!?」

 

その光景を見て、セシリアは驚く。初見時驚くのはわかるが、慣れるとかっこいいものだ。

 

「おらっ!」

 

俺はアローを投げる。

 

「何処投げてるんですか?そんなの当たる…。」

 

俺はアローバックルを引く。

ARROW STRIK

 

ガガガッ!!っと、アローの射撃音が出てくる。何故出るか、それは俺のアローのトリガーを押したからだ。テレビで見た「ウォーターレイズバックル」を応用した技だ。

 

「ブルー・ティアーズが…!?」

 

アローの射程距離は長い、それに…これが最適だ。トリガーを押したまま投げなければ狙われたに決まってる。4機撃破だ。

懐から出てきたスパイダーフォンから「ミッション報酬」をもらう。ミッション内容は「BITの破壊」。俺はミッションボックスを開き、レイズバックルを見る。

 

「ふっ…。運は巡った様だな。」

 

俺はレイズバックルを右にはめる。

 

SET

 

「変身!」

 

俺はスナップをし、レイズバックルを回転させる。

 

MAGNUM ARMED ARROW

READY FIGHT

 

「今、お前の運勢は…大凶となった。」

 

俺はマグナムシューター40Xをセシリアに向ける。そして、俺のヘッドギアにあるモニターに映ったのは、必殺技の解放だった。

 

「ッ!ブルー・ティアーズはまだ2機残っておりますわよ!」

 

セシリアのISからBITが2機現れる。アローは何処だ。

 

「…!あった!」

 

俺はアローを掴もうとするが、BITのビームに弾き返される。

 

「その手は読んでおりましてよ!」

 

「…ふっ、それはどうかな。」

 

俺はマグナムシューター40Xをアローに向けて撃つ。

 

「どこに撃って…。」

 

バシュンッ!BIT2機撃破だ。

 

「弓で…BITを2機を直撃…!?」

 

「一か八かの賭けだ。」

 

「え?」

 

「そこで2機揃わなければ、俺は一機に攻められる。それを見越して撃った。」

 

ハッタリ?違う。運がこっちに向いただけさ。

 

「さぁ、打ち上げと行くか!」

 

俺はマグナムレイズバックルとアローバックルをリボルブオンし、もう一度引く。

 

REVOLVE ON

 

MAGNAM ARROW VICTORY

 

俺は高くジャンプし、アローの滞空時間を見る。そして、俺はアローがセシリアに向けるのを見た後…キックをする。

 

「ハァァッッ!!」

 

アローをセシリアに追撃する様に前へ突き出し、ISのシールドエネルギーを減らしに行く。

 

「くっ!?」

 

グググッ!とセシリアが耐えるが、俺はマグナムの力と相性がいい。力は2倍だ。

 

「ハァッ!」

 

ドゴンッとセシリアを地面に落とし、俺は着地をする。

 

「ふっ。俺のハイライト、見てくれたか?」

 

俺はそうキザな台詞を出し、ステージに降りる。

 

「次は織斑さんか。」

 

本気でやらなければダメか…。不敗神話…見せてやるよ。




差出人とは誰なのか、それはまだ謎である。そして、神様転生と書いてあるが、さて、ボーナスを貰ってないのに、何故仮面ライダーとなれたのか。それはまだ謎である。
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