次の日
「ほんとごめん!」
俺は織斑さんとオルコットさんに謝る。その姿を見て、二人は笑っているか怒ってるんだと思っている。
「え…?いや、別に謝らなくていいですわよ。私のせいで…そうになってしまったわけですし…。」
「ああ。俺も悪かったんだ。だから、別に謝らなくていいぜ?」
俺の謝りに対して、何故か「怒らない」二人に不思議思ってしまった。
「いや…俺のせいで傷つけたかもしれないしさ。」
俺は少し苦笑いした後、放送から声が聞こえる。
『代表決めだ。新谷絆、セシリア・オルコット、織斑一夏。第三アリーナに来い。』
織斑先生…凄い低い声だった。あれみたいだ、幹部がイラついて味方を殴る奴。
「行くか。」
俺と織斑さん、オルコットさんは自分の配置場所へ向かう。
そこにあったのは…白いISだった。
「織斑。これがお前のIS「
「これが…俺のIS。。」
そのISは、白のISで、織斑さん専用のISだった。あれ?俺のは?
「新谷、お前にはこのアタッシュケースを。と上層部が言っていた。」
織斑先生から渡されたアタッシュケースの上には手紙があった。それを外し、内容を読む。
「君が好きな物だ。君の道に幸があることを祈る…。」
俺は意味深な内容を読んだ後、アタッシュケースを開く。そこにあったのは…。
「デザイア…ドライバー…?」
そこには、「仮面ライダーギーツ」のベルトとギーツIDコア。そして説明書があった。
「織斑が先だ。新谷には時間がかかるらしいからな。」
「わ、わかった!千冬姉!」
「千冬姉…と。ふっ、まぁいい。勝てよ、一夏。」
「ああ!」
俺は会話を聞いた後、説明書の内容に集中する。内容はこうだ。
変身者は「新谷絆」専用。変身した後、レイズバックルは最初は「ランダム」。その後、ミッションをクリアする物を挙げていく。クリアした物は今度も使えるが、回数制限で「3回」。ブーストバックルは「一回」。だが、君が進化していくにつれ、新たなアイテムと制限なしのバックルを贈る。
「誰かは知らないけど…ありがとう。」
俺はモニターを見つめる。そこに映る織斑さんとオルコットさんの戦い。その姿は「現実とはかけ離れた世界」だった。
「ちっ…あいつめ。」
織斑先生は舌打ちをした後、起こったのは…織斑さんのシールドエネルギー切れだった。
「え?」
俺は驚いた。あの自信満々だった織斑さんが負けてしまったのだ。
「新谷…。」
「大丈夫。」
俺は不貞腐れた織斑さんを抱える。負けるのは当たり前だ。誰しもが持っている敗北は、俺も覚えている。それで怒られたのは苦い思い出だけど。
「三戦目待ってろよ。」
「…!」
俺は織斑さんにそう宣言し、会場に出る。
「あら?怒ったのに生身とは…、舐めてますの?」
「いや舐めてないさ。だってこれから…「ハイライト」が出来るんだからな。」
俺はデザイアドライバーを腰にはめ、IDコアをはめる。すると、贈られてきたのは…「アロー」だった。
呪いとか言われてたな。けれど、今は役に立ってくれ。俺はアローレイズバックルを右にはめる。
SET
右腕を大きく回し、手の形を狐のマークをした後、前に向けてスナップをする。
「変身!」
ARMED ARROW
READY FIGHT
「き、狐…?」
「ギーツ。仮面ライダーギーツ。その言葉を、お前は信じるか?」
俺はそう名乗ると、始まりの鐘が鳴る。
「ISではない機体は初めてですわね!」
「そうかな?」
俺はアローを持ち、セシリアに狙いを定める。すると、何処からか、レーザーが出てくる。
「あっぶな!」
俺はベルトを半回転させ、レーザーを避ける。そう、「リボルブオン」だ。身体は変形し、元に戻る。だが、違うのは、アームドアローが下半身になったこと。
「ひっ!?」
その光景を見て、セシリアは驚く。初見時驚くのはわかるが、慣れるとかっこいいものだ。
「おらっ!」
俺はアローを投げる。
「何処投げてるんですか?そんなの当たる…。」
俺はアローバックルを引く。
ARROW STRIK
ガガガッ!!っと、アローの射撃音が出てくる。何故出るか、それは俺のアローのトリガーを押したからだ。テレビで見た「ウォーターレイズバックル」を応用した技だ。
「ブルー・ティアーズが…!?」
アローの射程距離は長い、それに…これが最適だ。トリガーを押したまま投げなければ狙われたに決まってる。4機撃破だ。
懐から出てきたスパイダーフォンから「ミッション報酬」をもらう。ミッション内容は「BITの破壊」。俺はミッションボックスを開き、レイズバックルを見る。
「ふっ…。運は巡った様だな。」
俺はレイズバックルを右にはめる。
SET
「変身!」
俺はスナップをし、レイズバックルを回転させる。
MAGNUM ARMED ARROW
READY FIGHT
「今、お前の運勢は…大凶となった。」
俺はマグナムシューター40Xをセシリアに向ける。そして、俺のヘッドギアにあるモニターに映ったのは、必殺技の解放だった。
「ッ!ブルー・ティアーズはまだ2機残っておりますわよ!」
セシリアのISからBITが2機現れる。アローは何処だ。
「…!あった!」
俺はアローを掴もうとするが、BITのビームに弾き返される。
「その手は読んでおりましてよ!」
「…ふっ、それはどうかな。」
俺はマグナムシューター40Xをアローに向けて撃つ。
「どこに撃って…。」
バシュンッ!BIT2機撃破だ。
「弓で…BITを2機を直撃…!?」
「一か八かの賭けだ。」
「え?」
「そこで2機揃わなければ、俺は一機に攻められる。それを見越して撃った。」
ハッタリ?違う。運がこっちに向いただけさ。
「さぁ、打ち上げと行くか!」
俺はマグナムレイズバックルとアローバックルをリボルブオンし、もう一度引く。
REVOLVE ON
MAGNAM ARROW VICTORY
俺は高くジャンプし、アローの滞空時間を見る。そして、俺はアローがセシリアに向けるのを見た後…キックをする。
「ハァァッッ!!」
アローをセシリアに追撃する様に前へ突き出し、ISのシールドエネルギーを減らしに行く。
「くっ!?」
グググッ!とセシリアが耐えるが、俺はマグナムの力と相性がいい。力は2倍だ。
「ハァッ!」
ドゴンッとセシリアを地面に落とし、俺は着地をする。
「ふっ。俺のハイライト、見てくれたか?」
俺はそうキザな台詞を出し、ステージに降りる。
「次は織斑さんか。」
本気でやらなければダメか…。不敗神話…見せてやるよ。
差出人とは誰なのか、それはまだ謎である。そして、神様転生と書いてあるが、さて、ボーナスを貰ってないのに、何故仮面ライダーとなれたのか。それはまだ謎である。