「かんぱーい!」
カコンッ!と一年一組がコップを各々と当てる。1人以外…。
「あれ?新谷くんは?」
「ああ…新谷くんは、今は休み中。」
クラスメイトは主役となる新谷を心配する。それも仕方ない。今新谷は…ブーストの限界を超えてしまったのだから。
一時間前
「新谷、代表おめでとう。」
「は、はは。公表するんですか?」
「それはお楽しみだ。」
俺は代表になってしまったことを後悔するが、もう後に戻れないと知るしかなかった。俺は織斑先生の後を追おうと立つ。
「ガフッ…!?」
俺の口から血が出てくる。デザイアドライバーを外さずにいると、何か注意書きが出てくる。ブーストを使えば…「一時的に意識を失う」。
「うっ…。」
「きず…な!?」
「…ッ!?しん…!おき…。」
なんか…力の制限がきたのか。やっぱり、仮面ライダーは「完全」じゃないもん…な。
「ここは…?」
俺が起きた先は、廃墟だった。人を寄せ付けないそこは…俺だけを特別に認めた様な雰囲気だった。
「かはっ。」
少し血が出た。だけど…少し進まないと。そう思い俺は廃墟の奥に進んでいく。ビルも枯れたそこは世界の成れの果てだった。その時、脳内に知らない声が聞こえる。
『新谷絆は、誰が作った!』
『分かりません。』
『異分子は存在してはならないと、何度も言ったはずだ!この世界も、パラレルワールドを作れば…全世界は混沌に変わる!あの白騎士でわかったはずだ!』
その言葉で俺は廃墟のビル前で倒れると、誰かが来た。それを見ると、そこに居たのは…Wだった。
「ここは保健室…。」
「絆さん!!」
「ぐほっ!?」
俺が起き上がる直後、黄色の縦ロールをした女性に抱きしめられる。周りを見ると、一年一組のクラスメイトが多く居た。
「場所は場所だけど…、一年一組代表おめでとう!新谷くん!」
「おめでとう!」
「ははっ…、ありがとう。みんな。」
俺はそれを言った後、一夏に拳を突き出す。
「え?」
「またやろうな、一夏。」
「…!ああ!やろうぜ!」
「あ、私もですわよ!」
「オルコットさん!?」
俺とオルコットさん、一夏の順に三人の拳が合わさる。その後、新聞部に俺たち1年1組の集合写真を撮る。オルコットさんに少し抱きしめられたけど、友達だし別にいいか。
一週間後
「暑…。」
俺と一夏、オルコットさんと篠ノ之さんは暑さにやられていた。くそ…、制限がなければウォーター使えたのに。今は使えない…。
「アイス買ってくるわ。」
「ありがと。」
「ありがとうございますぅ。」
「ありがとう…。」
俺はアイスを買いに歩く。購買屋空いてるからいいんだよなぁ。アイスも売ってるし。
「ありがとうねー。」
「はーい。」
「…ん?」
俺はアイスを買った後、2階に上がろうとした。その時、困った声が聞こえた。
「どこなのよぉぉ!」
俺はその大声に心配し、アイスを持ったまま困った人の所に行く。それが少し不運になったんだけどね。