「これって…。」
鈴はそれを見る。その写真は2022年10月15日の日。母しか映っていないそれは、何かを物語っていた。
「両親がいない…。」
鈴は離婚だと思って、その写真を見ていく。その写真は母しか映っていない。少しばかり姉らしき顔しかない。
「それ以降は…写真がないか。」
鈴は絆のことなど知らない。だけど、知ってるのは「いい人すぎる」人。一夏より鈍感臭いけど、一夏より優しすぎる。
「一夏なら、すぐ走るけど…絆は助けて一緒にいた。でも…絆の言葉は一夏が「いい人」。らしい言い方だった。」
絆は何を隠しているの?という好奇心と疑念を持って…絆のことを調べていく。
「何も書いてない…。」
情報は伏せられていた。鈴はもうやめようとした時…スマホさらデータが自動で出てくる。
「なにこれ…。」
そこに書いてあったのは、一夏より悲惨なデータだった。
その名前は…「○○××」だった。彼は…両親も亡くし、誰からも嫌われていった「仮面ライダー好き」だった。
「絆は仮の名前…?」
「あの性格」も全て嘘だったの…?嘘つき…嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき。
「代表戦…嫌わせてやる。新谷。」
そういうと鈴は、スマホを壊した後…澱んだ目でアリーナへ歩いていった。
「Wドライバーで変身?」
「そうなんだけど…。」
俺と一夏は何故かポーズを保ったままだった。その理由は、オルコットさんが写真を撮っていたからだ。
「なんか、グラビアみたいになってる。」
「それは分かるけど、あれはあれでいいだろ。」
俺と一夏はそんなどうでもいい話をしながら時間を過ぎていった。
「変身できなかった…。」
俺は計画をしたことが頓挫したことを後悔しながら、ベットに横たわる。
「あれ、スマホは!?」
俺は部屋かしこに見ていく。あれ、親との写真があったスマホだったのに…。それも最後の。
「はぁ…写真立てがあるからいいか。」
お母さんとお姉ちゃんの写真を置いた後、俺は明日の予定を思い出す。
「…明日、代表戦じゃん!?」
うそーん。。俺と一夏練習してないんだけど!?うわぁぁぁ!
「はぁ…少しでも戦える様早めにやるべきだった…。」
そう遅い後悔をしながら俺は眠った。なんか…凰さんと戦うの少し緊張するな。
「何の為に戦えばいいか…。」
俺が変身するのが増えてくにつれ、俺が何するべきかわからなくなった。でも、戦わなきゃか。
「神様、俺はなんでここに転生させたんだ?」
そう天に声をかけ、俺は眠りに落ちた。