前の活動報告で言ってたやつですね。
よう実はもうしばらくお待ちください。
この作品の主人公ちゃんは一応マーレ側です。
第1話 ウォール・マリア最終奪還作戦
【何マジになってやってんだよ、俺は父親とは違うだろ】
獣の巨人――ジーク・イェーガーは岩を粗く砕きながら、そうつぶやく。
【何事も楽しまなくちゃ……。みんなを、誇り高き肉片にしてあげようぜ!】
「やつめ、来るぞ…!撃て───!!」
馬に乗った調査兵たちはジークに向かって信煙弾を放ち、ジークはその長い腕を使い岩を投擲する。
粗く砕いた岩は広範囲に広がり、兵士達を吹き飛ばし、殺戮する。
【っしゃー!ゲームセット!わかるか?投げ方を変えたんだよ。これならいちころでしょ】
しかし運よく生き残った兵士たちが砂煙の中から現れ、叫びながら進み続ける。
「あああああああ!!!撃て―――!!!!」
兵士たちは再度信煙弾を放つ。
【…だから、そんなもの撃って何になるってんだよ。】
ジークはその長い腕で再び岩をつかむ。
【そんなに叫んで、何の意味があるってんだよ…!!】
叫びながら岩を投げつける。
兵士たちは岩を受けながら、悲鳴を上げながら吹き飛び、今度こそ全滅した。
【あーあ、可哀そうに…】
ジークはそうつぶやき、周りの異変に気付く。
―――ん?なんだ、俺の巨人が倒れている……
その時、突然煙の中からワイヤーが飛び、獣の巨人の肩に刺さる。
瞬間、ジークは迎撃するために咆哮を上げ手を伸ばす。
【ウオオオオアアァァァァ!!!!!】
奇襲した兵士は腕をバラバラに切り裂き、背後に回る。
ジークは、ライナーに言われていたことを思い出す。
『え?一人の兵士には気を付けろって?』
『はい、リヴァイ兵長は危険です。』
―――こいつがリヴァイか…!
リヴァイは背後からワイヤーを撃ち、切りかかる。
―――まずい…!!
ジークは即座にうなじを手で守る。
リヴァイはそのまま目を切り裂き、視界をつぶす。
―――なんだ!?何も見えない…!
そのままリリヴァイは急降下し、足の腱を切り獣の巨人を地に倒す。
「さっきは随分と…楽しそうだったなァ……!!!」
リヴァイは叫び、うなじに切りかかる。
―――くッ、硬質化…!
硬質化で防御を試みようとするが…
―――ダメだッ間に合わない…!!!
「うおおおおああああああ!!!!」
獣の巨人のうなじに、無数の剣戟が襲う。
「うおおおおお―――がッ!!」
ジークは本体を露出させ背後を振り向くが、ブレードを口に突っ込まれ抑えられる。
「巨人化直後、激しく損傷し回復に手いっぱいのうちは再び巨人化できない、そうだったよな…!!」
リヴァイはブレードを目から貫通させる。
「おい、返事しろよ、失礼な奴だな…!」
リヴァイはそのまま抑えつつ思考する。
―――こいつはまだ殺せない……。誰か、生きてる奴はいねぇのか…
―――瀕死でもいい、まだ息さえあればこの注射を使って巨人化させる…そいつにこいつを食わせ、獣の巨人の力を奪う。誰か…一人だけ、生き返らせることが……
直後、リヴァイに背後から四足歩行型の巨人が襲う。
「くっ!」
間一髪で避けるが、ジークを連れ去られてしまう。
ジークは血を吐き出し、叫ぶ。
「"レア"ァ!!!あいつを殺せ…!!お前らもだ…!!!」
ジークの命令に反応し、巨人たちが動き出す。
それと同時に、リヴァイの背後から一人の人間が襲う。
「くっ、まだ仲間がいたのか!?」
リヴァイはその人間…少女の攻撃を防ぎ、そう叫ぶ。
"レア"と呼ばれた少女は、肩甲骨当たりの白い髪、紅い眼でリヴァイを見つめ、手には青白い硬質化のようなもので出来た剣を持っている。
「…命令」
少女は唐突に呟く。
「あ?」
「…命令、あなたの排除」
レアはリヴァイに襲い掛かり、リヴァイは応戦する。
レアの剣を弾き、ブレードを喉に突き刺す。
ブレードが首の神経を切り裂き、レアは停止した。
―――――――――――――――
「お前が、エレン・イェーガーか…?」
「っ何?」
「信じてほしい…俺はお前の理解者だ。俺たちは、あの父親の被害者…お前は、父親に洗脳されている。」
エレンは目を見開き、「とう、さん?」とつぶやく。
その時、ジークは壁上の人影に気づく。
「っおいおい、嘘だろ…!ここまで追ってきやがった」
ジークは顔をしかめる。
「っ!わかったよ、リヴァイ。痛み分けで手を打とう。…ベルトルト、悪いがお前はここまでらしい」
四足歩行型の巨人――車力の巨人が動き出す。
「エレン!いつかお前を救い出してやるからな!」
車力の巨人は家の屋根を伝い、走り去っていく。
「…逃げた」
―――――――――――――――
「…レアはどうした?レア!撤退だ!」
ジークが叫んだ数秒後、白髪の少女が立体機動装置で飛んでくる。
ジークはレアに問う。
「リヴァイはどうした?追っていなかった」
「首刺された、さっきまで機能停止してた」
ジークはその返答に驚く。
―――"マーレ最強の兵器"が!?リヴァイ、あいつは本当に何なんだよ…!
「…とりあえず撤退だ、マーレに帰還する」
レアはそれに頷く。
「ん」
車力の巨人の背にジークとレア、そして頭髪がないライナーを乗せ、草原を走り出す。
…こうして、ウォール・マリア最終奪還作戦は、両者の痛み分けで終わった。
主人公ちゃんのプロフィール。
レア
身長:160
体重:59
肩甲骨当たりの白髪、紅い眼。
ぺったん。
若干ジト目。
大体こんな感じです。
身長はリヴァイと同じ、体重はリヴァイより軽いです。
体重が見た目より重いのは、骨密度とか筋肉の密度とかそういうのです。
あと硬質化、巨人並みの再生力持ちですね。
因みに立体機動装置を持っていたのはライナー達経由ですね。
それとリヴァイに瞬殺されてたのは、単純にリヴァイのほうが強かったからです。
リヴァイに匹敵する(硬質化や再生力をフル活用して)です。
普通に全力出す前に速攻されました。
身体能力だけで言えば、全然リヴァイのほうが強いです。
なんやあいつ……。
細かいのはこの後投稿する設定に置いときます。
そっちは若干のネタバレ含むので、それが嫌な方は見ないのをお勧めします。
では、また。