球技大会の概要を見て俺は途方に暮れた。競技が違うとほとんど絡みがないのだ。つまり、小鳥遊と関われない可能性がある。俺は悩んだ。そこで、俺は小西に助けを求めた。小西に頼んで俺と小鳥遊を同じ競技に。あわよくば俺以外小鳥遊が知らない人にしてもらって、小鳥遊と親睦を深めようと思った。球技大会なんて所詮クラス単位の行事だから、委員長に任せればなんとでもなる。
そうして、俺以外は小鳥遊と一度も喋ったことのない人で固められた大縄グループが出来上がった。これで必然的に小鳥遊と俺の接触が増えるだろう。小鳥遊は男子と余り会話をしないので必然的に男女比がすごいことになっているが仕方ない。取り敢えずいいとこを見せるために大縄の勉強だ!!
大縄の勉強をかなりしているが、小鳥遊は大縄に詳しい人間のことが好きなのだろうか。………大縄に詳しい人間が好きってかなりニッチじゃないか?いや、行事に真面目に取り組む人間として高評価だろう。いや、小鳥遊はそういう人間が好きなのか?………そうではなさそうな気がする。なんか俺、嫌われてる気がするし。
そんなこんなで練習が始まった。小鳥遊の前であるということで、自然と練習にも力が入る。なぜかリーダー的な役回りをしていた。小鳥遊は知り合いが全くいないからか少し戸惑っている様子だ。初日から小鳥遊と会話もできたし、勝ったな風呂入ってくる。
あれ?あれから絡みないけど、あれ?おかしいもう球技大会の最後の種目だよ?
激アツ展開になっているからここで勝っていいとこを見せるしかない!!
念入りにシャドー大縄もしておこう。
始まってすぐは順調だった。しかし、一人がミスをしてしまった。不味いな、空気がよくない。一人のミスは仕方ないとしても、そこから雰囲気に飲まれてる。仕方ない。ここは一応、練習のリーダー的役回りだったし、俺が言うしかない
「焦るなぁ、落ち着け!!」
これは決まったな!!チラッと小鳥遊を見るが、すぐに目をそらされる
よし、勝ったぜ!!途中でいいとこも見せられたし、完璧だ!!チラッと小鳥遊を見たらすぐに目をそらされた。照れてるんだな。こりゃ恋人になるのも秒読みだな。ガハハ。
嘘です。絶対小鳥遊は俺のこと好きじゃないです。ごめんなさい。よく考えたら大声で大したことを言ってません。あー、憂鬱。というか、この学校は校内でのスマホ使用が禁止だから、行事の写真取れないのクソだ。おかげで全く思い出として残らない。生徒会とかが変えてくれないかなー。