ラブコメなんて実際に起こり得ないことの証明   作:寿太郎

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幕間6.勉強は踊る。されど進まず(主に高橋が)

ふむ……困った。どうしたものか………

今絶賛僕を困らせているのはこの一枚の紙である。今日のHRでもらったのだが………というか、そもそもHRってなんだよ。ハイパーレアですか?そんなハイパーにレアな物が毎日あっていいんですかね?やったぜ、勝ち組だなこれは(白目)

取り敢えず、この一枚の紙は他でもないテスト範囲である。事前に五月にもらっていたものより凶悪になっている。ふざけるなーー。………取り敢えず数学からなんとかしよう。そう思って勉強に手を付ける。

 

 

 

………なんやねん、平方完成って。

 

 

………対称移動すな。

 

そんなことを思いながら最低限詰め込んだ。

 

 

 

テスト期間は当然心身ともにボロボロだ。そんな時、女神からのお誘いがあった。なんと、春奈から勉強会のお誘いが来たのだ!!

これが来たとき、僕は小踊りをした。具体的に言うとバジリスクタイムを踊った。そして、ルンルンとその日を待ちわびたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だというのに、現実は非情だった。

ファミレスで勉強しようと誘われたのだが、店員さんが

 

「席が埋まっておりまして、バラバラにご案内してもよろしいですか?」

 

と言いやがった。

そして、勉強会のメンバーは僕、春奈、五月、高橋。あとはわかるな?

 

 

そう!!僕は今、高橋と向い合せで二人で勉強しているのである!!ブチギレそう。

しかし、悪いことばかりではない。彼と向い合せであるおかげでめちゃくちゃ勉強が捗っている。高橋はなんか全然捗っていないが、そんなことは知ったことではない。

よくわからない日本史の単語に集中してノートに書き取り、ドンドン覚えていく。アニミズム、盟神探湯、磐井の乱……。

そうして二時間ほどが経っただろうか。なんと、店員さんに注意されたらしい。まあ、仕方ない。二時間もいたら、流石にね。

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、どうしようか?」

 

と何故かいる(お前、ホントになんでいるんだよ)高橋が言う。すると、なんと春奈が

 

「うーん、じゃあ家くる?」

 

と言ってくれた。あー、神。控えめに言ってGOD。

でも、四人も入るんだろうか。そんな不安は一瞬でかき消された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春奈の家はまあまあな豪邸だった。普通サイズの公園くらいある。(田舎基準)話を聞くには空き部屋があるので、そこで勉強しようとのことだった。

 

「さっさ、入って入って」

 

と促され

 

「お邪魔しまーす、」

 

と言って入る。どうやら親はいないようだ。そこそこ広めの部屋に通されてそこで勉強する。カリカリとシャーペンの音だけが響く。三十分くらいして、春奈が

 

「お勉強飽きたーー」

 

と言い始めた。

 

「と言っても、テストのために勉強しないと。赤点取ると不味いよ?」

 

と五月がなだめると、

 

「大丈夫、私、最強だから。」

 

と某キャラの真似をする。

 

「ふーん、じゃあ打製石器が使われたのは約何年前?」

 

と五月が問題を出す。えーと、確か二万年くらいだったはず……

 

「うーん、だせえ石器って言うからには多分ださいんだよね?うーん、じゃあ1970年くらい?」

 

僕は絶句した。横を見ると高橋も絶句していた。これはひどい。というかよくこの高校受かったな。この高校結構難しいぞ。春奈は知らない人相手だと結構しっかりしてるのにどうして中身はこう、ポンコツなのか………

 

「えっ?違うの?え、あってるよね?青?」

 

そう言われても……

 

「うーん、1970年に石器は使ってないんじゃないかな?」

 

「…………そーいえば、なんでこの消しゴムってモノって言うんだろうね?」

 

間違えたことに気づいたのか関係ない話を始めた。

すると、五月が

 

「………大丈夫?赤点とらない?」

 

と聞く。

 

「じゃあ、さっきの疑問に五月が、答えられたら勉強する。五月が知らなかったら遊ぼ?」

 

と言い出した。五月が知らないと確信しているらしい。なんでだろう。

 

「さっきのってモノのはなし?MONOという名称は、ギリシア語のモノスに発する英語の接頭語で唯一の・無類の・比類なきという意味の言葉だよ、因みに接頭語で1はモノだけど、2はジ、3はトリ、4はテトラ、5はペンタ、6はヘキサ……って続いていくんだよ。4とかだったらテトラポットとか聞いたことない?あれもこれから来てるらしいよ。」

 

「へー、そうなんだ。テトラポットって生徒会の別名だよね、確か。」

 

まさか知っているとは思わなかったらしく、絶望した顔で五月の方を見て喋っている。というかよくそんなことを知ってるな。追加情報まで来たぞ。あと生徒会の別名とかあるんか。

 

「そうだね、生徒と先生の間に立って生徒に寄り添って生徒会の活動をするって願いが込められてたはず。」

 

へー、そうなんだ。なんか、かっこいいな。春奈もそう思ったようで

 

「え、かっこいいな。それ、私もやりたい!!」

 

と言い出した。目が光輝いている。

 

「じゃあ、勉強しないとね、生徒会役員が赤点なんて洒落に成らないよ。」

 

確かに。その五月の言葉で再び勉強に戻る。6時間位勉強したが、春奈が可愛くて集中できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みにテストは全員赤点は回避した。五月は学年一位らしい。すげー。

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