飛散したアーマーを受け、ルボアは吹っ飛んだ。
「クロックアップ」
サイドバックルを叩くガタック。
{CLOCK UP}
ガタックは超高速移動で宙に舞うルボアに接近し、両肩のガタックダブルカリバーで縦横無尽に切り付ける。
「とどめよ!」
ガタックがクロスさせたダブルカリバーでルボアを挟む。
{RIDER CUTTING}
ルボアはその胴体が真っ二つになるのと同時に爆裂霧散して消滅する。
{CLOCK OVER}
ゼクターが外れ、玲奈を覆っていたライダースーツが光に包まれながらベルトに収納されていく。
「健、ご飯食べに行こう? お腹空いちゃった」
「ああ、うん」
健と玲奈は公園を出ると、バイクで近所のレストランに移動した。
「いらっしゃいませ。何名さまですか?」
「二人です」
「お好きなお席へどうぞ」
健と玲奈は席を選んで座った。
食事を注文すると、十分くらいで料理が運ばれてくる。
*
食事を終えた健と玲奈がレストランから出てくる。
バイクに乗り、帰路に就く。
(ん?)
健は背後を黒のワゴン車に尾行されていることに気づいた。
(先ほどから付いてきている)
バイクを止める健。
すると、ワゴン車も止まる。
ワゴン車から蓮太郎が降りてきた。
蓮太郎が玲奈に向かって銃を構える。
「さっきのやつの仲間か?」
と、健が訊ねる。
「さっきのやつ?」
「アリみたいなやつに絡まれた。お前もどうせそいつらの仲間なんだろう?」
「それはZECTのシャドウ隊だな」
「ZECT? シャドウ隊?」
健が疑問符を浮かべていると、玲奈が蓮太郎に向かって口を開いた。
「蓮太郎?」
「え?」
「蓮太郎、だよね?」
ヘルメットを外す玲奈。
「ね、姉さん!?」
「久しぶりだね、蓮太郎」
銃を下ろす蓮太郎。
「姉さん、急に出ていって今まで連絡もせずに何してたんだ!? って、そうじゃない! お前は姉さんの姿をしたワームなんだろう!? ゼクトカムで確認したぞ!」
「なんだ、バレてるのか。そう、私はあなたの実の姉ではないわ。けど、玲奈として生きることに決めてる」
「黙れ! お前は姉さん、秋山 玲奈なんかじゃない!」
蓮太郎がライダーベルトを取り出す。
「……!?」
玲奈は白サリスに変態した。
健が白サリスの前に出る。
「退け!」
と、蓮太郎。
「玲奈は俺が守る」
「誰だか知らないが、そいつは人間じゃない」
「だからなんだ? 玲奈は怪物に襲われた俺を庇ってくれた。だから今度は俺が玲奈を守る」
そこへカブトゼクターがゼクターホーンにライダーベルトを下げながら飛来する。
カブトゼクターが健にライダーベルトを放り投げる。
「うお!?」
ライダーベルトを受け取る健。
「なに?」
と、蓮太郎。
そこにダークカブトゼクターが飛来した。
蓮太郎がダークカブトゼクターを掴む。
「変身!」
{HENSHIN}
蓮太郎がダークカブトに変身した。
「変身!」
健がライダーベルトを装着し、カブトゼクターをバックルに装填する。
{HENSHIN}
健はライダースーツに包まれ、カブトに変態した。
(これで俺も戦える!)
カブトはカブトクナイガン・ガンモードを手に、ダークカブトに向かって弾丸を放つ。
「キャストオフ!」
{CAST OFF}
ダークカブトはゼクターホーンを展開してライダーフォームになる。
{CHANGE BEETLE}
「クロックアップ!」
サイドバックルを叩くダークカブト。
{CLOCK UP}
超高速移動でカブトに接近するダークカブト。
目にも留まらぬ速さでカブトを攻撃し、翻弄する。
「うわ!」
宙に舞うカブト。
(速い! 動けない!)
「健、クロックアップよ!」
「クロックアップ?」
カブトはダークカブトの直前の行動を思い出す。
「これか!」
カブトはサイドバックルを叩くが。
「……?」
クロックアップは発動しなかった。
「違う!」
「あ、そうか!」
カブトはゼクターホーンを展開した。
{CAST OFF}
アーマーが吹き飛び、カブトーホーンが起き上がってライダーフォームが顕になる。
{CHANGE BEETLE}
「クロックアップ」
サイドバックルを叩くカブト。
{CLOCK UP}
今度こそクロックアップに成功したカブトは、超高速移動で攻撃してくるダークカブトに対抗した。
地面に着地し、体勢を整えつつダークカブトの攻撃をいなし、カウンターで押し返していく。
{ONE TWO THREE}
カブトはゼクターのフルスロットルを順番に押し、ゼクターホーンを倒した。
「ライダーキック」
ゼクターホーンを展開する。
{RIDER KICK}
カブトは激昂して接近してくるダークカブトの側頭部に強力な回し蹴りを叩き込んだ。
「うわ!」
ダークカブトは地面に転がり、ゼクターが外れて変身が解ける。
「ぐ!」
ボロボロの蓮太郎がカブトを
「行こう、玲奈」
カブトと白サリスがバイクに跨ってその場から走り去っていく。
蓮太郎は拳を地面に叩きつけた。
「クソ!」