チート転生トレーナーと新妻スズカさん   作:ウマウマ

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新しい生活

 

新人トレーナーとして、俺はトレセン学園へ。

 

スズカとマンションの部屋で暮らすのは、金曜日と土曜日だけだ。日曜日の夕方にはスズカは寮へ帰る。

授業とかあるからね。

 

「うん、理性は何とか持ったな」

 

俺はトレーナーとしての雑務を行う。予定だったのだが。俺はたづなさんに呼び出された。

まあ、事前にたづなさんから「サイレンススズカさんとの婚約について少しお話があります」と言われているので、落ち着いて対処できる。

 

事前に連絡もなしに呼び出されたら、多分俺は取り乱していただろうな。

 

と言うわけで、指定された空き部屋へ。

 

少しして、たづなさんはやって来た。

 

「おはようございます。お待たせしてしまいましたか?」

「いえ、問題ありませんよ」

 

俺達は向かい合わせに椅子に座る。

そして、スズカとの関係について話し合うことになった。

 

「既にサイレンススズカさんの保護者の方から御連絡をいただいております。学園としてはお二人の関係について、基本的には干渉はしません」

「ありがとうございます」

「はい、ですが。学園内の風紀を乱すようなことはしない様に」

「分かっております。私も警察沙汰になるようなことはしません」

 

学園側としても、新人トレーナーと成績優秀なウマ娘が気が付いたら婚約者同士になっているんだ。

しかも事前に情報を得る暇もなく突然。

 

「はい、節度あるお付き合いでお願いします。学園の外でも、ですよ」

「はい、マンションで金曜日と土曜日は同棲……のような感じになりますが。性的なことはしないのでご安心を」

 

俺が真顔でそう言うとたづなさんは少し頬を赤らめて「ならば問題はありません」と言った。

うん、少し直接的だったかな? 少し反省しよう。

 

そこから、スズカの話から業務の話となり、その話が終わると俺は割り当てられたトレーナー室へ移動して

雑務を片付けた。

 

 

 

 

昼休みとなり、俺は職員用の食堂で食事をしようか迷っているとスマホにスズカから連絡が来た。

昼はどうするのか? と聞かれたので、俺は職員用の食堂か。

何か買ってトレーナー室で食べるつもりだと返事をした。

 

ま、この時点で職員用の食堂へ行く気は失せていた。と言うのも、多かれ少なかれ職員用の食堂へ行くと他のトレーナーと話をすることになる。

情報収集の為に他のトレーナーと縁を作るのは必要だが、正直他のトレーナーと関わりたくないなぁ。と人見知りな部分が出てきていた。

 

対人関係で失敗したくないな。と思っているとスズカから連絡がきた。

内容はお弁当を持っていくので、トレーナー室で待っていてほしいと。

俺はもしかして、と思い。素早く近くの自販機でお茶を二つ買ってトレーナー室で待っていると制服姿のスズカがやって来た。

 

「駆さん、いえ駆トレーナー」

「そうだな。ここではトレーナーと呼んだ方が良いかな」

 

トレーナー室へ入ってきて、スズカは簡易的な長いテーブルにお弁当を二つ置く。

 

「そのお弁当を作って来たんですが」

「ありがとう。もしかしたらって、少しだけ期待したんだ。ああ、お茶を買っておいたけれど。緑茶で良かったか?」

「はい、ありがとうございます」

 

テーブルに置かれたお弁当を見ると美少女のスズカもやはりウマ娘なんだな。と思ってしまう大きさだった。

カロリーを消費することを考慮するとスズカの弁当箱は、少し小さめだと感じた。

 

「じゃあ、いただきます」

「はい、召し上がれ」

 

俺は執務で使っていた机から、長机に移動してスズカの隣の席に座り。

スズカから受け取った弁当箱を開けた。

 

「おお」

「ど、どうですか?」

 

スズカが作ってくれた弁当はシンプルなのり弁に近い中身だったが。

一つ一つ丁寧に作られたのだろう。美味しそうだ。

 

「から揚げにおひたしに、卵焼き。どれも丁寧だな」

「あ、ありがとうございます」

「いや、寧ろすまない。昨日は夕方に帰ったよな。ということはこれを作ったのは今朝か?」

「い、いえ、寮に帰って夕食が終わった後、申請すると厨房が使えるんですよ」

「そうか、大変だったろう」

「それほどでもないですよ。おかずも簡単な物ばかりですから」

「でも、冷凍品ではないだろう?」

「はい、これから必要になるかなって」

「ありがとうな」

 

俺がそう言うとスズカはちょっと嬉しそうに微笑んだ。

 

「あ、そういえば。昨日は一人で眠れたか?」

「はい、大丈夫でした。実はその同室の子が出来まして」

 

その話を聞いて、俺はもしかしてスぺが来たのかと思ったので聞いてみた。

 

「おや、同室の子が出来たのか。その子はどんな子だ」

「北海道から来た子で」

 

詳しく話を聞くとやはり、スぺだった。

原作とあまり変わりが無いよう見えるな。

それから、スズカと雑談に花を咲かせて、昼休みは終わった。

 

「トレーナーさん」

「なんだ?」

「行ってきますね」

 

トレーナー室から出ようとしたところで、スズカがそんなことを言ったので。俺は思わずクスリと笑ってしまう。

 

「いってらっしゃい。放課後にまた会おうな」

「はい」

 

 

 

放課後になり、申請を出していたコースがある場所でスズカと合流する。

俺はさっそくスズカにトレーニングメニューを手渡し説明をする。

 

「逃げ、ですか?」

「ああ、事前に貰った資料とかからスズカは逃げが一番良いだろう。脚質だけではなく。精神的にも。バ群に囲まれると嫌だろう」

「はい、走っている時に周りに誰かいると気が散ってしまって」

「後日、並走をして他の脚質も確認するが。基本的には逃げだな」

 

自分のペースで先頭を走れと言うとスズカは嬉しそうにしていた。

 

とりあえず、スピードを中心に上げて、スタミナは中距離のニ千四百を走れるように。

掛かった時のことも考慮して多少は余裕が欲しいが。

 

「じゃあ、準備して始めようか」

「はい」

 

この後はしっかりとトレーニングに励んだ。

 

 

「えっとその、ちょっと恥ずかしいですね。トレーニング後のマッサージでのケア」

「悪いな。少し我慢してくれ」

 

トレーニングが終わった後は、肉体のケアだ。

俺達はトレーナー室へ戻り。用意していた簡易的なベッドでうつ伏せのスズカをマッサージする。

 

チートスキルがあるので、俺はどのようにスズカの肉体をマッサージすればよいのか手に取るように分かった。

 

「あ、これ、気持ちいです」

「なら、良かった」

「あっ!」

「大きな声を出すな」

「は、はいぃっ、ふぅっ、駆っトレーナー……はっ、あぅっ」

 

声を押し殺すスズカ。かなり気持ちいらしいな。

良し、このまま。しっかりとケアをして。明日に備えるか。

 

それからスズカと話しながら、じっくりと必要な分のマッサージを終えた。

 

スズカは俺のマッサージが気に入ったようで、トレーニングが終わればちょっと恥ずかしそうにしながら、マッサージを希望するようになった。

 

その翌日。俺はたづなさんに呼び出された。

 

「トレーナー室から、如何わしい声がしていると生徒さんから連絡がありました。何か心当たりはございませんか?」

 

俺はこの後、無実を証明するためにたづなさんの背中を念入りにマッサージをした。

 

 

でもって、その日の昼休み。

 

「ふんふん、ふんふんっ」

「えっとスズカさん」

 

トレーナー室にスズカがやって来たのだが、直ぐに首を傾げながら、俺の身体に顔を近づけて匂いを嗅ぐ。

 

「知らない女の人の匂いがしますね」

「誤解だ」

 

スズカの言葉に俺は即座に誤解を解いた。

 




最初はスズカとエアグルーヴ、タイキシャトル、メジロドーベルの四人ヒロインハーレム。

右腕エアグルーヴ、左腕にはサイレンススズカ、背中にはメジロドーベル、正面からタイキシャトル。

みたいな感じで。
でも、大変なので新妻スズカのみがヒロインです
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