ラグネ・カイクヲラで『一番』を目指そう   作:氷月ユキナ

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5.闇の理を盗むもの

 まず、私は魔力で自由に動かせる剣、名付けて『魔刃剣(マナフランベルジュ)』を五本創った。

 

 この剣は原作でもラグネが使っていた戦術で、この剣を浮かして飛ばせる。

 

「リエル、行くっすよ」

「ああ、何時も通りで行こう」

「──《グロース》」

 

【ステータス】

 ラグネ・カイクヲラ

 レベル21

 状態:身体強化1.00

 

 私は身体強化を施してティーダへ五本の剣を飛ばして攻撃した。

 

 だがティーダは腕を刃に変形させ、『魔刃剣(マナフランベルジュ)』をすべて斬る。

 

 ……えぇ、マジかぁ。これは……出し惜しみせず戦ったほうがいいな。

 

 そう判断した私は、奥の手の一つを発動する。

 

「──魔法《ディヴァイン・決戦聖域(グラディエイト)》、《ディヴァインアロー・シャインレイン》!」

 

 『神聖魔法』の《ディヴァインアロー》と同じ効力を持った大小豊かな光り輝く玉が飛び、ティーダを襲う。

 

 それと同時に私は両手に二本の『魔刃剣(マナフランベルジュ)』を創り二刀流で斬りかかる。

 

 私はティーダは斬り合いながら魔法が当たるように誘導しようとしたが失敗し、ティーダは私の魔法《ディヴァイン・決戦聖域(グラディエイト)》と《ディヴァインアロー・シャインレイン》を避けきった。

 

「ふっ、ふふふっ! その神聖魔法、速さ、人間のトップクラスだなぁ! やはり、君は相応しい!!」

「そうっすか! 褒められるのは少し嬉しいっすね!!」

「だが──」

 

 ティーダは右手で私を殴ろうとしてくる。

 

 私は『魔刃剣(マナフランベルジュ)』で防御するが、バキッという音とともに『魔刃剣(マナフランベルジュ)』が折れた。

 

「はぁ!?」

 

 これ結構硬いはずなんだけど!?

 

 剣を折られた私は殴打の衝撃で後ろに吹っ飛ぶが、ティーダはそんな私の隙を見逃さず攻撃してくる。

 

「──ッ!」

 

 私は自分の靴に『魔刃剣(マナフランベルジュ)』の刃のみを生成し、今の私の勢いを利用してティーダに回転蹴りを食らわせ、左腕を切り裂く。

 

「……んー、いい反撃だ。けど、それぐらいじゃ終わらないよ。なにせ、こっちはモンスターだ」

 

 ティーダは余裕そうにしているが、まだ終わらない。

 

 今蹴ったときにティーダの体内に私の『魔刃剣(マナフランベルジュ)』の欠片を入れておいた。

 

 そして、そこから『魔刃剣(マナフランベルジュ)』を何本も創ると──

 

「……なッ!?」

 

 ティーダの体内から沢山の魔力の刃が飛び出してくる。

 

 けど、こんな簡単に守護者(ガーディアン)を殺せるとは思っていない。

 

「──カッ、カハ、ハハッ、カナワナイナ……。ハヤサト、ギリョウモマケテル。コウイウバアイは、マほう、魔法で対抗しよう」

「リエルッ! 今っすッ!!」

 

 本命は、リエルだ。

 

「ああッ! ──《ゼーア・ワインド》!!」

 

 ティーダは《ゼーア・ワインド》で吹き飛ばされるが死なず、詠唱が完成した。

 

「フ、フフッ。──マホウ《心異・闇洗(ヴァリアブル・カーズ)》」

 

 その魔法を唱え終えた瞬間、私の視界に黒いカーテンがかかる──ことは無い。

 

「──魔法の効果を『反転』」

 

 【星の理】を使い魔法の効果を『反転』することで、効果が治療に変わる。

 

「──なッ!?」

「──《ファイアフライ》!!」

 

 驚いたティーダに向かってリエルが《ファイアフライ》を使って目くらましをして、その隙に私はアルティの炎の壁を『反転』する。

 

 すると炎の壁は冷たくなり、一瞬で消滅した。

 

 後は逃走するだけなんだけど……。

 

「フフッ。逃げてもいいが、私に背を向けたらどうなるか、しっかりと理解しているみたいだね。さァ、二回戦だ……!」

 

 速さは完全にティーダが上……さっきのリエルの《ファイアフライ》はもう使ったし、あのティーダに同じ手が通じるとは思えない。

 

 さて、どうしようか。

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