このすば×DOD 復活の紅と破滅の蒼 作:ワンちゃんファンクラブ会員
「なあ……お前、辛そうじゃぞ」
「ふっ……なに異国の小僧。小僧も我と同じだな」
「選べや…此処で死ぬか、いつの日か俺とハデに散るか」
「契約しろとな。良かろう……」
ある日。そこで蒼い龍と1人の少年との間で契約が結ばれた。その後、少年と共に蒼い龍は何処かに消えた。
此処は異世界。地球とは異なる世界であり、魔法やファンタジーが存在する所である。此処は地球で若く亡くなった人々を異世界転生として特典を与えて、転生……生まれ変わった訳では無いので厳密に言うと肉体を再生させて+すんごい武器やすんごい能力を授けて異世界に飛ばすという物だ。
地球では多くの若者が憧れる異世界転生ファンタジー。そんな異世界ファンタジーあるあるを体験したが、実質的に転生特典を与えられなかったと言っても過言ではない少年が居た。
「アクア!!どうするんだよ!!」
「私だって知らないわよ!!ヒキニート!!なんで私のゴッドブローが効かないのよ!!ぶよぶよ脂肪のカエルなんてもう嫌よ!!」
その少年はサトウカズマ。哀れな少年であり、迫り来るトラックから女の子を庇おうとすればトラックに轢かれて死亡……ではなくトラックとトラクターを勘違いしてトラクターをトラックと思い込んで轢かれたと思ってショック死した哀れなニートの少年である。
そんなカズマには転生特典は存在しない。本来なら転生者はすんごい武器やすんごい能力を授けられるのだが、カズマは転生担当の女神に色々とボロカスに言われてしまい、腹癒せにその女神であるアクアを転生特典に選んだのだ。しかし、いくら女神がチート?でも冒険は困難を極めた。
武器を買うお金もなく、レンタル品は壊したら悲しく弁償だ。そこで、カズマとチート特典である女神のアクアは日々日雇いのバイトで賃金を稼いではその日その日を生き延びる事が出来た。しかし、カズマとアクアは冒険者であり……ある程度の賃金が貯まれば武器屋でカズマは初心者向けの片手剣、アクアは魔法使いやプリーストの使う杖を購入。その武器を用いて、冒険者のお仕事……クエストに向かった。だが、カズマとアクアは何かから逃げている。一応、カズマの片手剣は血と血油で真っ赤に染まっており、アクアはどういう訳かベトベトの粘液に被われている事から何かと戦い……少なくとも何かを倒したようだ。
「ひっ!!来た!?」
「アクア!!逃げるんだよ!!それか、お前囮になれ!!その間に、俺があのカエルを倒す!!」
「嫌よ!!ヌメヌメはもう嫌よ!!」
「「ゲコゲコ」」
カズマとアクアが引き受けたクエストはジャイアントトードと呼ばれる巨大なカエルの討伐。カズマが暮らしていた世界の地球ではカエルと呼ばれる両生類は小さかった、カズマの良く知るカエルは手のひらサイズだった。しかし、この世界のカエルは物凄く大きく、大きさは牛や豚等の家畜は勿論のこと人間を丸のみにすることが出来る大きさをしている。
このジャイアントトード。繁殖力も高く、数が多い。殺しても殺してもキリがなく、繁殖期には多くの老人や子供、家畜が行方不明に成っており……ジャイアントトードに食べられたとも言われている。
耐久としての肉質だが、ぶよぶよした弾力のある皮膚と豊富な皮下脂肪のお陰か打撃にめっぽう強い。その代わり、剣や槍等の武器は良く通じるためか経験値稼ぎの冒険者に良く狩られる。だが、数が多いのと丸のみされると食道でメキメキと絞められる為か冒険者でも死者が出ることが多いモンスターだ。なお、これでも初心者用のモンスターであり、お肉は高値で取引される。
「ひっ!!食われ……」
そんなジャイアントトード。カズマはアクアが飲み込まれた隙をついて、ジャイアントトードを倒すことが出来た。それも2度もだ。しかし、今のカズマではアクアが丸飲みされ……ジャイアントトードが食道でアクアを絞めて胃に納めようとする間に脳天に剣を突き刺して殺すことしか出来ない。
そして、今……2匹のジャイアントトードがカズマとアクアを標的に狙い、大きな口を開ける。
そんな時だった。草原に巨大な影が映る。それは巨大な鳥……いや違う、長い尻尾がある。まるで、神話やカズマの世界ではゲーム等に出てくるドラゴンであった。
その瞬間、ブジュゥゥ!!と血潮が吹き出して、カズマとアクアを食べようとした2匹のジャイアントトードは真っ二つに切り裂かれ、物言わぬ動かぬ肉片と成り果てた。血潮をもろに浴びてしまったのか、赤いトマトのように真っ赤に成ってしまったカズマとアクア。その2人は恐る恐る、後ろを振り向いた。
「人?」
そこには深紅の髪をした少年と青年の間の歳をした少年が立っていた。少年は右手にカエルの血で真っ赤に染まり、血がしたたり落ちる刀を握っている。だが、その刀から血がある程度したたり落ちたのか刀身の色が明らかになる。その刀は青色だった。
少年は刀を軽く振るい、刀身にこびりついた血を飛ばす。その血がカズマとアクアの顔面にこびりつくが、気にしてはいけない。
「ひっ!?」
カズマだろうか?アクアだろうか?どちらでも良いだろう。悲鳴が聞こえる。何故なら、2人と少年の間にあるカエルの亡骸、その亡骸の断面から半分ほど消化された冒険者と思われる男の亡骸が顔を見せていた。半分ほど消化され、頭はぐちゅぐちゅに溶けて頭蓋骨が露に成っており……カズマはその場で吐いてしまった。
「うげぇぇぇ!!」
「カズマしゃん!?オロロロ~」
そしてアクアももらいゲロをしたのであった。
「しかし、お前達……どこのもんぞ?初めて見るな」
少年はゲロを吐くカズマとアクアを見下ろしながらそう告げた。彼は普段から物騒な物や人の生き死に慣れているのだろうか?カズマとアクアがげろった人の溶けた亡骸を見ても特に反応がない。
「まあ、冒険者は簡単にくたばる仕事よ。生き死に馴れな、出来ないぞ?身を引くのも考えたらどうだ?」
少年はそう告げカズマ達に背中を見せる。少年の視線の先には無数のカエルが涌き出ており、腹を空かせているのか少年やカズマとアクアに向かって一目散に地面を蹴っては跳んでくる。
「アンタ……名前は!?」
「俺か?俺はカムイだ。そんじゃ……チェストォォオオオ!!」
少年はカムイと名乗り、地面を蹴っては瞬時に消える。その瞬間、次々とカエル達の身体が鮮血と共に切り裂かれて次々に肉片に変わっていく。
「やれ、ゼルエル!!」
カムイがゼルエルと叫ぶ。すると、爆炎が何処から飛来して他の生きていたカエル達を瞬く間に焼き尽くしてしまったのだ。
「なんだ?」
「ギャァァァ!?カズマしゃん!!カズマしゃん!!なにあれ!?」
爆炎でカエルを焼き払った存在は直ぐに分かった。その存在はカムイの直ぐ側に着地し、口から軽く炎が漏れた。間違いない、その何かは大きな翼を持つドラゴンだった。しかし、カズマが生前にカードゲームやファンタジーゲームで見たようなドラゴンと違ってか……腕と翼が一体化しており翼竜とも見えるだろう。されど紛れもなくドラゴンだ。
『カムイ。このカエルは食べて良いか?』
「良いぞ。だが、少しは残しておけ、えのころ飯にすっからな」
ドラゴンはカムイから確認を取り、真っ黒に焼けたカエルを大きな顎で咀嚼して食べ始めた。
このドラゴンはゼルエル。カムイが契約したドラゴンであり、蒼い色をした龍である。
冒険者 カムイ。年齢 16歳。冒険職 契約者、ドラゴンライダー。レベル38。
契約代償 繁殖能力(レベル上げにより改善は可能?)。つまり、種無しである。契約同調 心臓を交換して契約を結んだ存在と命とレベルを共有する代わりに恩恵を受ける。
カズマ「頭の可笑しいヤヴェー奴らばっかりだ」
これはカズマがDODとDOD3のヤヴェー奴らと関わり、常識人故にメンタルが追い込まれる?物語である。
次回はオリ主とワンちゃん+ガブリエラDXとの出会い
ガブリエラのおっさん、好きだわ。オカマキャラに外れは無し!!
カムイパーティーとカズマパーティー合体させる?
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させる!!
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時々絡むぐらいで良いべ
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同居で良いんじゃない?
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狂喜のカイムパーティーと