このすば×DOD 復活の紅と破滅の蒼   作:ワンちゃんファンクラブ会員

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王子、大暴れ


復活の紅、かつてウタウタイと呼ばれた少女達

この世界では魔王の恐怖に怯えており、日々魔王軍と魔王軍からの進行を食い止める王国軍+冒険者達の戦いが行われている。冒険者はモンスター達の戦いやダンジョン探索は勿論のこと、魔王軍とも戦わなければならないのだ。とは言え、魔王軍との戦いは義務ではなく、自主制だ。だが、多くの冒険者は参加するだろう、何故なら魔王軍との戦いに参加すれば王国から多額の報酬が貰えるだから。

それに、現地民の冒険者は聞かされていないが……転生者の冒険者は転生される時に「魔王を倒せばどんな願いでも1つ叶える」と女神達から教えられており……その願いを叶えるためにも魔王軍と戦っている人々が居るのだ。

 

王都付近の空を低空飛行しながら赤いドラゴンが、1人の男を背に乗せながら火炎を吐きながら魔王軍のモンスターと人間を骨すらも残さずに燃やし尽くした。

 

「ぐぅぅあああ!!」

「嘘だろ……赤いドラゴン……そんな間違いない、ヤツだ……ヤツだ……ヤツが現れた!!」

 

その赤いドラゴン……いや正しくは赤いドラゴンの背に乗る二十代前半の男を見て魔王軍は震え上がった。それもその筈だ、その男は今までも戦場に現れては魔王軍を恐怖のどん底に陥れながら快楽に満ちた顔で魔王軍の人間を斬り殺し、魔王軍のゾンビ等のアンデッドを壊し、魔王軍のモンスターを肉片に変えてきたのだから。

 

「カイムだ……殲滅王子のカイムが来たぞぉぉおお!!」

 

1人の魔王軍の男が叫ぶ。その瞬間、赤いドラゴンの背中から1人の男が大地に飛び降りた。男は背中から両手剣を軽々と抜刀して右手に構えると、一閃。たった一振の一閃、その一撃で周囲の魔王軍の兵士は破壊されて血渋きを上げながら動かぬ肉片に成り果てた。

 

「…………」

 

彼はカイム(Aルート、DOD2)。かつて元居た世界を相棒……というか嫁でもある契約相手である赤いドラゴンことアンヘルと共に救った救世主。そして同時に、封印の女神と成ったアンヘルの封印が変えられた事でアンヘルを救うために世界に喧嘩を売った男でもある。

なお、彼は嫁であるアンヘルと共に「最近、若い子でも転生する子少ないから英雄であるアンタとドラゴンで行ってきて。最盛期の姿に戻すから」とアクアに言われてアンヘルと共にこの世界にやって来たのだ。なお、最盛期の為か肉体年齢は二十代で失った片目も健在だ。しかし、契約の代償で言葉を発する事が出来ない。

 

「ひっ!?」

 

だが、敵を殺した手応えを両手剣越しに感じたカイムは笑みを浮かべた。この男、実は快楽殺人者でもあるのだ。冒険者に成れば合法的に魔王軍の人間&モンスターを殺すことが出来るので、本人はノリノリで両手剣を片手で振るう。

 

「コイツ……笑ってやがる!!なんなんだよ……なんで人を殺しておいて笑ってられるんだよ!!」

 

バッサバッサと切り捨てられる魔王軍の兵士やゾンビ。魔王軍をほぼ単独で追い詰めるカイムは薄ら笑いを浮かべており、1人の兵士を脳天から真っ二つに切り裂いた。

 

「お前……楽しんでるだろ!!人殺しをおよ!!」

 

1人の青年が両手剣を構え、カイムに突撃する。この青年、実は転生特典を与えられた転生者である。転生者も魔王を倒せば願いを叶えると教えられているが、もう何百年……何千年と魔王は倒されておらずそれどころか幹部すらも倒せていない所を見ると、詐偽も良いところかも知れない。いや、本当だとしても魔王を倒せる可能性は限り無く低く……転生者の中には青年のように魔王軍に所属して自分の欲望に忠実に生きる者も居るのだ。

 

(だったらなんだ?魔王軍のダニ)

 

言葉を発する事は出来ないが、思う事は出来る、口パクなら出来る。カイムは口パクでそう告げると、両手剣を両手で握る。そして、目にも止まらぬ切り上げで転生者の上半身と下半身は永久的にサヨナラし、転生者は何が起きたのか分からずに上半身だけと成って大地に転がった。

 

「あがぁぁぁあ!!いだい!!いだいよぉおお!!おがぁーさん!!おがぁーさん!!」

 

この世界にはレベルという概念が存在しており、レベルが上昇すると能力が上昇して生命力も向上する。そのお陰か、上半身だけと成った転生者は死にたくても死ねず、地面を転がる。だが、無慈悲にカイムが転生者の頭部を踏み潰した。

 

「嘘だろ……魔剣レーヴァテインの担い手が一瞬で?」

 

「レベル50越えの天才だったのに……」

 

転生者の死で狼狽える魔王軍。

 

(もうおしまいか?ダニども)

『もうおしまいか?ダニども……だそうだ』

 

カイムの言葉をアンヘルが代弁し、アンヘルがカイムの側に舞い降りる。さあ、楽しい殲滅戦の続きを行おう!!

なお、カイムさん……DOD3のウタ無しのウタウタイの皆さんよりデフォルトの戦闘力が高いそうだ(公式設定)しかも契約者に成る前である。貴方、本当に人間ですか?

 

(キルゼムオォォオオル!!)

 

その後、その場の魔王軍は壊滅した。

 

そんな大暴れするカイムさんを援護しながら、2人の人物が居たのだ。

 

「ああ……カイム。ほどほどにしてください」

 

と告げるのは金髪で長身、全盲の男。彼はレオナール。かつては妖精と契約し、契約して代償として視力を喪った常識人でありカイムの合法的虐殺に頭を抱える人物だ。

しかし、レオナールは常識人で誰とも敬語で話すのだが……彼はショタコンでありホモだ。そう、ペドフィリアのショタコンである。ショタに物凄く性的に興奮する男であり、ショタを守りたい気持ちと犯したい気持ちが半々であり、己の性癖故に苦しむ善人である。

なお、冒険職はアークウィザードだが他節棍を武器として使う近接も出来る魔法使いである。強い、あとショタを遠くから危なげに(意味深)見てるとか。なお、出身ルートはDルート……宇宙一カッコいいショタコンの勇姿を見せたルートである。

 

「カイムおじちゃん!!私の分残してね?私、魔王を倒してセントと再会したいから!!」

 

と言うのは水色の髪をし、下着マフラーのようなファッションをしたボーイッシュな少女。彼女はトウ、アンヘルとカイムの時代より昔……ウタウタイという女神が存在した頃の人物であり、そのウタウタイその者だ。しかし、死んで此方に来てからは花の影響は無いのか少し弱体化している。なお、出身ルートは鬼畜音ゲーエンド。

腕力が異常発達しており、外見によらず大剣をぶんぶんと振り回して敵をバッサバッサと切り裂くのだ。

 

「おばちゃんも聞いてる?」

『誰がおばちゃんだ……全く。カイム、お前もマナを育ててから子供には甘くなったな……』

 

なお、カイムにはもう1人仲間が居るのだが……その仲間はアリオーシュという未亡人のエルフ。しかし、アリオーシュはショタとロリを食べてしまいたくなるバーサーカーであり、幼子を食べて自分のお腹に戻そうと考えるカリバニズムヤバいヤツである。なお、先日に憲兵に捕まり近日釈放予定。

 

 

 

 

 

 

一方のカムイ。彼はドラゴンの機動力も有ってか、とある町を拠点にしている。その町はアクセル、始まりの町だと言われており、多くの冒険者やチート特典持ちの転生者が旅を始める拠点でもあるのだ。当然ながら、転生してきたカズマとアクアもこの町を拠点にしているのである。

 

「カムイもパーティーを組んだらどうだ?」

「パーティー?」

 

そんなアクセルの冒険者ギルド。冒険者ギルドはざっくりと言えば町役場と食堂に宿舎、更には職業斡旋所に冒険者へのクエストの斡旋も行っている複合施設だ。

食堂は24時間体制でオープンしており、何時でも美味しい食事を食べることが出来る。そんなギルドの食堂で食事を食べながら、カムイは1人の冒険者と話を行っていた。

男はユーリック。プラチナブロンドのイケボな青年であり、腰パン(ギリギリ物が見えない)という時代を先取りしたようなファッションの男であり……なんと死神と契約した契約者で代償は死……つまり不死身である。ユーリックは生前、蒼いドラゴンに乗っていた青年と行動を共にしており、そんな青年と同じく蒼いドラゴン ゼルエルと契約したカムイを青年と重ねてしまい……たまにお節介をやいているのだ。

 

「そうだ。いくら君が契約者で相手がドラゴン、その上……君の代償は日常生活や戦闘には支障がないとは言え……冒険は何が起こるか分からない。

あのカイムだってパーティーを組んでるし、君もこれからの事を考えればと思ってね」

「俺の代償、俺の家の事を考えれば余りにも大きすぎるぞ?」

「そういや、君は島国の領主の出だったな。確かに血を遺さなければ成らないのは重大だ」

 

契約者の代償は基本的にその人間が最も大事な物となる。カイムは肉声、カムイは生殖能力(立つ事は出来る)、レオナールは視力(視姦してたから)等々だ。因みに契約でハゲた男も過去に居たとか。

 

「どうやって誘えば?」

「掲示板にパーティー募集の貼り紙を貼れば良いよ。正し、君の場合はゼルエルが居るから、ゼルエルが居ても大丈夫と注意書きが必要だね」

 

パーティーに誘うためには直接声をかける事も大事だが、掲示板に貼り紙を貼るのも手である。その際は募集しているパーティーメンバー、このパーティーにはどんな冒険職の人が所属しているとか、こんな人に来て欲しい等を書けば良いのだ。

 

「ほうほう」

「だけど……1つ気を付けないといけないぞ。それは寄生冒険者と呼ばれる人達だ」

 

ユーリックは警告するように教えてくれた。寄生冒険者とは、強い人が居るパーティーに入っては報酬だけもらい……寄生虫のように戦闘には全く参加しない冒険者の事である。

 

「そんな寄生冒険の人も居るから、気を付けるんだ」

「わかった」

 

 

 

「まあ、こんな物で良いだろう」

 

その後、ユーリックの指示でパーティー募集の貼り紙を完成させたカムイ。なお、募集条件は『ゼルエルを受け入れてくる人』ただこれだけである。

ドラゴンは他人が見れば立派な化物だ。そんなドラゴンを受け入れてくれる人なら、誰とでも良かった。

 

そんな貼り紙を掲示板に貼るカムイとユーリック。すると、隣では同じ様にパーティー募集の貼り紙を貼る金髪ミドルヘアーの美少女が居たのだ。その美少女はちっぱいだが、歳はカムイと同世代だろう。

 

「マナ?いや、そんな筈は……歳は違うが、似すぎだな」

 

かすかに小さな声……聞き取れないぐらいの小さな声でユーリックはそう告げた。

その金髪美少女はユーリックが生前、共に旅をしたマナという女性と瓜二つと言う程に似ていたのだ。まあ、年齢の関係上……胸は発展途上だが。

 

「マナとは私の事か?残念だが、別人だ」

 

その金髪美少女はそう言いながら、此方を振り向いた。金髪美少女の額にはギリシャ数字でⅠと痣が有ったのだ。

 

「悪いね、お嬢さん。知り合いに余りにも似てたものでね。俺はユーリック、此方はカムイさ」

「カムイだ。おまんさんは?」

「私はワンだ」

 

美少女はワンと名乗った。なお、ワンが貼った貼り紙もパーティー募集の物のようで『ガブリエラを化物と呼ばないヤツなら歓迎』と書かれていた。

 

「ガブリエラ?」

「ゼルエル?いや……まさかな」

 

カムイとワンがそう告げ、どちらもパーティーを募集しているようなので2人とユーリックはギルドの裏庭に移動する。そこでは……

 

『カムイ。飯は未だか?我は腹が減って死にそうだ、早く何かを喰わせろ』

 

早くクエストで何かを食べたい蒼いドラゴン ゼルエル。そして……

 

『あら、ワン。その人間達がどうかしたのかしら?』

 

黒い鱗に紫の爪を持つドラゴン ガブリエラが待っていた。なお、ガブリエラは女性のような言葉で話すが……声はおっさんボイス、つまりオカマである。

 

「私と同じくパーティーを募集していた冒険者だ」

『あら、そうなの!!この臭い……まさか、そこの坊っちゃん!!このドラゴンと心臓を交換したのかしら!?禁忌の術よ!!』

 

心臓を交換する……契約の儀式の事だろう。それを行った事を見抜いたガブリエラは哀れむように、頭を抱えた。

 

「おう!!お陰で俺は2度と子供が出来ん。家は俺以外の男系は死んだ、断絶はほぼ確定だろうよ」

『誇るべき所じゃないわよ。最も大切な身体機能を喪うのよ?良く考えなかったのかしら?』

『しなければ我と小僧は死んでいた。それだけよ』

 

カムイの代わりにゼルエルが告げる。

 

『そう……なら私はその事に関して何も言わないわ。で?ワン、合格かしら?』

「ああ、彼等はガブリエラの事を怪物や化物と呼ばない。彼等も私達と似たような境遇だろう」

 

どうやらワンとガブリエラはカムイとパーティーを組んでも良いようだ。

 

「じゃあ、俺も入ろうかな?君達2人を見るとあの2人を思い出してね」

 

そしてユーリックもパーティーに入る意思を見せる。彼としては生前の仲間二人を思い出させるカムイとワンが心配なのだろう。

 

「なら決まりぞ」

 

ここに一先ずだが、ドラゴン2頭、契約者2人、ウタウタイ1人のパーティーが結成されたのだった。

 

 

 

 

 

 

30分後。

 

『なんか食わせろ』

「君のドラゴンは大食いだな。さっき、豚の丸焼きを食べたばかりだろ」

 

アクセル周辺の上空。ゼルエルとガブリエラがパートナー+ユーリックを乗せて飛んでおり、適当なカエルを見付けては狩りを行ってはメンバーの腕前を確かめようとしていた。

 

「エクスプロージョン!!」

 

その時だった。その言葉が聞こえてきた瞬間、地面の方で大規模爆発が発生する。余りの衝撃にゼルエルとガブリエラは爆風でバランスを崩しかけてしまう。何事かと思い、下を見ると……

 

爆裂魔法と呼ばれる一撃必殺を使うロリっ子魔法使いが魔力を使い果たし、俯せで倒れている。その側では装備の変わっていないカズマが立ち尽くしており、少し離れた所では上半身をカエルに飲み込まれたアクアがビクンビクンと痙攣していた。

 

「めぐみん!!」

「あっ……ちょっ……へびゅ!!」

 

カズマにめぐみんと呼ばれた少女、爆裂魔法を放った魔法使いもカエルに丸飲みされてしまい……ゆっくりと胃袋に納められていく。

 

「「「…………」」」

『『…………』』

 

「あっ!!お前はえーと、確かカムイとゼルエルだよな!!助けてくれ!!」

 

ゼルエルとガブリエラを見上げ、カズマは大声で助けを叫ぶ。その後、アクアとめぐみんは救助された。ただし、血液と粘液でヌメヌメに成ったとか。

 

 




DOD2で出てくるメインキャラは基本的にユーリックだけですね、Cルート設定ですから。

そういや、DOD3の使徒って鳩だけど転生出来るの?

カムイパーティーとカズマパーティー合体させる?

  • させる!!
  • 時々絡むぐらいで良いべ
  • 同居で良いんじゃない?
  • 狂喜のカイムパーティーと
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