ダンガンロンパシンフォニア〜ボクの愛と希望の法廷〜   作:パルティアン

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CHAPTER3 学級裁判 前半

エレベーターを降りるとみんなは無言でそれぞれの席に着く。

ボクもゆっくりと深呼吸をしみんなをぐるっと見回す。その表情には不安と覚悟が宿っている。

言村さんはどこか不思議な雰囲気のある人だった。たまに会話が噛み合っているのかどうか不安になるときもあった。だけど優しい人だった。靏蒔さんはしっかり者だった。それ故にクレイグクンなんかとはぶつかることもあったけどみんなのことを大切に思ってくれている人だった。

そんな2人が殺された。この中の誰かの手によって。ボクはその犯人を赦すことは出来ない。必ずこの手で見つけ出してみせる。

3度目の学級裁判の幕が今切って落とされる。

 

 

 

コトダマ一覧

【モノトラファイル3)

1人目の被害者は“超高校級の数学者”言村香奈。死亡推定時刻は午前1時半頃で死因は首を絞められたことによる窒息死。死体発見現場はゲームセンターのプリクラの中。

2人目の被害者は“超高校級の弓道家”靏蒔由衣。死亡推定時刻は午前7時頃で死因は首を絞められたことによる窒息死。死体発見現場はメイクサロン。

 

【プリクラ)

この中で言村の死体が発見された。

入口からゲームセンターの最奥のダンスゲームにまっすぐ向かう途上にある。

 

【床の血痕)

プリクラの写真機の周辺と筐体の外の床に血液が垂れていた。

犯人のものではないかと思われる。

 

【言村の爪)

言村の右手の爪に血液の付着した皮膚片が詰まっていた。

言村の遺体には目立った外傷は見られない。

 

【言村のハンカチ)

生前の言村が母親からプレゼントされ、大切にしていたハンカチ。

肌身離さず持っていたものが行方不明になっている。

津田によると縁には彼女の名前が英語で刺繍されているらしい。

 

【ゲーム大会の順位表)

昨日のゲーム大会の順位表。総合成績と各ゲームの結果が張り出されている。

集計はクレイグの他に言村と鏑木が担当していた。その際言村は自身の運動神経のなさを嘆く発言をしていたようだ。

 

【防犯カメラの映像)

1時20分頃にゲームセンターへと入っていく言村の姿が映っていた。

その前後の映像を見ても言村以外にゲームセンターに出入りした人物は映っていなかった。

 

【防犯カメラ)

クレイグが倉庫にあったビデオカメラを改造して作った。

ゲームセンターの入口に設置してある。

映像は資料室のパソコンから見ることが出来る。

 

【インターバル)

無理矢理映像データを資料室のパソコンに送るように改造した結果1時間に5分ほどデータの処理のためにカメラが映像を録画できない時間が出来てしまった。

インターバルに当たるのは毎時25分から30分頃。

このことを知っているのはカメラを改造したクレイグとカメラの設置に立ち合った深見、速瀬、津田、伊達の計5名。

 

【手の痕)

靏蒔の喉に付いていた痕。手で首を絞めたものと思われる。

言村の首にも似たような痕跡が残っており、2つの痕の大きさはほぼ同じであった。

 

【両腕のアザ)

靏蒔の両腕にアザが見られた。骨折している可能性もある。

位置は両腕とも同じ位置に見られ、手首から約20cmほど離れた位置にアザがあった。

 

【首の汚れ)

靏蒔の死体の首にうす橙色の粉末が付着していた。

化粧品ではないかと考えられ、似たような粉末がメイクサロンの鏡台と床に散らばっている。

 

【ファンデーション)

メイクサロンのバックヤードに置かれていた。

箱から2つなくなっている。

同じケースが1つメイクサロンの床に落ちていた。

 

【鷹岡の証言)

昨日ジムに行った際にダンベルがいくつか無くなっていた。

 

【血塗れの布)

メイクサロンのゴミ箱から発見された。大きさから見てハンカチではないかと思われる。

縁には「ana」と刺繍が入っている。

 

【雷文の証言)

昨晩、深夜の3時にならないくらいの時間に喉が渇いて目が覚めたためキッチンに飲み物を取りに行こうと寄宿舎の部屋を出た。その際寄宿舎のどこかの部屋から焼き肉の匂いがしてきた。

 

【化粧品)

津田によるとメイクサロンに置かれているそこそこ高級なもの。

ポーチにまとめて入れて置かれていた。内容は下地、ファンデーション、アイブロウ、アイシャドウ、マスカラ、チーク。

また津田によるとフェイスパウダーが足りていないらしい。

 

【木田の証言)

靏蒔に頼まれて化粧を教えた。

その際化粧の手順と必要な道具をメモにまとめて靏蒔に渡した。そのメモは洗面所の鏡に貼られていた。

 

【津田のケガ)

今朝から津田は左手に包帯を巻いている。

理由を聞いても答えてくれない。

 

 

 

【学級裁判開廷】

 

「3度目になるが一応説明をしておくぜ。オマエラには今回の殺人事件のクロが誰かを議論してもらう。そして誰か1名をクロとして指名してもらう。正しいクロを指名した場合クロのみがおしおきだ。逆に誤ったクロを指名した場合、クロ以外の全員がおしおき、本物のクロは晴れて自由の身だ。」

「ちょっと待って、裁判の前に1つ確認しておきたいことがあるんだけどいいかな?」

「ほう、津田、その確認しておきたいこととは何だ?」

「今君は学級裁判で“今回の殺人事件のクロが誰かを議論してもらう”って濁した言い方をしたね?でも今回は一応被害者が2名いるわけだ。となるとクロも最大2人いることになるわけだ。その場合ボク達はどちらを殺したクロを指名すれば良いのかな?2人ともかい?」

「そこに気付くとは中々やるな。その賢さに免じて教えてやろう。今回は先に発見された方の被害者を殺したクロを指名してくれ。」

「先に発見されたというのは?」

「先に死体発見アナウンスが流れた方だ。」

「なるほど、了解した。」

「前提条件も揃ったところで議論を始めてくれ。」

 

先に死体が発見された方、か。モノトラの言う基準に合わせるならばつまり言村さんを殺した犯人を見つけろ、ということだな。

 

 

 

議論開始

 

ライモン「先に死体が発見されたのってどっちだ?」

 

 

ダテ「確かちょうど某と深見殿が」

 

 

ダテ「靏蒔殿を発見したときに【最初のアナウンス】があったでござる」

 

 

ツダ「確かその時は2人しかいなかったという話だったね」

 

 

カブラギ「…つまり先に発見されたのは」

 

 

カブラギ「【言村】ということだな」

 

 

キダ「ならばまずは言村さんの死因からですわね」

 

 

タカオカ「モノトラファイルによると香奈の字は窒息死だから…」

 

 

タカオカ「香奈の字は【紐で絞められて】殺されちまったってワケか」

 

 

確か彼女の首にはあの痕跡が残っていたはず…!

 

【手の痕)→【紐で絞められて】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「鷹岡クン、それは違うんだ。」

「違うってなあどういうこったい?」

「言村さんの首には手の痕が残っていたんだ。だから彼女の死因は恐らく、」

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.ロープによる絞殺

 

2.毒による呼吸困難

 

3.手を使った扼殺

 

→3.

 

「これだ!」

 

 

 

「彼女の死因は恐らく“扼殺”だ。」

「薬ってことか?」

「そうじゃないよ。字が違うんだ。分かりやすく言うと手で首を絞めて殺したんだ。」

「ホントかよ…。」

「…言村の首には手の形にアザがあった。手で絞められたと考えて良いだろう。」

 

とりあえず彼女の死因はこんなところか。

 

「あ、質問質問!香奈の奴は何であんなとこで殺されてたんだ?」

「なんで、って言うと?」

「モノトラファイルを見ると香奈の死亡推定時刻は夜の1時半頃って書いてあんだろ?だとしたらなんであんな時間にゲームセンターになんかいたんだ?」

「ああ、そういうことか。じゃあ次はそれについて議論していこうか。」

 

 

 

議論開始

 

ハヤセ「なんで香奈はあんな時間にゲームセンターにいたんだ?」

 

 

カナヤ「日中のゲーム大会で」

 

 

カナヤ「『忘れ物』でもしたんじゃないか?」

 

 

ダテ「確かに彼女は抜けてそうではござるが…」

 

 

カブラギ「…わざわざあの時間に行く理由はないな」

 

 

クレイグ「ゲームの『特訓』、とかだったりして」

 

 

タカオカ「確かにスポーツ系はひどかったな」

 

 

ツダ「必ずしもゲームが目的とは限らないんじゃないかい?」

 

 

ツダ「例えば誰かと『待ち合わせ』していた」

 

 

ツダ「とかね」

 

 

もしかしたらあのときのことが関係しているのかも…?

 

【ゲーム大会の順位表)→『特訓』

 

「それに賛成だよ!」

 

 

 

「クレイグクン、それだよ。」

「あ、やっぱり?」

「彼女は鷹岡クンも言ったとおり運動系のゲームがトコトン苦手だった。だからその特訓のためにゲームセンターに来たんじゃないかな。実際、そういうことを言っていたらしいし。ね、クレイグクン。」

「そうなのよ。昨日のゲーム大会、途中まで得点の集計を俺ちんの他に鏑木ちんと言村ちんが手伝ってくれてたんだけどさ、その時言村ちんがもう少し運動しよう、ってなことを言ってたんだ。」

「…そう言えばそんなことを言っていたな。」

「言村さんの発言も踏まえると彼女の目的は…」

 

 

「調律が必要ですわね。」

 

 

「何か引っかかることがあった?」

「ええ。ですから一曲お付き合い願えますか?」

「うん、もちろん。」

 

 

 

反論ショーダウン

 

「貴方方は先ほど」

 

 

「言村さんはゲームの特訓のために」

 

 

「ゲームセンターにいたとおっしゃいましたが、」

 

 

「それこそ深夜でなくてもよろしいのでは?」

 

 

「日中の方が身体も元気で」

 

 

「練習になると思いますのに」

 

 

-発展-

 

「でも実際あそこにいたんだ」

 

「他に彼女があそこにいた要因がない以上」

 

「そう考えるしかないじゃないか!」

 

 

「しかし他のジャンルならともかく」

 

 

「運動系のゲームなら」

 

 

「余計に1人でいた理由が分かりません」

 

 

「ゲーム自体が競ったり対戦したり、」

 

 

「【相手が必要なものばかり】です」

 

 

「やはり彼女の目的は【ゲームの特訓ではなく】」

 

 

「他の理由であそこにいたのではありませんか?」

 

 

いや、彼女の目的はゲームの特訓だったはずだ。それはあの証拠が証明してくれる!

 

【プリクラ)→【ゲームの特訓ではなく】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!」

 

 

 

「いや、やっぱり言村さんの目的はゲームの特訓をすることだったはずだよ。それは彼女が発見された場所が示しているんだ。」

「彼女が発見された場所、というと…。」

「プリクラ、だったな。」

「そう、彼女はプリクラの筐体の中で発見されたんだ。」

「いや、でもよプリクラん中じゃ運動できなくねえか?」

「大切なのは彼女がプリクラの中で発見されたことそのものじゃないんだ。その発見された場所がゲームセンターの中においてどの位置にあったか、ってことなんだ。」

「プリクラがどこにあったか?」

「うん。プリクラのある場所は入口からまっすぐ進んでとあるゲームに向かう途上にあるんだ。」

「とあるゲーム?」

「うん。」

 

 

 

閃きアナグラム

 

Q.入口からプリクラを通り過ぎてまっすぐ向かった先にあるゲームとは?

 

〔だ〕〔ん〕〔す〕〔げ〕〔ー〕〔む〕

 

→ダンスゲーム

 

「これだ!」

 

 

 

「ダンスゲームだよ。入口からまっすぐ進んでプリクラを通り過ぎたその一番奥。そこにはダンスゲームがあるんだ。」

「ダンスゲーム…。確かにそれなら1人でも運動できますわね…。」

「つまり香奈さんはダンスゲームで運動するためにわざわざ夜中にあそこにいたわけだ。」

「深夜にわざわざ行ったのは誰かの目に付くのが恥ずかしいから、とかそんなところだったんじゃないかな。タダでさえ昨日運動が極端に苦手なことをボク達みんなに見られたばかりだったしね。」

「犯人は言村があそこに来る可能性を読んでゲームセンターで待ち伏せをしていた、という訳か。」

「そういうことになるね。」

「あれ、ちょっと待てよ?そもそも現場はゲームセンターだったんだよな?つうことはよ、犯人なんてすぐに分かんじゃねえか!」

「おい、竜の字、そいつはホントか!?」

「ほら、アレだよ。オレ達にはアレがあるじゃねえか!」

 

もしかして雷文クンが言っているのって…

 

 

 

証拠提出

【防犯カメラ)

 

「これで証明するね!」

 

 

 

「雷文クン、それって“防犯カメラ”のことだよね?」

「おうそれだ!」

「そんなのついてたのか!?」

「…速瀬、お前は設置に立ち合ってたはずだが…?」

「あれ、そうだっけ?」

「……もういい…。」

「とにかくよ、あの映像を見りゃ犯人が分かるはずだっ!!」

 

 

 

議論開始

 

ライモン「ゲームセンターの入口には」

 

 

ライモン「防犯カメラが【設置されてた】」

 

 

ライモン「あの映像を見りゃ」

 

 

ライモン「【犯人がわかる】じゃねえか!!」

 

 

クレイグ「そりゃ妙案だ」

 

 

カブラギ「…確かにカメラの映像なら」

 

 

カブラギ「クレイグの仕込んだソフトで」

 

 

カブラギ「【細工も不可能】だ」

 

 

ハヤセ「けってーてきなしょーこってやつだな!」

 

 

確かあの映像に映っていたのは…。

 

【防犯カメラの映像)→【犯人が分かる】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「それがそうもいかないんだ。」

「何でだよ!!」

「ボクもそう思って捜査時間中に資料室のパソコンから防犯カメラの映像を調べて見たんだ。だけどそこに映ってたのはたった1人だけだった。」

「じゃあソイツが!!」

「…たった1人…?」

「なるほど、そういうことですの…。」

「おい、どういうこってえ!?」

「落ち着いて、今説明するから。その映像に映っていた1人ってのはね、」

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.言村

 

2.靏蒔

 

3.津田

 

4.鏑木

 

→1.

 

「これだ!」

 

 

 

「言村さんだったんだ。」

「なっ!」

「よく考えてみれば当たり前の話だ。被害者はゲームセンターに自らの足で向かった。つまり映像に奴の姿が映っているのは当然だ。」

「でもそいつは変だぜ!!?なんで言村はゲームセンターで死んでたのに殺した犯人が映ってねえんだよ!!?」

 

 

 

議論開始

 

ライモン「言村はゲームセンターで死んでたんだ!」

 

 

ライモン「じゃあ何で映像に」

 

 

ライモン「【犯人が映ってねえ】んだよ!!?」

 

 

ツダ「カメラの『画角に穴があった』のかな?」

 

 

クレイグ「いんや、きちんと誰かが通ったら」

 

 

クレイグ「全員映っていたハズだ」

 

 

ハヤセ「分かったぞ!」

 

 

ハヤセ「犯人は実は超高校級の『透明人間』だったんだ!!」

 

 

カナヤ「何を言っているんだ…?」

 

 

ダテ「何か映らない『裏技』があった」

 

 

ダテ「と考えた方がまだ筋が通るでござるな…」

 

 

アレを活用すればカメラに映らないことは可能なはずだ。

 

【インターバル)→『裏技』

 

「それに賛成だよ!」

 

 

 

「伊達クン、それだ。犯人はカメラに映らない裏技を使ったんだ。」

「そんなものがあるのか?」

「うん、防犯上の観点から一部の人しか知らなかったんだけどね。」

「その裏技って何だ?」

「あのカメラにはインターバルがあるんだ。」

「インターバル?」

「詳しくはカメラを作ったクレイグクンに説明してもらおうか。」

「おっけー。まずそもそもだ。あのカメラは防犯カメラじゃない。倉庫にあったビデオカメラを俺ちんが改造して作ったんだ。じゃあ俺ちんはどんな改造をしたでしょうか、深見ちん!」

「ボクっ!?」

 

えっと確かクレイグクンが行った改造は…。

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.画角を広げた

 

2.パソコンに映像を送れるようにした

 

3.データ容量を広げた

 

→2.

 

「これだ!」

 

 

 

「たしか、資料室のパソコンに映像を送れるようにしたんだったよね?」

「その通り!でもさ、そもそもあのビデオカメラはデータを別の端末に移す前提で作られてなかったんだ。そんなカメラを無理矢理改造したからちっと不具合が生じちまった。」

「…不具合、とは…?」

「それが深見ちんの言うインターバルさ。1時間に5分、データをパソコンに送る処理のために撮影機能をストップしちまう。」

「つまりその5分間だけは映像がない、という訳ですね。」

「そういうこと。毎時25分から30分あたりがちょうどそこにあたる。」

「それを知っていたのは誰だ?」

「まずはカメラを作った張本人である俺ちん。あとはカメラの設置に付き合ってくれた深見ちん、速瀬ちん、津田ちん、伊達ちんの4人には俺ちんなりの誠意として教えてあるぜ。まあ、速瀬ちんは忘れちまってそうだけど。」

「あはは、わりい。」

「…つまり最大5人がこの事件の犯人になり得る、という訳だな。」

「ですがここから絞るのは大変ですわよ。犯行時刻は深夜1時半、誰もアリバイなんてありませんわ。」

「それはそうでござるな…。」

 

 

 

議論開始

 

キダ「犯行時刻は1時半…」

 

 

キダ「犯人ではない人も【眠っていますわ】」

 

 

ダテ「つまり誰も【無罪を証明できぬ】…」

 

 

クレイグ「カメラの映像にも」

 

 

クレイグ「【これ以上の手掛かりはねえ】しなぁ」

 

 

ライモン「つっても後何があるよ?」

 

 

ライモン「現場とかか?」

 

 

タカオカ「だがあそこにゃもう【何も残ってねえぞ】?」

 

 

カブラギ「…現場百遍、」

 

 

カブラギ「捜査の基本ではあるがな…」

 

 

あそこを見てみればまだ何か残されているかも…!

 

【床の血痕)→【何も残ってねえぞ】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「まだ現場には検討していない痕跡があったはずだよ。」

「そりゃ何でい?」

「床の血痕だよ。プリクラの写真機の周辺と筐体の周りの床には血痕が残されていた。これが事件の真相に近づくためのヒントになっているハズだよ。」

「しかし普通に考えたらそれは殺された言村殿のものではござらんか?」

「いやそれはないんだ。だって言村さんは…」

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.外傷がなかった

 

2.血液が青い

 

3.サイボーグ

 

→1.

 

「これだ!」

 

 

 

「外傷がなかったんだ。彼女の死体には傷がなかった。つまり床にこぼれていた血痕が言村さんのものだとは考えられないんだ。」

「…それは検死を行った私も証言しよう。」

「じゃあ一体誰があんなところで出血したんだ?」

「“犯人”じゃないかな。」

「犯人ん!!?」

「うん、そうとしか考えられない証拠も残されているよ。」

 

言村さんではなく犯人が出血したと考えられる証拠、それは…!

 

 

 

証拠提出

【言村の爪)

 

「これで証明するね!」

 

 

 

「言村さんの爪を見てほしいんだ。」

「言村の爪?」

「彼女の右手の爪には血液の付着した皮膚片が詰まっていたんだ。」

「えっとお、つまり?」

「彼女は何者かの肉体を強く引っ掻いたってこと。」

「なるほど!」

「そして彼女の死体に傷がない以上言村さんに引っ掻かれたのは今生きている中の誰か、もっと言うと犯人である可能性が高い。言村さんを殺そうとして抵抗を受けた犯人は彼女に引っ掻かれ、出血してしまったんだ。」

「…そういうことか…。」

「じゃあ犯人はケガしてるってことか!」

「うん、そしてそれは手の可能性が高い。犯人は被害者の首を手で絞めている。そしてその手をはずそうとして引っ掻いたと考えられるからだ。」

「ならば手をケガしている者を探せ、という訳だな。」

 

 

 

議論開始

 

ハヤセ「犯人は【ケガしてる】ってことか!」

 

 

カナヤ「しかも手である可能性が高い」

 

 

クレイグ「だけどそんな奴いたかぁ?」

 

 

クレイグ「【ケガ人なんて思いつかねえ】ぜ?」

 

 

ダテ「それに加えて」

 

 

ダテ「防犯カメラの【インターバルを知っている者】」

 

 

ダテ「という条件もあるでござるよ」

 

 

カブラギ「…そう考えると」

 

 

カブラギ「かなり条件が狭いな…」

 

 

ライモン「だあーっ!!」

 

 

ライモン「そんな条件に当てはまる奴なんて」

 

 

ライモン「【ホントにいる】のかよーー!!?」

 

 

たった一人、その条件に当てはまる人物がいたはずだ。

 

【津田のケガ)→【ケガ人なんて思いつかねえ】

 

「………。」

 

 

 

「…クレイグクン、たった1人だけこの狭い条件に当てはまる人物がいるよ。」

「おいおい、マジかよ…!」

 

その人物は…。

 

 

 

 

 

指名しろ!

【ツダマリナ】

 

「キミしかいない!」

 

 

 

 

 

「真理ちゃん、キミだよ。」

「…っ!」

「真理ちゃん、キミは左手に包帯を巻いているね?そのケガを腱鞘炎のようなものだってごまかしたけれど、本当は違うんじゃない?」

「……。」

「おい、真理奈!何とか言えって!疑われてんだぞ!!」

「このケガは……。」

「おいおい、ホントにこりゃ当たりか?」

「そんなワケっ…!!」

「然れど今上がった条件に当てはまるのも事実…。」

「本当に、津田さんが犯人だということですの…?」

 

口々に困惑の声が上がる。当たり前だ。ボクだってまだ信じられない。彼女が犯人だなんて。これまでの学級裁判において大切な検死役を務めてくれた彼女がボク達を裏切ろうとしていたなんて。

そしてその中心にいる真理ちゃんは一言も言葉を発さない。

困惑の渦がこの裁判場をぐるぐるぐるぐるとかき混ぜるように渦巻いていた。

 

 

 

【裁判中断】

 

「くんくん、くんくん。」

 

 

「え、一体何してるかって?」

 

 

「嗅ぎ取ってるのさ、絶望の匂いを。」

 

 

「え、どんな匂いかって?」

 

 

「ぐぷぷ…。」

 

 

「血と脂汗と悔し涙の匂い」

 

 

「だったりしてな…。」

 

                    ・

                    ・

                    ・

 

【生存者】

超高校級の探偵          深見優(フカミユウ)

超高校級のレーサー        速瀬マハ(ハヤセマハ)

超高校級のバスケットボール選手  雷文竜(ライモンリュウ)

超高校級の外交官         金谷秀征(カナヤシュウセイ)

超高校級の医者          津田真理奈(ツダマリナ)

超高校級の歴史学者        伊達小十郎(ダテコジュウロウ)

超高校級の大工          鷹岡筋次(タカオカキンジ)

超高校級の???         鏑木麗(カブラギレイ)

超高校級のハッカー        クレイグ・ホワイトバーチ

超高校級のバイオリニスト     木田結弦(キダユヅル)

 

残り10人




まずはここまでで前半終了!学級裁判も混沌を極めております。深見君達はこんな状況からどう真実を見つけ出すのか…?乞うご期待です!


それでは今回の設定裏話です!今回は前作同様、「超高校級の○○」をやっていこうかなと思います!本人達のコメント付きです!そして今回のテーマは「超高校級の好物」と参りましょう。

深見優→紅茶
「捜査資料を見ながら飲むこともあるかなぁ。」

速瀬マハ→ファストフード全般
「速いはウマいだ!」

雷文竜→ラーメン
「バスケの後のラーメン、これが最高なんだ!」

金谷秀征→サラダ
「あまり脂っこいものは好かん。」

羽月翔子→お姉ちゃんのクッキー
「良く作って食べさせてくれたんだー。」

津田真理奈→あっさりしたもの
「さすがに患者さんの前で濃いものを食べる気にはならなくてね。」

伊達小十郎→ずんだ餅
「地元の銘菓でござるしな。」

鷹岡筋次→肉
「やっぱ肉食わねえとエネルギーが足りねえよ!」

言村香奈→ケーキ
「糖分摂って頭を回すのだー。」

美作奏→ピリッと辛いもの
「あの刺激がたまらないっすよ!」

鏑木麗→サンドイッチ
「…手軽なもののほうが好みだ。」

泊直哉→味噌汁
「日本人ですしね。」

クレイグ・ホワイトバーチ→カロリー○イト
「簡単な栄養補給代表っしょ!」

靏蒔由衣→焼き魚
「一番食べていてホッとするな。」

大地真英→ポップコーン
「映画でも遊園地でもどこででも食べてる内にね。」

木田結弦→ブドウジュース
「よく海外でも食事会に呼ばれるのですが、その時によく飲みますわ。」


とみなさんの好物はこんな感じな模様です!意外なものとかもあったでしょうか?
さてさて、次回は学級裁判後編、真実へ向けて駆け抜けていきましょう!それではまた次回!

前作の反省を生かして早々に推しのアンケートをしてみたいと思います!

  • 深見優
  • 速瀬マハ
  • 雷文竜
  • 金谷秀征
  • 羽月翔子
  • 津田真理奈
  • 伊達小十郎
  • 鷹岡筋次
  • 言村香奈
  • 美作奏
  • 鏑木麗
  • 泊直哉
  • クレイグ・ホワイトバーチ
  • 靏蒔由衣
  • 大地真英
  • 木田結弦
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